ウェアラブル端末の保有率は2.3%に
周囲でも身につける人がジワジワ増えている印象がある、Apple Watchをはじめとしたウェアラブルデバイス。その実感を裏付けるような調査結果があったので、今回ご紹介します。
それが、株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメント(以下、R&D社)が、首都圏在住の18~79歳を対象に行った「新しい商品・サービス」に関する調査(2019年12月24日に結果発表。有効回収3000サンプル)。同調査によると、5年前から聴取を始めたウェアラブル端末の保有率は、2015年10月時点では0.6%だったのが、近年は徐々に保有率が伸長。2019年10月の調査では2.3%になりました。
なおR&D社が独自に分類した消費価値観クラスター「ポテンシャル・ニーズ・クラスター」のタイプ別に見ると、今年、保有率を伸ばしているのは、“好奇心旺盛”なクラスターCと“こだわり派”のクラスターDだったそうです。
ウェアラブル端末の保有意向率は横ばいで6.4%
一方で、ウェアラブル端末の保有意向率は近年微増していたものの、今年は横ばいで6.4%に。2015年時点で保有意向が高かったのは、“好奇心旺盛”なクラスターCと、“新しく価値あるもの好き”なクラスターA。ただ、“好奇心旺盛”なクラスターCは昨年まで保有意向率が増加していたものの、今年は減少。一方で、“新しく価値あるもの好き”なクラスターAは2016年に微増しましたが、その後は横ばいとなっています。それでも全体で保有意向率が維持されているのは、“新しい価値観に共感する”クラスターBとクラスターDが昨年より増加したからでしょう……と同調査では結論づけています。
「トレンドセッター」がApple Watchを買うのはこれから?
R&D社の消費価値観クラスター「ポテンシャル・ニーズ・クラスター」の分類で見ると、実際にウェアラブル端末を購入しているのは、イノベーター理論に乗らない独自の価値観で新しいものに手を出す層(クラスターCとD)。一方で、「トレンドセッター」と言われる層(クラスターAとB)は保有意向はあるものの、購入には至っていないという状況とのこと。
たしかに周囲を見渡しても、広く大衆向けに流行を生み出すタイプの人(インフルエンサーと言われるタイプの人)は、まだApple Watch等の購入には至っていない印象があります。芸能人や有名インスタグラマーなどでApple Watchの着用者が増えれば、この状況も変わっていくかもしれませんね。
調査概要
調査名: CORE2016(2015.10)~CORE2020(2019.10) マスター調査
調査実施会社:株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメント
調査対象: 首都圏40km圏内在住の18~79歳男女
調査手法: 訪問・郵送併用の自記入式留置調査
調査実施時期:毎年1回 10月実施
サンプル数: 有効回収 3000サンプル(人口構成比に合わせて、性×年代別を割付)
調査レポートの詳細は株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメントの公式サイトで閲覧可能です。
株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメントについて
所在地:〒163-1424 東京都新宿区西新宿3-20-2
代表者:代表取締役社長 松田 武久
資本金:30,000千円
設 立:1968年1月17日
URL:https://www.rad.co.jp
事業内容:マーケティング・リサーチの企画設計、実施及びコンサルテーション
経営・マーケティング活動の評価及びコンサルテーション
Apple Watch Series 5(GPSモデル)
価格:50,369 円 (税込)
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
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※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。
ガーミン フェニックス6X サファイアブラックDLC
GARMIN Fenix6X Sapphire Black DLC
価格:121,000円 (税込)
※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。