Appleは、年次イベントである世界開発者会議(以下、WWDC)を6月22日よりオンラインで、Apple Developerアプリケーションと Apple Developerウェブサイトを通じ、すべての開発者を対象に参加費無料で開催することを発表しました。また、学生の皆さんが開発者として自身のコーディングの腕前を Swift Playground 作品を通じて披露できるチャンスとして、Swift Student Challengeを開催することも併せて発表しました。今年2020年で31年目となるWWDC(WWDC20)は、世界中の開発者が未来のiOS、iPadOS、macOS、tvOS、watchOS にいち早く触れる機会となります。
WWDC2020初のオンライン無料開催
今回はWWDC31年目にして、初のオンライン開催。例年であれば応募者の中から抽選で約5000人しか参加できませんでしたが、物理的な会場の制約がなくなったことで、史上最高の2300万人ーー155以上の国や地域にわたる開発者コミュニティすべてに向けたセッションとなります。
そして昨年のチケットは約1600ドル(17万円)しましたが、WWDC 2020はオンラインゆえに無料。その意味でも今回は、国境や様々な壁を乗り越えた「最も開かれたWWDC」というに相応しいものです。すべてのOS(iOS、iPadOS、macOS、watchOS、tvOS)の未来を体験できることも謳われています。
学生対象のコンペ「Swift Student Challnge」を開催
これまでアップルは世界各国の学生を対象として、WWDCに参加する機会を提供するスカラシップ(参加費や諸経費を援助)を実施してきました。今年はそれに代えて「Swift Student Challnge」、すなわちSwift Playgroundsを提出するコンペが開催されます。
Swift Playgroundsは iPad と Mac のために用意されている革新的なアプリケーションで、コードを実際に動かして楽しみながらプログラミング言語である Swift が学習できるようになっています。
すでにSwift Student Challnageの応募は可能となっており、締め切りは大西洋時間5月17日23時59分(太平洋夏時間;日本時間では5月18日15時59分)。それまでに、世界中で開発に取り組んでいる学生を対象に、Swift Playgroundで開発した実際に操作して3分以内で内容を体験できるシーンが募集されます。
優秀作品には他では入手できないWWDC20ジャケットとピンバッジのセットを進呈するとのことです。
さらなる詳細は、こちらで案内されています。https://developer.apple.com/wwdc20/swift-student-challenge/(英文)
今後のスケジュールは6月にApple Developerアプリからお知らせ
参加希望者は事前に Apple Developer アプリケーションをダウンロードしておきましょう。WWDC20の開催要項――基調講演、各プラットフォームの指針を示す Platforms State of the Union、セッションおよびラボのスケジュールなどは、6月に入ってから、このアプリケーションを通じてお知らせします。WWDC関連の情報は Apple Developer ウェブサイトおよびメールでもお知らせします。
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