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9月16日(月)から提供開始のwatchOS 11の新機能&対応のApple Watchモデルまとめ

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2024.09.10

Apple Watch Series 10、Apple Watch Ultra 2の新色発売と近いタイミングで、9月16日(月)から提供がスタートするwatchOS 11。

Apple Watch Series 10、Apple Watch Ultra 2の新機能のように報じられている一部機能は、このwatchOS 11の新機能だったりすることも多いです。

また、このwatchOS 11は、Apple Watch Series 10、Apple Watch Ultra 2以前の旧モデルでも利用可能だったりします。

そこで本記事では、

・watchOS 11が対応するApple Watchのモデル

・watchOS 11の新機能

を分かりやすく解説していきます!

watchOS 11が対応するモデルは?

watchOS 11が対応するApple Watchのモデルについては、以下のような記述がありました。

・watchOS 11は9月16日(月)よりApple Watch Series 6以降を対象に提供を開始します。ご利用にはiOS 18がインストールされたiPhone Xs以降が必要です。一部の機能は、国や地域またはデバイスによって利用できない場合があります。

……ということなので、基本的にはApple Watch Series 6以降ならば利用が可能ということです!

なので、Apple Watch Series 6以降のモデルを持っていて、watchOS 11の新機能に魅力を感じた方は、「OSアップデートで対応できるから、今年は買い替えなくていいか」と考えるのもアリだと思います。

ではwatchOS 11の新機能は?

新しいバイタルアプリが登場

こちらは、心拍数、呼吸数、手首皮膚温、睡眠時間、血中に取り込まれた酸素のレベルなど、主要な健康指標をすばやく確認可能なものだそう。

そして、上記のような指標のうち2つ以上が通常の範囲から外れている場合、ユーザーには通知が届きます。

そして、これらの特定の指標が、高度の変化、飲酒量、さらには病気など、自身の生活のその他の側面とどう関連している可能性があるか……も伝えてくれるそうです。

心拍数、呼吸数、手首皮膚温、睡眠時間、血中酸素濃度といった指標は、「チェックしてはいるけど、どう変化したら身体がヤバいのか今ひとつ分からない」という人が多いと思うので、こうした機能が登場したのは嬉しい変化といえますね!

睡眠時無呼吸の通知

Apple Watch Series 9、Apple Watch Series 10、Apple Watch Ultra 2は、睡眠時無呼吸の兆候を特定する機能を提供します。

睡眠時無呼吸の兆候を検出するため、Apple Watchは正常な呼吸パターンの中断に関連する睡眠時の手首のわずかな動きを加速度センサーでモニタリングして、「呼吸の乱れ」という新しいApple Watchの指標で記録します。

ユーザーは、ヘルスケアアプリで夜間の呼吸の乱れを確認でき、呼吸の乱れは高いか高くないかに分類され、1か月、6か月、または1年の期間で表示できます。

この機能については別の動画で詳しく解説しています。

「トレーニングの負荷」の指標の導入

「トレーニング負荷」という、トレーニングの身体への負担の重さを表す、新しい指標も計測・閲覧が可能になります。

こちらは他のスマートウォッチでも見ることがある指標で、運動上級者向けの機能といえます。

具体的にどのように「トレーニング負荷」が表示されるのかというと、

・過去7日間のワークアウトの体への負担を、過去28日間と比較して、「かなり下」「下」「一定」「上」「かなり上」のいずれかで表示してくれる

という形のよう。

この表示によってApple Watchユーザーは「ちょっと今週はトレーニングが激しすぎたな」などと確認することもできますし、自分のトレーニングが身体にどれだけ負担を与えているかも分かりやすくなるわけです。

Appleとしては、「初めての5キロ、自転車レース、マラソンなどに挑戦するときに、毎日のトレーニングを組み立てるのに役立つ機能」みたいな紹介の仕方をしていました。

また、各ワークアウト後に新しいエフォート評価(強度の評価)も利用可能となるそう。

この評価では、そのワークアウトの難易度を1から10の尺度で記録。

人気の有酸素ベースのワークアウトでは、推定されるエフォート評価を自動的に生成してくれるそうです。

評価の算定には、年齢、身長、体重などのデータソースと、GPS、心拍数、高度などのワークアウトデータが組み合わせて使われるとのこと。

自分が感じたストレスや痛みなどを加味して、推定値を手動で調整することもでき、自動で推定値が出ない筋力トレーニングなどは各ワークアウト後に評価を手動入力をする必要があるそうです。

「アクティビティリング」と「フィットネスアプリ」のカスタムがより自在に

アクティビティリングを1周させることを毎日の目標としている方も多いと思いますが、こちらのカスタムがより自在に。

たとえば、トレーニング期間中に休息日を予定している時、怪我をしている時、単にオフの日が必要な時などに、ユーザーは1日、1週間、1か月間などの期間でリングを一時停止可能になるそうです。

バッジの連続達成記録などを目標にしている人もいると思いますが、一時停止すれば記録に影響なくしっかり休めるというわけです。

またアクティビティリングの目標を曜日ごとにカスタマイズすることも可能に。

忙しい日は無理して運動せず、土日にガッツリ運動するみたいなスケジュールも組むことが可能となり、リングがより適切なタイミングで、より適切な量のモチベーションを与えてくれるようになる……というわけです。

またiPhoneのフィットネスアプリでは、概要タブをカスタマイズして、ランニング、ハイキング、スイミング、マインドフルネスなどのワークアウトのための新しい指標など、見たいものを的確に表示できるようになります。

スマートスタックがさらに賢く!

