Suica等のキャッシュレス決済ができたり、スマホの通知を腕元で受け取れたり、日常の運動や睡眠のデータを記録できたりと、便利な機能が非常に多く備わったApple Watch。
「一度使い始めたら手放せなくなった」という声は非常に多く、筆者も今ではApple Watchなしの生活は考えられない一人です。
一方で「Apple Watchを買って後悔した」「買ったけど使わなくなった」「使ってみたけどApple Watchはいらない」という人も一定数います。
Apple Watchを買って後悔する人とは、一体どんな人なのでしょうか。
そのパターンを10紹介します。
①スマホがiPhoneじゃない人
非常に初歩的な話ゆえ、実は見逃していてる人が多いのが、Apple WatchはiPhoneとのペアリングを前提にしたスマートウォッチであるということ。
そのためAndroidスマートフォンを使っている人がApple Watchを購入したら、「買ったけど何もできなかった……!」という悲しい事態になってしまいます。
Androidユーザーの方はお気をつけを!
ちなみにAndroidユーザーにオススメのスマートウォッチは下記の記事で紹介しています。
Androidユーザー必読! WearOSスマートウォッチ16選【2023年最新版】Google、Galaxy、SKAGENまで
②もともと腕時計が好きな人、アナログが好きな人
これも当たり前すぎる話で恐縮なのですが、人間の腕は2本しかありません。
そして腕時計を着用する腕は、普通は片方だけ。
両腕に腕時計を着けている人といえば、サッカーの本田圭佑選手が有名ですが、そんな習慣がある人は全人口の1%にも満たないでしょう。
そのため「Apple Watchを身につける」ということは、裏を返せば「同じ時間には他の腕時計は身に着けられなくなる」ということを意味します。
なので、もともと腕時計が好きで、「いろいろな腕時計を着けたい」という人は、次第にApple Watch以外の腕時計を着ける日が増え、最終的には使わなくなる……という可能性もあるでしょう。
そしてApple WatchはiPhoneを小型化したようなデジタルギアなので、機械式時計のファンにはモノとしての魅力に物足りなさを感じる人もいるかもしれません。
またApple Watchは、毎日着用を続ける中でこそ、運動や睡眠のデータが蓄積されたり、新しい使い方を見つけたりして、その面白さが分かってくるもの。
他の腕時計と併用している人は、次第に使わなくなる可能性が高いといえるでしょう。
なお、上記の写真はFOSSILのスマートウォッチで、スマートウォッチのなかにもアナログ時計のような見た目で針もあるモデルもあります。
アナログ時計が好きだけどスマートウォッチも欲しい……という人は、こうしたモデルを選ぶといいかもしれません。
③スマホの毎日の充電もストレスに感じる人
会社の同僚に「昨晩スマホの充電忘れちゃって~」と、しょっちゅうバッテリー切れを起こしている人、いませんか?
そうした人はApple Watchの使用には向いていない可能性が高いです。
というのも、Apple Watchの数少ない弱点の一つが、バッテリーの持続時間が短いということ。
フル充電をしても1日弱しかバッテリーが持たないので、毎日Apple Watchを使うなら毎日の充電は必須となります。
一度使い始めると、スマホと一緒に充電する習慣が身につく人が大半だと思いますが、スマホの充電も忘れがちの人は、Apple Watchの充電も忘れてしまう可能性が高いわけです。
そして充電して身に付けない日が増えてくると、いよいよ着けるのも面倒になり、「何万も出して買わなけりゃよかった」と後悔する人も出てくるでしょう。
なおApple Watchのバッテリー時間の短さは、その多機能さゆえのもの。
多くの人は一度使い始めればその便利さを手放せなくなり、充電もこまめに行うようになるはずなので、過度に心配しないようにしましょう!
「Apple Watchは充電時間が短くても心配しなくていい!」という理由は、下記の記事で詳しく解説しています。
【あわせて読みたい】
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④健康に興味が薄い人
Apple Watchをはじめとしたスマートウォッチの魅力の一つは、ヘルスケア機能の豊富さにあります。
心拍数や日常の歩行、運動から、睡眠まで、各種のデータを記録可能で、そのデータを細かく閲覧できることは、健康に気遣う現代人には嬉しい機能でしょう。
しかし裏を返せば、そうした機能は「健康への関心が低い人」「自分の身体や運動のデータに特に興味がない人」には不要なもの。
Apple Watchの使用をきっかけに、健康への興味が芽生える人ももちろん多くいるでしょうが、購入前と同様に関心が低いままで、Apple Watchの面白さをほとんど味わわないまま使わなくなってしまう……という人もいるかもしれません。
【あわせて読みたい】Apple Watchにはダイエット意識向上に役立つ機能が満載!
⑤ガジェットへの関心が薄い人
Apple Watchはガジェット(目新しい小型の電子機器)としての面白さに溢れた製品です。
「こんな機能がある!」「こんな便利な使い方ができる」という驚きや喜びを体験できることが、Apple Watchを使う魅力の一つといえるでしょう。
それがガジェットに特に興味がなく、「iPhoneではLINEしか使ってない」という人がApple Watchを使ったら……どうなるでしょうか?
