国産ウォッチメーカーによる日本国内市場向けスマートウォッチ
腕時計の国産メーカーとして35年以上の歴史を持ち、年間で数十万台の腕時計を製造販売する国産ウォッチメーカーの株式会社サン・フレイムが、日本国内市場向けに新たなスマートウォッチを開発し販売を開始しました。
ブランド名は「MARSHAL(マーシャル)」。
ハイコストパフォーマンスかつエレガントなデザインで多くのファンを持つダイバーズウォッチの、スマートウォッチラインと位置付けられています。
スマートウォッチとしての主要スペック(当サイト調べ)は下記の通り。
基本的にスマートウォッチに求められる必要十分なことができます。
この製品を当編集部で入手したので、実際に開封して使用したレポートを本記事では紹介したいと思います。
パッケージの中身についてはこんな感じです。
充電については、専用のソケットに装着して1時間ほどでフル充電ができました。
ちなみに100%充電からは3日程度の使用が可能です。画面を頻繁に立ち上げず、時計の機能として使うだけならばおそらく5〜6日は持つと思います。
ただし、24時間心拍測定モードをオンにしていたり、バイブレーションモードにして頻繁に通知を受けていると2日目には電池残量がほとんど無くなりました。
使用頻度や使用用途によってバッテリーの持ちがかなり左右されると感じました。
スマートフォンで連携するアプリは「Da Fit」。
マニュアルのQRコードからインストールできます。
プロフィールは正確に記入し、単位は最初は「インチ/マイル」表示なので「メートル」に切り替えて使います。
通知の内容も全てをオンにすると煩わしくなってしまうので、電話とSMS、LINEくらいにしておきます。
実際の使用感は?
画面表示は1.3インチで、フルカラーでとても見やすいです。
輝度調整もできるので、日中の外出時でもはっきりと文字盤を確認できます。操作はすべてタッチスクリーンで感度も良く、サクサク動きます。
文字盤はデフォルトで4種類あり、好きな画像を取り込んで使うこともできます。
ベルト
ベルトは柔らかいシリコン素材で、長時間の装着でもまったく苦になりません。
ワンタッチで着脱可能なので、20mm幅の替えベルトとさっと交換することができます。
スポーツシーンで使用するラバーベルトだけでなく、革ベルトなどを使用してビジネス仕様にしてもいいかもしれません。
SPO2(血中酸素濃度)も測定可能
SPO2の測定は画面をタップすると測定を開始し、20秒ほどで測定が終わります。
ほかのスマートウォッチと同様、医療用機器ではないので、精度については完璧なものは期待できなさそう。あくまで補助的なものと考えた方が良さそうです。
エクササイズ
エクササイズは「ハイキング」「ランニング」「サイクリング」「ゴルフ」「テニス」「バスケットボール」「フットボール」「室内サイクリング」の8種類。ウォーキングはハイキングに測定するのでしょう。
エクササイズに関してはGPS計測機能がない点が、やや物足りない印象ですが、価格を考えると仕方ないでしょうか。
この機能をしっかり使いたい方は、最初からランニングなどに特化しているモデルを使うでしょう。
睡眠計測
睡眠計測は「深い眠り」「浅い眠り」「レム睡眠」「起床」の4段階で計測されます。
やや精度に疑問は残りますが、毎日の睡眠時間と起床時間をきちんとログしてくれるので、睡眠前に充電を済ませて睡眠時にも装着することをお勧めします。
入門機種として選ぶのはアリかも!
前半に紹介したスペックにある通り、本モデルには以下のようにスマートウォッチに期待される機能のほとんどが備わっています。
LINEや電話の通知
ステップ数計測
24時間心拍計測
睡眠計測
エクササイズ計測
登録地点の天気予報
スマートフォンの音楽プレーヤー遠隔操作
スマートフォンカメラの遠隔操作
SPO2の測定
そのためこのMARSHALは、初めてスマートウォッチを使用する「入門機」として優れていると思います。
どの機能を見ても、ある程度の水準までは達しているので、まずはこのMARSHALを使用してみて、スマートウォッチでできることを体感し、さらに機能や精度が上の上位機種にステップアップするのもいいでしょう。
というのも、「結局自分がスマートウォッチに何を求めているか」は、実際に使用してみないと分からないからです。
その点で本モデルは金額は税込7,700円とお手頃ですし、入門機種としてはピッタリというわけです。国内メーカーが日本市場向けに開発していて、マニュアルも日本語で書かれている安心感があるでしょう。
スマートウォッチで何ができるのかがわからず、何を購入していいか迷っている方はぜひ候補に入れてみてください!
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