最近はスマートリングでも製品のバリエーションが増えてきましたが、なかでも注目度が高いモデルの一つが「RingConn(リンコン) 第2世代」
2025年2月18日に、アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake」にて日本上陸し、スマートリング史上日本初となる初日で1,600万円を達成。4月11日時点で、史上最高応援金額1億円を超えるなど、大きな反響を呼んでいます。
本記事ではその使用レビューをお届けします!
4月21日(月)午後10時までに「Makuake」で購入すれば、一般発売価格より大幅な割引で購入できるので、興味のある方はお早めにどうぞ。
なお記事執筆にあたって本製品は提供を受けていますが、広告記事ではありませんので、感想は率直にお伝えします。
ざさっと使った感想としては「とにかく小さくて軽い!」「健康系のデータはバッチリ計測できる」という点が魅力に感じました!
レビューするモデルはこちら
RingConn(リンコン)第2世代
Makuake価格:税込35,725円 〜 *ローズゴールドのみ税込56,050円 〜
定価:税込52,800円 *ローズゴールドのみ税込79,800円
カラーバリエーション:4色(マットブラック / フューチャーシルバー / ロイヤルゴールド / ローズゴールド)
Makuake期間:2025年4月21日(月)午後10時まで
Makuakeでは最大32%OFFでの販売となり、定価の52,800円よりも大幅割引の35,725円で購入できるので、これはお得ですね!
期間は4月21日(月)午後10時までなので、お早めにぜひ。
なお本製品は全国23店舗のヨドバシカメラとヨドバシ.comで4月22日(火) 10:00~先行予約開始、5月15日(木) 23:59から一般販売開始日と発表されています。
ちなみに本モデルを開発したRINGCONN (HONG KONG) LIMITED(本社 : 香港)は、2024年に設立されたヘルステック企業。
2024年夏には、RingConn第2世代を米クラウドファンディング大手のKickstarterで発表し、18,000人の支援者から合計440万ドル(*約6億6000万円)の支援を獲得しています。
主要な機能を一覧表でチェック
では、RingConn(リンコン) 第2世代にはどのような機能が搭載されているのでしょうか?
当サイトが使用しているスマートウォッチの主要機能表を使い、本モデルに搭載されている機能をチェックしてみました。
緑色の部分が搭載している機能で、色のない部分が未搭載の機能です。
この機能表は、1段目と2段目がスマートウォッチによく搭載されている日常の機能、3段目と4段目に健康や運動の機能をまとめているのですが、ひと目見て分かるように、本モデルは健康・運動機能に特化したデバイスです。
リング状のデバイスで、スマートウォッチのようなタッチディスプレイやボタンは搭載していないこともあり、スマホの通知を確認したり、スマホを遠隔操作したりする機能はありません。
一方で、光学式心拍センサー、皮膚温度センサー、3D加速度センサー、血中酸素センサーの4つのセンサーを搭載しているため、健康系の機能は高性能なスマートウォッチと遜色のない揃い具合。
GPSや気圧高度計などは搭載していませんが、ランニング等の日常の運動の計測も可能です。
このあたりの搭載機能は、Galaxy Ringなどのライバルモデルとまったく遜色ありません。
防水・防塵性能はIP68で、水深100mで10分の耐水性があるため、水泳などをしているときも外すことなく使用が可能。
対応するスマートフォンはiOS 14.0以降、Android 8.0以降で、iPhoneでもAndroidでも使用可能となっています。
またスマートリングの中にはサブスクで毎月料金がかかるものもありますが、本モデルは購入後は無料で使えます!
サイズの選び方
そしてスマートリングでキモになるのがサイズの選び方。
サイズ選びを間違ってしまうと、「そもそも指にハマらなくて、買ったけれど使えない」「サイズが小さすぎて着けると痛い」「サイズが緩すぎて健康データを正確に計測できない」というトラブルが生まれるからです。
なおMakuakeでの購入時には事前にサイズキットが届く形なので、安心してサイズを選べます。
一般販売開始後も、ECサイト等でサイズキットを入手したり、ヨドバシカメラ等の販売店舗でサイズの確認ができたりしますので、必ずサイズは確認しましょう。
RingConn(リンコン)第2世代のサイズはアメリカサイズで、6~14の9段階。
なお、他のスマートリングもアメリカサイズのものが多いですが、モデルによってサイズ感は微妙に違うので、RingConn(リンコン)第2世代のサイズキットを利用することをオススメします。
そしてRingConn 第2世代を着ける指は、利き手と反対の「人差し指」が一番の推奨。
人差し指は通常、「より強い動脈血流のため、測定精度を高めることができる」ということが理由だそう。
ただし、RingConn 第2世代は、人差し指、中指、薬指のいずれに着用しても一貫した精度を提供してくれるそうなので、その3本から着用する指を選ぶと良いでしょう。
筆者は8号サイズで薬指に着用しました。
いざ開封!
