持ち歩いているだけで歩数をはじめとした様々な指標を計測してくれるiPhone。
「ヘルスケア」のアプリを開くと、「え、こんな項目も計測されてたの!」と驚くものが結構あります。
今回はそのうちの一つ、「歩行非対称性」について解説します。
歩行非対称性はどこで確認できる?
歩行非対称性を確認するには、まずiPhoneの「ヘルスケア」のアプリを開きます。
右上のハートマークのアプリですね。
次に開いた画面で「ブラウズ」をタップします。
右下の四角が4つ並んだアイコンです。
次に表示されたページを下にスクロールしていくと、「歩行」という項目が見つかるはずです。
ここをタップしてみましょう。
すると、歩行に関するいろいろな指標が出てくるはずです。
iPhoneをポケットに入れているだけで、こうした項目を自動で計測してくれているみたいです。
そのうちの一つに歩行非対称性があります。
こちらが筆者の過去一週間のデータです。
この数字が大きいのか小さいのか、よく分かりません(なので以下で解説します)。
過去1年間の数値も確認できました。
ではApple公式の解説を参考に、この数値の見方を確認していきましょう。
歩行非対称性とは?
歩行の非対称性とは、片方の足がもう片方の足より速くなったり遅くなったりする時間の割合で す。
健康的な歩行パターンでは、左右の足のステ ップのタイミングはよく似ているため、非対称性の割合が低いほど、歩行パター ンは健康的と考えられます。
足を引きずるなどの不規則な歩行パターンは、病気、怪我、またはその他の健康上の問 題の兆候である可能性があります。
怪我からの回復時においては、規則正しい、または対称的な歩行が重要な理学療法の目標になりま す。
なお、この指標の数値は0%から100%の範囲で変化します。
0%は観察された歩行期間内のすべての歩行ステップが対称と推定されていることを示し、100%は観察されたすべての歩行ステップが非対称であることを示します。
この数値の標準値や平均値がいくつなのかは調べても分からなかったのですが、分かったことは、
・規則正しいリズムで早めに歩いているとき(電車に乗るための駅への移動中)などは数値は低くなる(0に近くなる)
・ダラダラ歩いているときは数値が高くなる
ということでした。
またこれは想像ですが、片手に重い荷物を持った買い物の帰り道などは、数値は高くならざるをえないでしょう。
つまり、時と場合によって数値が前後するので、何%以上だからダメとは言えないのですが、全体として数値が高いことは良いことではありません。
歩行の非対称性は自分の健康状態を確認する一つの指標として、みなさんもチェックしてみましょう!
なおApple Watchを着用すると、心拍数や呼吸数など確認できる指標がグッと増えるので、健康維持を意識している人はぜひ併用を。
●執筆者:スマートウォッチライフ編集部
日本初のスマートウォッチのウェブメディア。スマートウォッチ・Apple Watchの選び方や入門者向けの記事を多く配信しています。編集部には50本以上のスマートウォッチがあり、編集部員は常にスマートウォッチを片腕or両腕に着用。日本唯一のスマートウォッチ専門ムック本『SmartWatchLife特別編集 最新スマートウォッチ完全ガイド』(コスミック出版)を出版したほか、編集長はスマートウォッチ専門家としてテレビ朝日「グッド!モーニング」にも出演。
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