Apple Watchは通常使用で18時間とされているバッテリーの持ち時間。
他のブランドのスマートウォッチでは「バッテリー持続14日間」なんて製品も普通にあるので、「バッテリーの持ちが悪すぎる!」と思う人も多いでしょう。
「それでもApple Watchは”買い”ですよ~」という理由は下記の記事にまとめたとおりです。
参考記事:バッテリー持続が18時間でもApple Watchが「買い」の理由
この記事では、「バッテリー容量」の観点から、Apple Watchや他のスマートウォッチの状況を確認してみましょう。
バッテリー容量と単位のmAhとは?
まずはバッテリー容量を語るときに使われるmAhという単位について解説しましょう。
mAhは 「ミリ・アンペア・アワー」と読む、1時間に放電する電流量を示す単位です。
「放電容量」という呼び方もされますが、もっと分かりやすく言ってしまえば「蓄えられる電気量」とも言えます。
スマホ等を充電できるモバイルバッテリーには「3000mAh」「10000mAh」などの容量が示されていますが、この数字がデカければデカいほど、容量も大きいということ。
ちなみに容量がデカいものほど物理的な大きさも大きくなります。
みなさんが持ち歩いて使っている小型のモバイルバッテリーは3000mAh~10000mAh程度のものが多いでしょう。
そして最新スマホのバッテリー容量は、詳細が発表されていないモデルもありますが平均で「3,000〜3,500mAh」といわれていて、iPhone 14のバッテリー容量は3,279mAhといわれています。
では、スマートウォッチのバッテリー容量はどの程度なのでしょうか。
Apple Watchの容量はスマホの1/10程度!
Apple Watchについてはバッテリー容量が公式には発表されていません。
が、海外サイトのMySmartPriceの記事によると、Appleが規制当局へ提出した書類には以下のバッテリー容量が記載されていたそうです。
Apple Watch SE 40mm(第2世代):245mAh
Apple Watch SE 44mm(第2世代):296mAh
Apple Watch8 41mm: 282mAh
Apple Watch8 45mm: 308 mAh
Apple Watch Ultra 49mm: 542mAh
通常モデルは300mAh程度ですから、一般的なスマホの1/10くらいしか容量がないことが分かります。
超大手ブランドがリリースしているApple WatchもGalaxy WatchもGoogle Pixel Watchも、普通に使用するとバッテリーは1日前後で切れてしまいますが、この容量ならそれも仕方ない気がしますね……。
また、上のApple Watchの各モデルのバッテリー容量を見ると、Apple Watch Ultraだけが倍近く多いことが分かります。
Apple Watch Ultraのバッテリー持続時間は他モデルの2倍なのですが、これは「容量が2倍近くあるから」という理由が大きいことが分かります。
コスパ抜群のRedmi Watch 3 Activeのバッテリー容量は?
一方で、Apple Watchのような見た目のXiaomiの「Redmi Watch 3 Active」は容量が289 mAh。
5000円台でコスパが抜群に良いことで最近評判のモデルです。
あわせて読みたい:Redmi Watch 3 Active使用レビュー。驚愕コスパの5000円台スマートウォッチ!
ケースサイズは約47mm×39mmで、Apple Watchでいうと44mmのものと同程度の体積になりそうですから、バッテリー容量はこのくらいかな、という感じがします。
なおRedmi Watch 3 Activeは、バッテリー持続時間が通常使用モードで最大12日間、ヘビーユースモードで最大8日間と公表しています。
そう聞くとApple Watchよりバッテリー効率がメチャクチャ良い感じがしますが、画面表示などはApple Watchのほうがキレイです。
またRedmi Watch 3 Activeは5000円台の格安モデルということもあり、機能を比較するとApple Watchのほうが断然多機能です。
そしてRedmi Watch 3 Activeも色んな機能をオンにしていくと、バッテリーの持続時間は実質的に3日程度まで落ちていきます。
3日も持つのは凄いですが、「多機能なモデルの機能をフルに使うと、バッテリー持続時間はどうしても短くなってしまう」というのは一つ言えることでしょう。
バッテリー容量に注目すると色んな発見がある!
なおAmazfit Band 7などは42.33 x 24.36 x 12.2 mmのコンパクトなバンド型ながら、バッテリー容量が232 mAh(標準値)。
けっこうな容量のバッテリーが搭載されていることが分かります。
またAmazfit版のUltraモデルといえるAmazfit T-Rex Ultraのバッテリー容量は500 mAh(標準値)。
アウトドア仕様の大画面モデルでは、このくらいの容量が標準になっているのでしょう。
あわせて読みたい:Amazfit 「T-Rex Ultra」使用レビュー。ビジネスにも大自然への挑戦にも手を抜かないオトコのための最高のパートナー!
バッテリー容量については発表していないブランドも多いですが、スペック一覧に載っていた場合は、「バッテリー持続○日間」という数字とともにチェックしてみるといいでしょう!
※本記事のリンクから商品を購入すると、売上の一部が販売プラットフォームより当サイトに還元されることがあります。掲載されている情報は執筆時点の情報になります。