Apple Watchは単なる便利なガジェットにとどまらず、時にユーザーの命を救うきっかけになることがあります。
心電図アプリや心拍数アプリにより、不規則な心拍リズムが検知されると通知が届く仕組みになっており、そのおかげで病院に行き、病気を早期に発見できたという体験談がSNSで話題を呼んでいます。
Apple Watchの通知で「心房細動」の兆候を発見
Apple Watchには心電図アプリだけでなく、普段から心拍数を監視する「心拍数アプリ」が搭載されています。
この機能をオンにしておけば、不規則な心拍リズムを検知した際に通知が届きます。
実際に、この仕組みによって「心房細動を示唆する不規則な心拍」が通知され、その後の病院検査で異常が確認されたというユーザーの体験談がX(旧Twitter)に投稿され、大きな注目を集めました。
実際のツイートはこちら
停車している車に普通に座っているだけなのにこんな表示が出たのだが。
ん?胸が痛い? pic.twitter.com/rEKPdNOISw
— Hi_Lo@瑠璃忍𝑆𝑋 (@Grandblue_mica) May 20, 2022
皆様のアドバイスを受け仕事中抜けして診察してきました。
結果はアウト。心房細動の兆候が確認できるとのこと。
心電図を取って、採血して、来週火曜に専門医が来院するので改めて診察となりました。明日のSSTRの件を相談したら「まぁ無理をしなければ大丈夫」
AppleWatchスゲーと思いました。
— Hi_Lo@瑠璃忍𝑆𝑋 (@Grandblue_mica) May 20, 2022
投稿者は通知を受けてすぐに病院を受診。
検査の結果、実際に心房細動の兆候が確認され、後日専門医による診察が行われることになったそうです。Apple Watchが身体の異常をいち早く知らせてくれたことで、早期に受診へつながった事例といえるでしょう。
同じように助けられたユーザーも
この投稿には多くの反響が寄せられ、リプライの中には同じようにApple Watchの通知で救われたという声も。
私もApple Watchで心房細動の表示が出て病院行ったらビンゴで手術しました。Apple Watchしてなかったら絶対病気行ってなかったので、ほんと助けてもらったなって思います。
— amocho (@amocho87) May 20, 2022
このようにApple Watchの通知が病気の発見や命を救うきっかけになったというエピソードは決して珍しくありません。
通知が届いたら軽視せず、必ず医師の診察を受けることが大切です。
ところで「心房細動」とは?

心房細動(しんぼうさいどう)とは、心臓が不規則に拍動する不整脈の一種です。
放置すると脳梗塞など重大な合併症のリスクを高めることもあり、早期発見と治療が極めて重要です。
過去に心房細動と診断されたことがない方でApple Watchから通知を受けた場合は、必ず医師の診察を受けましょう。
Apple Watchは「健康の見張り役」
Apple Watchは心電図アプリ、不規則な心拍リズムの通知機能、転倒検出機能など、健康や安全をサポートする機能を多数備えています。
単なるスマートウォッチを超え、時に命を救うパートナーになり得る存在です。
今回の事例は、Apple Watchを使う大きな意義を改めて示しているといえるでしょう。
●執筆者:スマートウォッチライフ編集部
日本初のスマートウォッチ専門メディア。Apple Watch・スマートウォッチの選び方や入門記事を多数配信。テレビや書籍でも情報を発信しています。
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