日本でも愛用者が非常に多いiPhoneをはじめとしたApple製品。
そのAppleは、今年1月には時価総額が3兆ドル(約390兆円)を一時突破。
3兆ドル大台超えは世界の上場企業で初となり、1社で東証1部全体の時価総額の半分程度という物凄い規模になっています。
そんなAppleについて、投資対象としても興味を持っている人は多いのではないでしょうか。
そこで今回はスマートウォッチライフの編集部員が、実際にAppleの株を買ってみました。
米国株は日本の証券会社で買える
アメリカ等の諸外国に比べて、「投資よりも銀行で貯金」と考える人が多い日本では、Appleなどの米国株への投資もハードルが高いものだと思っている人も多いでしょう。
しかし現在は、SBI証券、楽天証券、マネックス証券などなど、複数の有名な証券会社で米国株の売買は可能。
証券口座の解説には、もちろん諸々の手続きは必要ですが、ネットを通じて各種の申込みは可能ですし、そうハードルが高いものではありません。
筆者はSBI証券で国内株式の証券口座を持っていたので、外国株式の口座開設もスムーズに行えました。
1株単位から購入可能で、現在Appleは2万円ちょっと!
そして日本株と比べたときの米国株のメリットは「1株から購入できること」。
日本の株は売買単位が100株と決まっており、数十万の元手がないと購入できない株もザラにあります(一部、「ミニ株」と呼ばれるより少ない単位で売買可能な仕組みもあり)。
一方で米国株は1株から購入が可能で、Appleの株ももちろん1株から購入可能。
筆者が購入した時期(2022年4月下旬)は160ドル台で株価が推移していたので、一株あたり日本円換算で2万円ちょっとで購入ができました。
日本株よりも長期投資に向いている
また株式投資というと「四六時中、株価の値上がり値下がりを気にしなきゃいけないんじゃ……」と恐れている人も多いかと思います。
筆者も投資の初心者なので、あまり下手なことは言えませんが、「米国株は日本株よりも長期投資に向いている」ということは、多くの専門家も言っていることです。
値上がり値下がりを繰り返す日本株と比較すると、米国株は長期的に上昇のトレンドが続いているため、「特に株価の変化を見ずに持っているだけ」でも利益が上がる確率は高いといえます。
そして人口減少や景気低迷が続く日本とは違い、アメリカは今後も人口増加が見込める数少ない先進国。
さらにAppleをはじめとした巨大企業はグローバルにビジネスを展開しているため、なかなか海外進出が進まない日本企業と比較すると、今後も大きな成長を見込みやすい……というのは誰が見ても明らかでしょう。
そしてAppleは過去10年間で時価総額8.7倍、売上高5.7倍と大きな成長を遂げています。これからも成長が期待できそう……と思うのは自然な流れでしょう。
ただし、投資にはリスクが付き物!
……と、良いことばかり羅列してきましたが、投資にはリスクも付き物です。
この数年を見ても、新型コロナウイルスの世界的拡大、ロシアのウクライナ侵略などの予測不能な事態が起こり、株式市場は大打撃を受けました(それでも米国株はすでに持ち直しているのがスゴいですが)。
また大きなリターンを求めようとすれば、それ相応のリスクは出てきてしまいますし、リスクゼロで大きなリターンを得られる投資方法はありません(あるとしたら詐欺の可能性が高いです)。
なので各自がそれぞれの責任と判断で勉強もして、
・無理のない金額で投資をする
・投資対象を分散する
・投資時期を分散する(ドルコスト平均法)
などなど、リスクを小さくするのに有効とされている方法も取り入れたほうがいいでしょう。
そして長期投資を前提にAppleの株式を購入するにしても、
・決算発表などの情報に目を通す
・Appleに関連する情報を中心に経済ニュースに目を通す
などもすることが無難です。
先に「米国株を購入するのはハードルは低い」と書きましたが、購入のハードルは低くても、しっかり利益を上げようとすれば、やはり相応の勉強や調査も必要になるわけです。
が、Appleの株を持っていれば、Apple製品への愛着もより大きくなるでしょう。一株2万円程度なら仮に超大暴落が起こってもリスクは2万円ですから、Appleファンの方はぜひ投資を検討してみましょう。