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Amazfit Helio Ring 使用レビュー|サブスク不要のスマートリングの実力とは?

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2025.01.30

米国で話題になったOura Ringだけでなく、様々な製品が登場している指輪型のデバイス「スマートリング」。

クレジットカードのタッチ決済機能を搭載したモデルもありますが、主流なのは心拍数や睡眠などの健康管理機能に強いモデルです。

そのなかから今回は、スマートウォッチで人気のブランド「Amazfit」からリリースされた「Amazfit Helio Ring(アマズフィット ヘリオ リング)」をレビューします!

なお本製品はブランド側から提供を受けていますが、広告記事ではありませんので、感想は率直にお伝えします。

Amazfit Helio Ring 製品概要

 

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日本国内では2024年10月10日(木)より販売。

希望小売価格は49,900円(税込)です。

なおAmazfitは中国発のブランドで、2024年通年の日本国内におけるウェアラブルデバイス(スマートウォッチ&バンド)出荷台数で、第5位を記録。

家電量販店やショッピングモール等でも見かけることが多いスマートウォッチブランドの1つです。

2014年以降、全世界で2億台以上のスマートウェアラブルデバイスを出荷しており、世界的に見ても巨大なブランドといえます。

なので、信頼できるブランドの製品と考えて間違いありません。

サイズについて

バンドでサイズ調整ができるスマートウォッチとは違い、リング型のデバイスは購入後のサイズ調整が不可能。

なので自分にピッタリ合ったサイズを選ぶことが大事になります。

装着する指は人差し指が推奨で、人差し指が合わない場合は中指や薬指でもOK……とされています(親指はモニタリング精度が低いので避けるべきとのこと)。

Amazfit Helio Ringは米国基準(USサイズ)8、10、12の3種類を用意。

上記のサイズ表で自分の実際の指周りの円周と、リングの内径をを照らし合わせて適切なサイズを選ぶことになります。

Amazfit製品は大手家電量販店や時計専門店で販売されているので、店舗の在庫を確認のうえ、実機を装着してみるのが一番間違いない方法といえます。

Amazfit製品 取扱店舗
https://www.amazfit.jp/pages/shoplist

なお筆者は指のサイズを計測して、それに一番合いそうな10号を取り寄せました。

結果、人差し指だとやや装着感が緩めで、気をつけないと外れそうな感じでしたが、中指には根本にピッタリフィットしたので、中指に装着しています。

サイズ展開が3つしかなく、小さめの8号だと人差し指でもキツそうな感じだったので、10号を選んで正解だったかなと感じます。

なので通販で購入する方は、「自分の人差し指、中指、薬指のそれぞれを計測して、いずれかにピッタリ合いそうなサイズを選ぶ」という形だと失敗がなさそうです。

なお筆者は167cmとやや小柄な男性なので、大まかな傾向で言うとそれより小柄な方や女性は8号、大柄な男性は12号が合う可能性が高そうです(指が細めの人、太めの人は合うサイズがない可能性もあるので要注意です!)。

主要な機能を一覧表でチェック

当サイトが使用しているスマートウォッチの主要機能表を参考に使い、このスマートリングに搭載されている機能をチェックしてみましょう。

緑色の部分が搭載している機能で、色のない部分が未搭載の機能です。

この機能表では、1~2段目が日常生活や仕事で使用する便利な機能、3段目が健康の機能、4段目が運動の機能を並べているのですが、健康関連の機能がメインで、運動も一部計測できるモデルだということが分かると思います。

スマートウォッチに搭載されている通知機能や、ディスプレイを使った機能、決済機能などはリング型デバイスには当然搭載していないので、このリングは「健康管理デバイス」と認識するのがやはり良いと思います。

具体的な搭載機能を見ていくと、心拍数、血中酸素濃度、体表温度などのデータをこのリングでは取得可能で、睡眠計測ももちろん可能。

そして歩数、消費カロリーの計測もしてくれて、プールでの水泳に対応するだけの防水性(10ATM=100m防水)も持っています。

このような機能はスマートリングの代表格のOuraリングとほとんど変わりません。

なお、ワークアウトの計測をする際はスマートフォンのZEEPアプリでの操作が必要で、計測できる種目はランニング、ウォーキング、サイクリング、トレッドミルのみ。

位置情報の記録は連携したスマホで行う形になります。

なので運動計測の機能は「スマホを持ってランニングやウォーキングをするとき、心拍数などを正確に測ることができる」程度に考えておくといいでしょう。

なおスマートフォンはAndroidでもiPhoneでも使用が可能です。

バッテリーの持ち具合は?

