検索
         
  1. スマートウォッチライフTOP
  2. REVIEW
  3. Apple WatchとFitbitの消費カロリー計測の正確さを比較検証!【草むしり編】

Apple WatchとFitbitの消費カロリー計測の正確さを比較検証!【草むしり編】

REVIEW

2020.05.04

消費カロリーのログは機種によってどう違うのか

私(編集部S)はApple Watchユーザーで、Apple Watchにほとんど不満はないのですが、少しだけ気になっていることがあります。それは「消費カロリーをちゃんとログしてくれているのかどうか」ということです。正直に言って消費カロリーログにだけは不満があるからです。

というのも、Apple Watchでの活動ログは「アクティビティ」というアプリで記録していくのですがここには「ムーブ(単位:kcal)」「エクササイズ(単位:分)」「スタンド(単位:時間)」の3つしかありません。

エクササイズは「エクササイズ系のアプリでログを取っている時間」か、Apple Watchが「エクササイズとして認識できる動きをした時間」が記録されます。早歩きをしていた時間などは後者に該当するので、駅まで急いで歩いていた時間などもエクササイズに記録されます。

スタンドは、その1時間の中で座りっぱなしにならず、1分間くらい立って行動すれば「この1時間は立った時間としてクリア」となります。

その2つはわかりやすいのですが、ムーブに関しては少し謎が残ります。
例えば私(編集部S)は自転車で通勤しており、30分くらい一生懸命ペダルをこぐのですが、エクササイズとしてはログされるのですが、ムーブに関しては100kcalくらいしか認識されないのです。10km近く漕いでいて、それなりにスピードも出すのでけっこう汗もびっしょりなのですが、そんなに頑張っているのにムーブ(=消費カロリー)が記録されないなんて、少し悲しくなります。
(スマートウォッチでカロリー消費をログしている方ならこの感覚はわかっていただけると思います)

そこで、日常的な作業をして他のスマートウォッチとどれくらい消費カロリーの差が出るかを検証してみたいと思います。

アップルウォッチとフィットビットで消費カロリーログ比較

検証に使用したのは
アップルウォッチ(Series5)
Fitbit Charge3
の2機種です。

フィットビットチャージ3は、現行のCharge4の一世代前の機種ですが、運動をしっかりトラッキングしてくれる高いコストパフォーマンスを誇るスマートウォッチです。
チャージ3で記録してくれる運動ログは「歩数」「階段(上り)」「距離」「消費カロリー」「エクササイズ時間」の5つです。

庭の草むしりと枝切りが思ったよりも重労働

「日常的な作業」の作業内容ですが、昨今のコロナウィルスの影響もあり公園などでの活動もやりにくいことから、庭の雑草取りと枝切りをやってみることにしました。
訳あってしばらく放置されている庭の草むしりと、伸び放題の桑の木などの枝を枝切りばさみでどんどん切っていきます。

庭作業

作業時間にして実に5時間くらい。
はっきり言って相当疲れました。スマートウォッチでどれくらいの消費カロリーがログされているかわかりませんが、実際の消耗度はランニングで10km以上走ったのと同じくらいだったように感じます。

フィットビットの結果

さて、それぞれの結果ですが
フィットビットの最終消費カロリーが3,416キロカロリー。開始時点での消費カロリーが999キロカロリーでしたから差し引き2,417キロカロリーということになるでしょうか。

●Fitbit開始時点

●Fitbit 1日の終わり

平均的な男性の1日の消費カロリーが2,200キロカロリーだそうですから、まあ納得の数字といえます。

アップルウォッチの結果

対してアップルウォッチですが
最終的な消費カロリーは685キロカロリー。開始時点では122キロカロリーでしたから差し引き563キロカロリーとなります。やっぱり、この数値には納得いきません。