健康に興味がない人と同じく、大半の機能を使わずに終わってしまうかもしれません。
実際、「ガジェット」や「便利な機能」に関心の薄い筆者の妻は、すぐにApple Watchを使わなくなりました。
⑥新しいもの好きだけどすぐに飽きる人
ガジェットに興味がない人とは真逆に、とにかく目新しいものが好きな人にはApple Watchは向いてそうな気がします。
しかし、「いろいろ買ってはすぐに飽きてる人」はApple Watchも飽きちゃう可能性が高くもあります。
Apple Watchは健康に役立つ機能や、日常生活や仕事に役立つ機能が満載ですが、それ自体でチョー面白いゲームができたりするわけでもなく、色々試すことで面白さが分かってくるデバイスです。
なので、飽きっぽい人は面白さが分かる前に使わなくなってしまうかもしれません。
実際に、「色んな人が付けていて面白そうだから買ってみた!」という感じでApple Watchを購入していた筆者の知人(流行り物好き)は、1年も経つとApple Watchを付けているのを見なくなりました。
⑦家からほとんど出ない人
Apple Watchの機能には、Suicaの決済機能しかり、歩行や運動の記録機能しかり、家の外に出ないと使えないものや、その面白さが分からないものも多いです。
もちろん自宅で使うにも、スマホの通知を受け取ったりはできますし、睡眠の記録もできます。
工夫次第でデスクワーク等でも便利な使い方はいくらでもできますが、やはり外に頻繁に出歩く人に比べて、Apple Watchの機能で使えるものは少ないでしょう。
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⑧iPhoneの通知すら「わずらわしい」と思っている人
Apple Watchの便利さの一つに、スマホの通知を腕元で受け取れることがあります。
しかし、スマホがブルブル震えることすら「うざってぇ!」と思っている人は、Apple Watchを着けたらストレスは倍増するでしょう。
また、iPhoneに届く各種アプリの通知は、自分で設定を変えれば受け取らないこともできますが、中にはそうした作業が面倒で不要な通知や楽天のメルマガなどを大量に受け取っている人もいます。
そうした人がApple Watchを使ったら、不要な通知で腕が震えっぱなしなので、それは大きなストレスになるはずです。
実際、そうした設定が面倒な筆者の知人は、不要なアプリの通知もApple Watchに逐一届きまくっていて、「もう、いちいち通知が届くのがウザい!」と怒って使わなくなりました。
ただ、通知を積極的に受け取りたい人には非常に便利な機能なんですよ~!
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⑨あまのじゃくで逆張りが好きな人
最近は町中でもApple Watchを着けている人が本当に増えています。
多くの人は、そうした流行の兆しを見ると、「やっぱり便利なのかな」「ちょっと興味あるな」と気になるでしょうが、あまのじゃくの人は違います。
「Apple Watchって、便利すぎるところが便利じゃないよね」とか、「みんなが使い始めているものって、その時点で時代遅れになってるんだよ」、「5000円のスマートウォッチでほぼ同じ機能が使えるのに、買ってる人ってバカじゃないの?」とか、いろいろ難癖をつけているでしょう。
そんな人がApple Watchを買ってしまったら、みんなと同じメジャーで便利なものを使っていることを後悔し、次第にApple Watchを使わなくなるかもしれません。
ちなみに5000円程度のスマートウォッチとApple Watchには、たしかに搭載している機能に共通点が多いですが、Apple Watchは「その機能の使い勝手のよさ」「画面の操作性や視認性の高さ」「消費カロリーや睡眠データ等の計測精度の高さ」などが格安のスマートウォッチより断然上。
ちなみにApple Watchだけでなく、2~3万円以上するような大手ブランドのスマートウォッチは押しなべてそうした性能が上だったりします。
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⑩今月のお金がピンチの人
Apple Watchは非常に便利なデバイスですが、一番安いSEでも3万円以上の予算が必要です。
生活が便利になり、仕事がはかどり、健康意識も役立つ機能が満載ですが、そうした機能が満喫できるのは、日々の暮らしにちょっとした余裕があってこそ。
「Apple Watchを買っちゃったから、明日からは3食モヤシ炒めの生活だ」なんて状況になる人は、もうちょっとお金と気持ちの余裕ができてから、Apple Watchを買うようにしましょう。
「それでもスマートウォッチが欲しいんや!」という人は、最初は1万円以下のコスパが高いモデルから手を出してみてもいいでしょう。
結論:そんな人はApple Watchを買おうと思わない!
Apple Watchを大好きな筆者が、頭をひねって「Apple Watchを買って後悔する理由」を考えてみましたが、上記のような人の大半はApple Watchを買おうとすら思わないでしょう。
ただし、家族や友人がそんな人にもApple Watchをプレゼントしてしまうかもしれません。
上記に該当するような人には、贈り物に選ばないようご注意を!
逆に言えば、自分の意志でApple Watchを買った人の大半は、やはりApple Watchを買って後悔することは少ないはず。
興味を覚えたら恐れずに買ってみましょう。
●執筆者:スマートウォッチライフ編集部
日本初のスマートウォッチのウェブメディア。スマートウォッチ・Apple Watchの選び方や入門者向けの記事を多く配信しています。編集部には50本以上のスマートウォッチがあり、編集部員は常にスマートウォッチを片腕or両腕に着用。日本唯一のスマートウォッチ専門ムック本『SmartWatchLife特別編集 最新スマートウォッチ完全ガイド』(コスミック出版)を出版したほか、編集長はスマートウォッチ専門家としてテレビ朝日「グッド!モーニング」にも出演。
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