みなさんが気になるであろう、バッテリーの持ち具合についても、公式発表のデータと、実際に使用したときの減り具合をお伝えします。

ブランド公式のデータだと「最大4日間」とされていますが、実際に使ってみると丸一日使って30~35%程度減る感じでした。

なので「最大4日間」という公式データよりは気持ち短めですが、そう大きな違いはない印象でした。

多くの方は3日に1回程度の充電でストレスなく使えるはずです。

なお心拍数のモニタリングの頻度を上げたり、睡眠、ストレス、血中酸素濃度の計測項目を増やしたりすると、バッテリーの減りの頻度は上がりますので、使い方によって持ち具合は変動するといえるでしょう。

いざ開封!

パッケージや同梱されているものも確認してみましょう。

リング型のデバイスなのでパッケージは非常にコンパクトです。

充電器はこのような台座型のものが同梱されています。

非常にコンパクトなもので、付属するType-Cケーブルや市販のType-Cケーブルで接続が可能となっています。

見た目をチェック

素材や大きさ、重量について

見た目や素材もチェックしていきます。

素材は軽量なチタン合金を採用(肌に触れる内側は樹脂素材)。

いやらしいギラギラ感もなく落ち着いた風合いで、シンプルで高級感のあるリングに仕上がっています。

先に書いたように防水性もしっかりありますし、金属製で耐久性には優れたデバイスと言えるでしょう。

寸法は幅が約8mm、厚さが2.6mmです。

この厚みの中に心拍センサー、温度センサー、EDAセンサー、加速度センサー、ジャイロスコープなどが入っているのは凄いですが、やはり一般的な結婚指輪等と比べると相当に分厚く、幅もしっかりあります(そのため見た目のスマートさには欠けるともいえます)。

重量はサイズにより変わりますが、8号の場合は3.65g、10号は3.75g、12号は3.85gとなっています。

重さについては着用していても特に気にならないので、この着用感の軽やかさはスマートウォッチにはない大きな魅力だといえます。

リング型のデバイスなので、もちろん物理ボタンやディスプレイなどはありません。

装着感をチェック

装着感もチェックしていきます。

先に書いたように非常に軽いので、つけ心地の重さは全く気になりません。

一方で「大きさ」は色々と気になる場面があります。

結婚指輪などは指に付けていても邪魔になりませんが、こちらのリングはそれなりに大きいため、

・食器を洗っているとカチャカチャと接触する

・料理をするときも、まな板や食材に当たるのが気になり、小さな食材の破片などは指輪と指の間に入りそうになる

・重いものを持つと左右の指から圧力がかかって痛い(※筆者が中指に付けているため)

・自転車のハンドルを持つときなども、リングの接触がやや気になる

などを気がかりに感じました。

特に人差し指ではなく中指に装着すると、左右の指からリングが挟まれる形になるため、重いものを持つときは多少の傷みを感じました。

棒状のものを握ると「リングが指に干渉する」「隣の指との間で圧迫される」などが気になる場面も

なお筆者の場合は利き手とは逆の左手の中指に装着していますが、これを利き手に付けると物を持つ際に接触することも増え、より干渉が気になる場面は増えると思います。

上に書いたように洗い物をするとき、料理をするときなどは邪魔に感じるので筆者は外していました。

一方で睡眠中は全く装着しても気にならないので、睡眠計測のデバイスとしてはスマートウォッチ以上にお手頃に感じました。

健康の機能をチェック

健康関連の機能も確認してみましょう。

このデバイスは、本当にさまざまな健康データを計測してくれるのですが、デフォルトで「コアメトリクス」として表示される主要データは上記のもの。

なお色が緑色になっている部分は結果が良好で、赤色になっている部分は注意が必要……と考えるといいでしょう。

筆者の場合、このスクショを撮った日は、子供が深夜に何度も起きてしまったせいで、睡眠がボロボロ(5時間程度、浅い睡眠しかできず)。

そのため睡眠は赤色になっていましたし、メンタル(日中の気分、集中力、エネルギー)の項目も赤色の状態になっていました。

つまり、ここに表示されている数値は体感にかなり近いものだったといえます。

心拍数、血中酸素濃度、皮膚温度、呼吸数、そして睡眠のデータも計測・表示してくれます。

そして、それらのデータをベースに、「身体の回復度合い」「メンタルの回復度合い」といった面白い指標も計測してくれるのがこのデバイスの魅力です。

 