●AppleWatch開始時点

●AppleWatch 1日の終わり

あんなに頑張って、あんなに疲れて600キロカロリー行ってないなんて。。
600キロカロリーは食事量にすると、軽めの昼食一食分でしょうか。
いやいや、そんなわけはないはず。
やっぱりフィットビットで計測したほうの数値を信じたいです。

睡眠計測はどちらも良好

余談ではありますが、この日のぐっすり眠れまして、アップルウォッチ・フィットビットのどちらでも睡眠を計測しましたがかなり良い睡眠だったとログされています。

フィットビットの方はスコアが89と私の中では最高レベルに高い数値。深い睡眠とレム睡眠がバランスよく記録されています。

アップルウォッチの方は「SleepWatch」というサードパーティーのアプリを使用していますが、やはりよく眠れているログが取れています。活動時の平均心拍数と睡眠時の平均心拍数がどれくらい違うかを表示していますが、30%も睡眠時の心拍数が下がっているのでぐっすり眠れていると判断していいでしょう。

実感として疲労度があり、睡眠にもそれが表れているということで、消費カロリーはそれなりに大きなものだっと思われます。
個人的な感想として「消費カロリー計測をアップルウォッチとフィットビットで比べると、フィットビットの方が実感に近い」とまとめてしまっていいと思います。

後日、ランニングでのエクササイズでの消費カロリー比較をやってみようと思います。
次はどんな違いが出るでしょうか。次の記事にご期待ください。

※本記事のリンクから商品を購入すると、売上の一部が販売プラットフォームより当サイトに還元されることがあります。掲載されている情報は執筆時点の情報になります。
     

関連記事


RANKING

  1. Apple Watchのバンドで血圧や心電図が計測可能に? Apple社が38の特許を新たに取得

  2. 羽生結弦、二宮和也、齋藤飛鳥……。Apple Watchを使っている有名人50人を動画・画像付きで紹介します!

  3. 「Xiaomi Smart Band 9 Pro」「Xiaomi Smart Band 9 Active」が新発売

  4. Google Pixel Watch 3とGalaxy Watch7を専門サイトが徹底比較! 勝つのはどっち?

  5. 【2024年版】Apple Watch Series 10の色選びを7000字で専門サイトが解説!

  6. Apple Watchの天気アプリで分かる「UV指数」って何?

  7. Galaxy Watch7使用レビュー。Android向け最強スマートウォッチの最新モデル最新作

  8. Galaxy Watch FEをGalaxy Watch7と徹底比較レビュー! どっちを買うべき?

  9. Google Pixel Watch 3徹底使用レビュー。バッテリーが大幅改善!!【スマートウォッチ専門メディア】

  10. Amazfit T-Rex 3使用レビュー。登山向けスマートウォッチでコスパ最高!

NEW CONTENTS

  1. 「Xiaomi Smart Band 9 Pro」「Xiaomi Smart Band 9 Active」が新発売

  2. Apple Watchのバンドで血圧や心電図が計測可能に? Apple社が38の特許を新たに取得

  3. Amazfit T-Rex 3使用レビュー。登山向けスマートウォッチでコスパ最高!

  4. サブスク不要の高機能スマートリング 『Amazfit Helio Ring』 2024年10月10日(木)から新発売

  5. 新作スマートウォッチ「Redmi Watch 5 Lite」「Redmi Watch 5 Active」販売スタート

  6. SwitchBot気化式加湿器はスマホ操作&自動調湿機能が超便利!【使用レビュー】

  7. 『HUAWEI WATCH Ultimate』にプレミアムなゴルフ機能が追加!新色グリーン10月9日(水)より発売

  8. 大好評のゴルフナビ機能搭載!前モデルより進化した『HUAWEI WATCH GT 5』を10月9日(水)より発売

  9. GTシリーズのプロモデル『HUAWEI WATCH GT 5 Pro』スマートウォッチ を10月9日(水)より発売。

  10. Apple Watchの「GPS」「セルラー」の違いを徹底解説! 【2024年版】

TAG

タグをさらに表示