パッケージや同梱されているものも確認してみましょう。
パッケージはこんな形で白ベースでスタイリッシュ。
スマートリングのパッケージとしては大きめです。
同梱品はリング本体と充電ケース、充電ケーブル、説明書・クイックガイドです。
説明書とクイックガイドには、正しい着用の方法や、リングや充電ボックスのインジケーターランプの色の説明(「青点灯だと充電完了」など)が書かれているので、一通り目を通して置くとよいでしょう。
充電ボックスは開閉可能なフタの着いたケース型。
電池容量は500mAhで、重量は約80g。付属するUSB Type-Cケーブルで充電が可能です。
約120分でフル充電が可能です。
見た目をチェック
素材や大きさ、重量について
では製品の見た目や素材もチェックしていきます。
RingConn 第2世代は軽くて汗に強いチタン合金製。
シンプルに研ぎ澄まされたシームレスなデザインが魅力で、非常にスタイリッシュです。
4色のカラーのうち、フューチャーシルバー / ロイヤルゴールド / ローズゴールドは光沢感のあるカラーですが、マットブラック は名前の通り質感がマット。
筆者はこのクールな感じが気に入ってマットブラックを選びました。
なお肌に接する裏側はエポキシ樹脂で肌触りも良くなっています。
そして、手にとってみると、本当にメチャクチャ軽いです。
重量はサイズにより異なり2~3gで、厚さは2mm、幅は6.8mmです。
「業界最薄・最軽量のスマートリング」という触れ込みも見かけましたが、その言葉に嘘はなさそうです!
筆者は先日まで、重量2.3~3.3g、厚さ2.6mm、幅7mmのGalaxy Ringを着用していましたが、見た目のコンパクトさも軽さmRingConn 第2世代のほうが圧倒的に優位だと感じました。
着用感をチェック
続けて着用感をレポートします。
いま書いたように、このモデルはスマートリングとしては非常に小さく、軽いです。
スマートリングというデバイスは「スマートウォッチよりも小さくて邪魔にならない」というのが大きなウリですが、実は邪魔になる場面が結構あります。
特に他社のモデルを着用したときは、「意外とデカくて悪目立ちする」「手に何かを持つと食い込んで痛かったり、当たって邪魔だったりする」というのが大きな欠点だと感じていました……。
ただ、このRingConn 第2世代については、邪魔に感じる場面はほとんどありませんでした!
なので、着用感の良さは業界随一のレベルと言えると思います。
バッテリーの持ち具合は?
みなさんが気になるであろう、バッテリーの持ち具合についても、公式発表のデータと、実際に使用したときの減り具合をお伝えします。
ブランド公式のデータだと
サイズ6号〜7号:最大10日間使用可能。
サイズ8号〜11号:最大11日間使用可能。
サイズ12号〜14号:最大12日間使用可能。
という非常にロングバッテリーなスペックが公開されていました。
そして実際に使ってみると、筆者の場合は丸一日ちょっと使って13%くらいバッテリーが減る感じでした。
つまり、8日くらいは充電無しでも過ごせそうな感じです。
こうしたバッテリーのスペックは、公式表記よりも短くなるのが割と普通なので、公式表記にかなり近い数字は優秀といえます。
1週間ほど充電しなくて良いのは、本当に大きな魅力ですね!
付属の充電ケースを併用すれば、最長150日のバッテリーになります。
健康の機能をチェック
健康関連の機能も確認してみましょう。
リングにはディスプレイ等はもちろん搭載されていないため、計測したデータはRingConnのスマホアプリで確認します。
トップに表示される「心身のバランス」で今の身体の状態が分かる!
まず画面トップには、四葉のクローバー型のチャートで以下の4つのデータが100点満点で表示されます。
・睡眠(眠りの深さ、急速眼球運動、覚醒状態など)
・バイタルサイン(心拍数、血中酸素濃度、皮膚温度、呼吸など)
・活動(歩数、消費カロリー、立っていた時間など)
・リラックス状態(心拍数、心拍変動、活動データなどから算出)
簡単にいえば、この四角形のチャートが大きくなればなるほど、より健康な状態ということ。
視覚的に今の自分のコンディションがパッと分かるのは良いですね!
なお、上の画面でも分かるように、日本語のフォントや翻訳に危うい部分があるのは少し難点に感じましたが、こうした点はアプリのアップデートで改善していく可能性があるとのこと。
iOSアプリのアップデートの完了は4月末を予定しています。
睡眠データはかなり詳細!
では一つ一つのデータを見ていきましょう。
まずは睡眠から。
筆者はこの日、子供が夜中に起きたりしたこともあって4時間半しか眠れなかったので、49点というヒドい点数になっています。
カフェインやアルコールを減らすことなど、快適な睡眠のためのアドバイスも合わせて記載されます。
そして睡眠ステージもきっちり分析してくれています。
「急速眼球運動」というのは、一般的には「レム睡眠」を指すものだと思うので、このあたりはわかりやすい言葉に修正してほしいなと感じました。
一方で睡眠中の心拍数や心拍変動、血中酸素濃度、呼吸数、皮膚温度などは、かなり正確に測ってくれている印象でした。
呼吸の変動についてはDeep Learning技術に基づき、90.7%の精度で検出可能とのことです!
