9月12日にいよいよ新発表されたApple Watch Series 9。
注文受付はすでにスタートしており、9月22日(金)より販売がスタートします。
価格は59,800円(税込)~となっています!
今回のタイミングでApple Watch Series 9の新規購入や買い替えを考えている人は、「前のApple Watchから何がどう変わったのか?」が気になるでしょう。
そこで本記事ではApple Watch Series 9の進化のポイント7点を紹介します。
そのほか、Apple Watch NIKEやHERMESの進化ポイントや、前のSeries 8から変わっていないポイントについても簡単に解説します。
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①新しいS9 SiP搭載でパフォーマンスが大幅向上
早い話が内部の性能が非常に進化たことで、パフォーマンスが大幅向上した……という話です。
Apple Watch Series 9では最新SiP(システム・イン・パッケージ)の「S9」搭載。
内部を再設計することにより、CPUはSeries 8よりも60%多い56億ものトランジスタを搭載。GPUは30%高速化しているそうです。
また4コアのNeural Engineを搭載し、機械学習関連タスクを2倍高速化したとのことです。
動作の軽快さやアニメーションやエフェクト表示の滑らかさなどが進化したといえます。
②新しいダブルタップのジェスチャーで各種操作が可能に!
親指と人差し指を合わせる「ダブルタップ」というジェスチャーで様々な操作が可能に。
具体的にできる操作は以下のようなもの。
・タイマーの停止
・音楽の再生と一時停止
・アラームのスヌーズ
・電話の応答や終了
・iPhoneのCameraのリモートシャッター
・文字盤からスマートスタックを開く(もう1回ダブルタップするとスタックのウィジェットをスクロール)
かなり色々な操作ができますね!
反応が良ければ、これは使う人は増えるかもしれません。
なお、この新しいダブルタップのジェスチャーは、Apple Watch Series 9に搭載されたNeural Engineの新しい機械学習アルゴリズム処理により実現。
人差し指と親指でダブルタップをするときの、わずかな手首の動きと血流の変化による独特なサインを検出することで、この仕組みが可能になっているそう。
ダブルタップのジェスチャーは、「来月のソフトウェアアップデートで利用できるようになります」との記載があったので、もしかしたら前のSeriesのApple Watchでもソフトウェアアップデートで使えるのかもしれません。
③より明るいディスプレイ
ディスプレイの最大輝度は、Apple Watch Series 8の2倍である2,000ニトまで引き上げることが可能に。
明るい太陽光の下でも文字がより読みやすくなりました。
暗い部屋や早朝の場合、近くにいる人の邪魔にならないように、ディスプレイの明るさをわずか1ニトまで下げることもできます。
④ネット接続不要のSiri利用で高速&正確な処理が可能に
Wi-Fiや携帯電話ネットワークへの接続不要で、Siriへのリクエストがデバイス上で処理できるようになりました。
ワークアウトの開始やタイマーの設定など、インターネットからの情報を必要としないリクエストの場合、よりすばやく、より信頼性の高い応答が得られます。
また、パワフルなNeural Engineにより、Apple Watch Series 8と比較して音声入力の精度が最大25パーセント向上。
⑤iPhoneの「正確な場所を見つける」機能が新登場
※こちらは規制の関係で日本では使用できないそうです!
