Appleは本日、Apple Watchの最新モデルであるApple Watch Series 8と新しいApple Watch SE、そして耐久性と長時間バッテリー等に優れたApple Watch Ultraを発表しました。
Apple Watch Series 8とApple Watch SEは本日より注文受付を開始し、9月16日(金)より販売を開始します。
Apple Watch Ultraも受付は本日からで、9月23日(金)より販売を開始します。
本記事では、Apple Watch Series 8の進化ポイントについて解説します!
Apple Watch Series 8の特徴は?
Apple Watch Series 8は、基本的な機能は過去のシリーズと同じ。
心拍計測からスマホからの通知の受取、Suicaでの支払い決済など、ありとあらゆる機能が詰まっています。
上の機能一覧表は、スマートウォッチ専門サイトの当サイトが用意しているスマートウォッチの主要機能チェックリストですが、すべての機能がApple Watchには搭載されています。
Apple Watchで何ができるかを詳しく知りたい人は、下記の記事をご覧ください。
【あわせて読みたい】Apple Watchにできること38選。LINEの通知受取、Suica決済、歩数や睡眠の記録……。生活が便利になり、健康意識も高まる!
そしてSeries 8で大きく変化したポイントと言えるのは以下の部分。
・手首皮膚温測定
・バッテリーを最大36時間に伸ばす低電力モード(watchOS 9搭載によるもの。通常使用では過去と同じく18時間)
・睡眠記録に睡眠ステージが登場(watchOS 9搭載によるもの)
小さな変化と言えるのは以下のような部分でしょうか。
・衝突事故検出機能の強化
・コンパスの強化(watchOS 9搭載によるもの)
・ワークアウト機能の強化(watchOS 9搭載によるもの)
・心電図アプリの心房細動履歴機能の強化(watchOS 9搭載によるもの)
・新しくカスタマイズ可能な文字盤の登場(watchOS 9搭載によるもの)
・この秋登場の国際ローミングによって海外旅行中も携帯電話回線に接続可能に(watchOS 9搭載によるもの)
なおwatchOS 9搭載による新機能は、Series 8だけではなく、iOS 16を搭載したiPhone 8以降とペアリングしたApple Watch SEまたはApple Watch Series 4以降で利用が可能です。
また、カラーのラインナップについては、アルミニウムケースのカラーにシルバーが復活しているのがポイントです。
以下、大きく変化した部分を紹介します。
バッテリー駆動時間を最大36時間まで延ばす低電力モード
新しい低電力モードでは、iPhoneが近くにある状態のApple Watch Series 8のバッテリー駆動時間を最大36時間まで延ばすことができます 。
この新しいモードは、常時表示Retinaディスプレイ、ワークアウトの自動開始、心臓の健康の通知といった一部のセンサーや機能を一時的に停止または制限します。
逆にいえばその他の基本機能は使えるということなので、これは期待が持てそうです!
ワークアウトアプリの強化
セグメント、スプリット、高度などの新たなセッション中の表示が追加され、より正確なワークアウトデータを提供します。
ユーザーは心拍数範囲、カスタムワークアウト、ペース、そして今年後半に登場する「レースコース」などの高度なワークアウト体験によりトレーニングを向上させることができます。
またトライアスロン、またはスイミング、サイクリング、ランニングを任意の順序で行うアクティビティ向けの新しいマルチスポーツワークアウトは、自動検出を使用してワークアウトを簡単に切り替え、トランジションタイムを記録します。
またwatchOS 9では、ユーザーがどれだけ効率的に走れているかを測定するために役立つ、さらに多くの情報と機能が追加されます。歩幅の長さ、接地時間、上下動などの新しいランニングフォーム指標のすべてをワークアウト表示に追加することができます。
睡眠記録に睡眠ステージが登場
watchOS 9では睡眠記録に睡眠ステージが登場し、より詳しい情報が提供されます。
Apple Watchは加速度センサーと心拍数センサーからの信号を使い、ユーザーがいつレム睡眠、コア睡眠、または深い睡眠の状態にいるかを推定。
睡眠ステージの情報はApple Watchの睡眠アプリケーションで確認でき、ユーザーはiPhoneのヘルスケアアプリケーションでインタラクティブな睡眠ステージのグラフや睡眠時間、心拍数、呼吸数を含む比較チャートなどのさらに詳細な情報を確認できます。
手首皮膚温測定
こちらの皮膚温測定は「女性の健康のための」という前置きがされています。
私達が一般に体温という「深部体温」を計測するものではないのでご注意ください。
Apple Watch Series 8では皮膚温測定のための2つのセンサーを搭載。
肌に最も近い本体の背面にセンサーを1つ、そしてディスプレイのすぐ下にもう1つセンサーを搭載することで、外部環境による偏りを減らすことを可能にしています
そして夜間の手首皮膚温は、全身の体温のよい指標になりえるとのこと。
Apple Watch Series 8のセンサーは睡眠中に5秒おきに手首の皮膚温を計測し、0.1°Cのわずかな変化まで測定。ヘルスケアアプリケーションの中で、運動や時差ボケ、病気によって起こり得る夜ごとの基準値からの変動を確認できます。
またApple Watchには以前から月経周期に関するアプリがありましたが、Series 8の新しい皮膚温測定機能により、ユーザーは推定される過去の排卵日の通知を受け取ることができます。
排卵がいつ起きたか知ることで家族計画に役立てられ、Apple Watch Series 8がこれらの推定日をヘルスケアアプリケーションで提供することで簡単かつ手軽になります。皮膚温測定は月経の予測の精度も向上させます。
さらに、iOS 16とwatchOS 9では、周期記録を利用するすべてのユーザーは、記録された周期の履歴が、不規則、回数が少ない、または期間が長い月経や不正出血など基礎疾患の症状かもしれない偏差を示す場合、通知を受け取れるようになります。
衝突事故検出機能の強化
刷新されたジャイロスコープと加速度センサーや、気圧計、GPS、iPhoneのマイクからの情報を組み合わせにより、重大な衝突事故が発生したかどうかを示す独特なパターンを検出可能に。
これまで通り緊急通報のサービスも行われます。
Apple Watch Series 8のラインナップ
Apple Watch Series 8にはアルミニウムとステンレススチールのケースで41mmと45mmの2つのサイズで展開。
Apple Watch Series 8のアルミニウムケースのカラーには、スターライト、ミッドナイト、シルバー、(PRODUCT)REDがあり、ステンレススチールケースにはシルバー、グラファイト、ゴールドがあります。
リーズナブルなアルミケースにシルバーが復活したのが大きなポイントです!
なお、Apple Watchの選び方で迷っている人、買おうか迷っている人は、以下の記事も参考にしてください!
●執筆者:スマートウォッチライフ編集部
日本初のスマートウォッチのウェブメディア。スマートウォッチ・Apple Watchの選び方や入門者向けの記事を多く配信しています。編集部には50本以上のスマートウォッチがあり、編集部員は常にスマートウォッチを片腕or両腕に着用。日本唯一のスマートウォッチ専門ムック本『SmartWatchLife特別編集 最新スマートウォッチ完全ガイド』(コスミック出版)を出版したほか、編集長はスマートウォッチ専門家としてテレビ朝日「グッド!モーニング」にも出演。
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