血中酸素濃度は高性能なスマートウォッチでもおかしな値が出ることが多いのですが、このモデルは97~99くらいの数字がしっかり出続けていて、信頼性は相当高そうです。
手首に装着するスマートウォッチとは異なり、スマートリングは指の薄い皮膚と豊富な毛細血管を利用してトラッキングを行うため、正確性が高いわけです。
また睡眠時に呼吸が浅くなるリスクを計測してくれる機能もありました。
本モデルは医療機器ではありませんが、睡眠の健康度合いをセルフチェックするうえでは、こうした項目があるのも有り難いですね。
歩数や消費カロリーもきっちり計測
「活動」の項目では歩数や消費カロリー、中高強度の活動時間が円状のチャートで表示。
Apple Watchのアクティビティリングに近いもので、こちらも非常に見やすいです。
また立っていた時間や、1日の中の活動強度のグラフなども表示してくれます。
健康を維持するうえでの最低限の運動をしたい方には、これらの項目は便利に感じるでしょう。
日中の心拍数や血中酸素濃度も自動計測
バイタルサインの項目では、先述のように心拍数、血中酸素濃度、皮膚温度、呼吸などのデータを確認可能。
血中酸素濃度のデータは、日中になると少し外れ値も出てきますが、それでも精度は高いほうだと感じます。
心拍数のグラフはこんな形。
子供を保育園に送りに行ったときや、夕方に軽くランニングをしたときに数値がググっと上がっているのが分かります。
ストレスの項目で分かること
「ストレス」の項目では、心拍変動のデータなどをもとに、ストレス値が正常な範囲に収まっているのかを教えてくれます。
この数値は低ければ低いほど良い……ということのようです。
筆者は「正常」の範囲から外れたことはなかったですが、外れた場合は要注意です。
なお、ここに書いたもの以外の健康管理の機能だと、女性の場合は月経周期を予測してくれる機能あり。
また、アプリの「AI健康計画」という項目を設定すると、自分の毎日の健康データをもとに、毎週月曜日に次の週の健康目標を自動で生成してくれる機能もあります。
このあたりは、長く使うほどに使い勝手が増していきそうです!
運動の機能をチェック
ワークアウトなどの運動関連の機能も確認してみましょう。
このモデルは上で説明してきた健康管理の機能がほぼ全てなのですが、運動についてはランニング、サイクリング、ウォーキングの計測が一応可能(ランニング、サイクリングはインドアのものも計測可)。
ただ計測するにはスマホを持ち出して、スマホのRingConnアプリから計測開始の操作をする必要があります。
そうやってスマホを持ち出して10分程度のランニングを計測した結果が以下になります。
位置情報のデータは連携しているスマートフォンから取得したもの。
では、このデバイスで何が計測できるのかというと、運動中の心拍変動です。
こんな形で心拍数の変動がグラフ化されて表示されます。
170を超えるような数値も出ていたので、ちょっと数字が高すぎる気もしますが、おおむねどの程度の心拍ゾーンで走っていたのかを把握するには便利です。
これ以外に計測できるデータはないので、この運動計測の機能は、「スマホを持って走るだけよりは、少しだけ便利になる」程度に考えておいたほうがいいでしょう。
まとめ
こんな形でしばらく使ってみました。
使ってみての感想としては、やはり着用時のストレスがほとんど無いのが何より素晴らしいと感じました!
睡眠記録デバイス、健康把握デバイスとして、この小ささ・軽さ・邪魔にならなさは驚異的で、この着用感の良さは、Oura RingやGalaxy Ringを着用してきた筆者としても「業界ナンバーワンじゃないか?」と感じました。
また健康系のデータを豊富に取ってくれるのも良いところ。
アプリの表示がより見やすく改善されたら、使い勝手はさらに増すでしょう。
そしてMakuakeでは税込35,725円~という、スマートリングとしては安めの価格設定で購入が可能なので、予算を抑えてスマートリングを購入したい人にも本モデルはオススメです!
●執筆者:スマートウォッチライフ編集部
日本初のスマートウォッチのウェブメディア。編集部には50本以上のスマートウォッチがあり、スマートウォッチ・Apple Watchの選び方や入門者向けの記事を多く配信しています。日本唯一のスマートウォッチ専門ムック本『SmartWatchLife特別編集 最新スマートウォッチ完全ガイド』(コスミック出版)を出版したほか、編集長はスマートウォッチ専門家としてテレビ朝日「グッド!モーニング」や雑誌『anan』(マガジンハウス)にも出演。You Tube「スマートウォッチライフ」(チャンネル登録者7000人程度)でも各種レビューを行っています!
当サイトのおすすめ記事のリンク
Apple Watchの使い方のテクニックや、購入検討に役立つ記事の一覧はこちら!