スマートスタックがさらに賢くなり、Shazam、写真、距離などの新しいウィジェットが利用可能になります。

また、雷雨の前には重大な気象警報の新しいウィジェットを表示したりと、今まで以上に時刻、日付、場所、日課などにもとづいてウィジェットを提案してくれるようになるそうです。

そして新しいインタラクティブウィジェットにより、ユーザーはスマートスタックから直接アプリを操作でき、ライブアクティビティもApple Watchのスマートスタックで利用できるようになります。

なおライブアクティビティとは、タイマーの残り時間やウーバーイーツの配送状況など、リアルタイムで進行するアクティビティ情報をDynamic Islandやロック画面に表示できる機能のことです。

「写真」文字盤にパーソナライズを追加

以前から、好きな写真を使って文字盤にする機能はありましたが、この機能がパワーアップ。

機械学習を使って何千枚もの写真をすばやく分析し、美しさ、構図、さらに顔の表情にもとづいておすすめを提案してくれて、ユーザーが最高の写真のオプションを選べるようサポートしてくれるそう。

また、独自のアルゴリズムがフレーム内での被写体の位置を最適化して、深度感を生み出すことによって、最適な構図を見出してくれるそうです。

ユーザーは、時刻のサイズ、レイアウト、フォントの選択などで文字盤をさらにパーソナライズできるほか、「写真」文字盤でダイナミックモードが提供されるので、手首を上げるたびに表示される新しい画像を楽しむことができます。

妊娠中のさらなるサポート

女性の月経に関する機能は以前からありましたが、watchOS 11、iOS 18、iPadOS 18は妊娠中のユーザーにさらなるサポートを提供してくれるそう。

たとえば、ユーザーがiPhoneまたはiPadのヘルスケアアプリで妊娠を記録すると、Apple Watchの周期記録アプリに妊娠期間が表示され、ユーザーは妊娠中によく起こり得る症状を記録できるようになります。

また、妊娠中は心拍数が高くなる傾向があるため、高心拍数の通知のしきい値などを確認するよう促されます。

そして妊娠中や出産後はうつ病などのリスクが高まる可能性があるので、妊娠中のユーザーは、iPhoneまたはiPadのヘルスケアアプリで1か月ごとに心の健康の検査を受けるようリマインダーを受け取ることもできます。

妊娠後期には転倒の危険性が高まることが多いため、iPhoneで測定される歩行安定性は、妊娠後期のユーザーに対して転倒の危険性があると考えられる場合により早く通知することもできます。

watchOS 11のその他のアップデート

そのほか、色々と細かなアップデートがあったので、まとめて記載しておきます。

・ワークアウトなどの終了時間を友人や家族が確認できる「到着確認」機能を利用できるようになります。

・翻訳アプリもApple Watchに登場して、ユーザーは手首から直接、対応している20言語のいずれかの翻訳にアクセス可能に。スマートスタックの新しい知能により、ユーザーがApple Watchの設定と異なる言語が使われている場所に移動している時、Apple Watchはおすすめの翻訳アプリのウィジェットを自動的に提供。また、翻訳アプリのローマ字化機能により、ラテンアルファベットを使用する言語では発音が提供されます。

・ダブルタップジェスチャーを使って、メッセージ、カレンダー、天気など任意のアプリをスクロールできるようになるので、さらに簡単にApple Watchを片手で操作することができます。

・ワークアウトアプリは、サッカー、アメリカンフットボール、オーストラリアンフットボール、アウトドアホッケー、ラクロス、ダウンヒルスキー、クロスカントリースキー、スノーボード、ゴルフ、アウトドアローイングなど、強化されたGPS測位を使って距離を記録できる、より多くの種類のワークアウトを提供。

・プールスイミングでカスタムワークアウトを使用可能に。ユーザーは、ワークと回復のセットに対応したインターバルベースのワークアウトと、次のインターバルに移るタイミングを知らせる触覚による通知をカスタマイズできます。どのカスタムワークアウトでも、新しい「次へ」ワークアウトビューに、現在のインターバルの残りとともに次のインターバルの概要が表示されます。

・Appleマップでは米国のすべての国立公園のハイキングコースが提供され、それをApple Watchに保存して、iPhoneが近くになくてもオフラインでアクセスしてターンバイターンの案内を利用できるようになります。

・Apple Intelligenceによって実現する通知の要約は、iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro MaxからApple Watchに転送されます。

・チケットの機能強化により、開場時間や開演のタイミングなど、Appleウォレットのチケットに関するユーザーへの情報提供を向上。イベントではライブアクティビティが開始するので、ユーザーは自分の座席やその他の重要な情報をスマートスタックの一番上で確認できます。

・Apple Fitness+がiOS 18、iPadOS 18、tvOS 18で再設計され、ユーザーがその豊富なライブラリを最大限に活用し、モチベーションを維持し、フィットネス習慣を継続できるようサポートします。アップデートには、パーソナライズされた「For You」スペース、「詳しく見る」と「ライブラリ」のスペース、検索機能、バッジの機能強化が含まれます。

・Tap to Cashを使うと、ユーザーはApple WatchをほかのApple WatchまたはiPhoneに近づけるだけで、Apple Cashの送信や受領ができるようになります。

各モデルの進化や睡眠時無呼吸の通知の詳細は別記事で

このように、watchOS 11では様々な進化ポイントがありました。

なお、このような進化とはまた別に、

・Apple Watch Series 10だけの進化

・新しいApple Watch Ultra 2だけで使えるwatchOS 11の機能

・一部モデルだけで使える新しい睡眠時無呼吸の通知機能

などがあるので、そちらはまた別記事で詳しく解説します!

下記のリンクからぜひ一読を。

【あわせて読みたい】2024年発売のApple Watch Ultra 2の進化点まとめ。実質は新OSの進化が大半? 

※本記事のリンクから商品を購入すると、売上の一部が販売プラットフォームより当サイトに還元されることがあります。掲載されている情報は執筆時点の情報になります。
     

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