別の項目で「ストレス」というものもあるのですが、こちらは皮膚電気活動(EDA)センサーを通じて、手汗からストレスレベルを測定してくれているとのこと。

睡眠不足で起きたときなどは「中度のストレス」がしっかり計測されていました。

こうした表示や数値は体感と近いため、心や体の健康状態を把握するにはやはり面白いデバイスといえそうです。

なおメンタル&フィジカルの回復度合いをスコア化した「レディネススコア」というものも表示してくれるので、総合的な数値としてはこちらを確認するのが良いでしょう。

 

睡眠については覚醒、REM睡眠、浅い眠り、深い眠りの4段階のグラフを表示してくれて、そこでは心拍数の変化も表示してくれます。

子供に起こされた時間はしっかり「覚醒」になり、手洗いまで少し歩いたりした時間は心拍数も上がっていたので、きっちり計測をしてくれている印象です。

なお睡眠関連の他のデータでは、睡眠時心拍数や、睡眠時無呼吸症候群リスクも計測をしてくれます。

その他のデータとしては「ハートヘルス」の項目から心拍数、安静時心拍数、血中酸素濃度、心拍数の変動などのデータをグラフで閲覧が可能。

血中酸素濃度などは90を下回るようなおかしな値が出ることが少なく、一般的なスマートウォッチより正確に計測をしてくれている印象でした。

運動の機能をチェック

ワークアウトなどの運動関連の機能も確認してみましょう。

運動の機能については、先述のようにスマホのアプリから計測開始の動作が必要で、「ランニング、ウォーキング、サイクリング、トレッドミル」のみ計測が可能。

今回はサイクリングを計測してみました。

GPSは連携したスマホ(iPhone)のものを利用する形で、位置情報の軌跡も記録することができます。

やはり心拍数を計測できる点が、スマホにはない運動計測機能の魅力と言えるでしょう。

心拍数についてはグラフで詳細なデータを閲覧可能。

また心拍ゾーン別の割合を確認することもできます。

高性能なスマートウォッチの運動計測ではごく普通の機能ですが、スマホのみでランニング等を計測している人にはありがたい機能に感じるでしょう。

またGoogle Fit、Apple Healthというスマホ公式のアプリのほか、adidas Running、Strava、komoot、Reliveなどのランニング系アプリとも連携することが可能です。

そのほかトレーニング効果なども表示してくれます。

スマホを持ち歩かなければ計測ができない点は難点ですが、スマホ+αで計測項目を増やせる点は魅力に感じました。

また消費カロリーや歩数などもしっかり計測してくれていて、消費カロリーの項目を見ると、外を出歩いて買い物をしていた時間などは「スローウォーキング」と記載せれていたりしたので、日常レベルの移動や歩行もそれなりに正確に計測してくれている印象です。

まとめ

こんな形でしばらく使ってみました。

やはり機能のメインは健康関連のもので、サブスク不要で多くの健康データを気軽に取得できる点は大きな魅力に感じました。

またスマートウォッチ以上に軽くて小さいのも魅力ですが、記載したように付ける指や使用法によっては邪魔に感じるタイミングもあるため、その点は注意が必要です。

そして、日本ではまだまだ信頼できるスマートリングの製品は少ないため、Amazfitというスマートウォッチの世界的ブランドが出している本製品は、やはり計測精度には信頼が置けると思いました。

健康管理のスマートリングの購入を考えている方は、是非候補にいれてみてください!

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※本記事のリンクから商品を購入すると、売上の一部が販売プラットフォームより当サイトに還元されることがあります。掲載されている情報は執筆時点の情報になります。
     

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