Apple Watchを使ってiPhoneを見つける、という人気の機能が進化。
S9 SiPには第2世代の超広帯域無線(UWB)チップが搭載されており、「正確な場所を見つける」機能を使うことで、同じチップを搭載したiPhone 15ファミリーを探すことが可能に
「正確な場所を見つける」機能は、例えば別の部屋にiPhoneを置き忘れた場合でも、iPhoneまでの距離と方向を教えてくれるうえ、視覚と触覚と音声のガイダンスを提供してくれるそうです。
またUWBにより、Apple WatchとHomePodの連係を強化。
オーディオ再生中のHomePodの4メートル以内にApple Watchユーザーが近づくと、Apple Watch Series 9は「再生中」を起動してメディアをコントロールが可能になります。また、HomePodで何も再生していない時は、スマートスタックの一番上にメディアの提案が表示されます。
⑥カーボンニュートラルのオプションを選択可能に
Apple Watch Series 9、Apple Watch Ultra 2、Apple Watch SEの一部のケースとバンドの組み合わせは、Appleで初めてのカーボンニュートラル製品に。
具体的には、新しいスポーツループと組み合わせたすべてのアルミニウムのApple Watch Series 9などがカーボンニュートラルになります。
またApple Watchのパッケージは100パーセント繊維ベースになるように再設計されています。
⑦カラーに新色のピンクが登場
41mmと45mmのサイズ展開で、各素材ごとのカラバリは以下のようなもの。
ピンクが加わった以外はカラーバリエーションに変化はありません。
●アルミニウムケース
スターライト、ミッドナイト、シルバー、(PRODUCT)RED、新色のピンク
●ステンレススチールケース
ゴールド、シルバー、グラファイト
そのほかの変化
バンドの素材の変化
優雅で耐久性に優れた新素材「ファインウーブン」というマイクロツイル(非常に細かな繊維の織り方)のバンドが新登場。
この生地は、68パーセント使用済み再生素材で作られており、レザーに比べて炭素排出を大幅に削減。
スエードのような柔らかい感触で、マグネティックリンクとモダンバックルのバンドに使われます。
このファインウーブンの導入により、Appleは、本日からApple Watchバンドを含むすべての新しいApple製品においてレザーの使用を廃止します。
さらに人気のあるスポーツループは、82パーセント再生繊維を使用するように再設計されました。
Apple Watch NIKEのバンドの変化
こちらもバンドが変化。
Nikeスポーツバンドには32パーセント以上再生フルオロエラストマーを使用。
余剰バンドから作られるカラフルなフレーク状の素材がランダムな模様を作り出すため、個々のバンドがユニークなものになります。
一方、Nikeスポーツループのスペースダイパターンは過去のシーズンの原糸を再利用しています。
Apple Watch Hermèsのバンドの変化
こちらにも2つの新しいウーブンストラップが登場し、バンドのラインナップが変化。
今回のHermèsバンドの新しいコレクションにも、生地と職人技における豊かな歴史が活かされています。
またクラシックな新しい文字盤、「Hermèsラジアル」がこれらの4つの新しいバンドスタイルを引き立てます。
●トワルH
ブランドのシグネチャーであるチェック柄のキャンバスを演出し、ツイルジャンプはコントラストのあるディテールを施した深みのある色です
●ブリドン
Apple Watchにとって初めての編み込みストラップであるブリドンは、大胆なシェヴロンパターンに手で編み上げられています。
●キリム
スポーティな耐水性の高い成形ラバーで作られ、ディプロイアントバックルが付いています。
Apple Watch SEの値下げ
Apple Watch SEの価格は34,800円(税込)からになります。
これは嬉しいポイントですね!
Apple Watch Series 8から変わっていないポイント
見た目(デザインと外観)やサイズ
見た目についての進化は特に言及がなかったので、前のSeries 8から特に変化はないものと思われます。
41mmと45mmのサイズ展開も同様で、これまで発売されたバンドも使い回せる点は嬉しいポイントといえます。
1日18時間のバッテリー
バッテリーの持続時間は1日18時間と明記されていたので、これも進化はありません。
なお低電力モードを使えば持続時間を長くできる点も変わらないものと思われます。
59,800円(税込)という価格
SEは値下げしたものの、Series 9の価格はSeries 8と同じ59,800円と据え置きでした。
物価高の中、値上げしなかっただけ御の字という感じですかね……。
Apple Watch Series 8から大きな変化なし…?
……という感じで進化のポイントをまとめてきましたが、「細かな変化はいろいろあったけど、前とあまり変わってなくない……?」とも感じます(笑)。
処理能力が大幅進化していそうな点は魅力ですが、Apple Watchの使い勝手が大幅向上しそうな新機能は特に無いので、1年前のSeries 8や2年前のSeries 7からの買い替えは、そこまで必要ないかもしれません。
ただ、Apple Watchは新しいシリーズが発売されると過去のシリーズはApple公式サイトや公式店舗では購入不可に。
はじめてApple Watchを買う方は、今のタイミングで購入しても全く問題ありません。
安く買いたい方はSEにしたり、家電量販店や通販サイトで値下げされて残っているSeries 8を探したり、整備済製品を狙ったりしてもいいでしょう。
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