加速度センサーやジャイロセンサーなど、多種多様なセンサーが搭載されているスマートフォンやスマートウォッチ。
そうしたセンサーの一種に「環境光センサー」というものがあります。
このセンサーがどんな役割を果たすものなのか、今回はご紹介します!
周辺の明るさを検出してくれるセンサー
環境光センサーは、読んで字の如く光に関するセンサー。
「輝度センサー」や「照度センサー」などと呼ばれる場合もあります。
その機能は、搭載機器周辺の明るさを検出してくれること。多くの場合は、周辺の明るさに合わせて、画面の明るさを適度に自動調整する機能までを含みます。
明るい場所では画面を明るくして、暗めの場所では明るさを抑えてくれるので、見ている人の視認性向上に役立っているわけです。
パソコンのモニター等にも設置されている場合があり、スマートウォッチでも搭載している機種があります。
iOSの場合
iPhoneをはじめとしたiOS デバイスにも、この環境光センサーは搭載されていて、周辺光の状況に応じて明るさの程度を調節してくれます。
このセンサーの自動調節機能はデフォルトでオンになっています。
明るさの自動調節がオンになっていると、光の当たり具合が変わるにつれて、デバイスの明るさの調節スライダが自動的に動いているはずです。
明るさの自動調節機能は、「設定」>「アクセシビリティ」>「画面表示とテキストサイズ」でオン/オフを切り替えられます。明るさの自動調節の設定をリセットするには、「明るさの自動調節」をオフにしてからオンに戻してください。
なおこの機能は、必要以上に明るくしなくても十分にディスプレイを確認できる時には暗めに表示してくれるとのことで、自然で見やすいディスプレイと省電力を実現しバッテリーの持ちの向上に役立っています。
カンカン照りの外でスマホを見たとき、「いつも画面が暗くて見づらいな~」と感じる人は、この自動調節機能がオンになっているか確認してみましょう。
●執筆者:スマートウォッチライフ編集部
日本初のスマートウォッチのウェブメディア。スマートウォッチ・Apple Watchの選び方や入門者向けの記事を多く配信しています。編集部には50本以上のスマートウォッチがあり、編集部員は常にスマートウォッチを片腕or両腕に着用。日本唯一のスマートウォッチ専門ムック本『SmartWatchLife特別編集 最新スマートウォッチ完全ガイド』(コスミック出版)を出版したほか、編集長はスマートウォッチ専門家としてテレビ朝日「グッド!モーニング」にも出演。
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