検索
         
  1. スマートウォッチライフTOP
  2. NEWS
  3. 新型コロナウイルス肺炎による心拍数の増加はほかの病気より長引く。FitbitやAppleWatchを使った医学調査で証明された事実

新型コロナウイルス肺炎による心拍数の増加はほかの病気より長引く。FitbitやAppleWatchを使った医学調査で証明された事実

NEWS

2021.07.09

ギャラップ社の世論調査によると、現在はアメリカ人の約19%、およそ5人に1人がFitbitやAppleWatchなどに代表されるスマートウォッチを使っているそうです(*1)。

スマートウォッチの使い方は人によって様々ですが、そのメリットの1つに健康に関するデータ(心拍数や消費カロリー量など)を継続して記録することができることがあります。そしてそのデータは、新型コロナウイルスに感染の有無を判定する一助にもなりえます。

さらに一歩進んで、スマートウォッチから得られる膨大なデータを医学的な調査に活用する動きが出てきました。その調査によって、病気からの回復過程についても明らかになったことがあります。

*1. https://news.gallup.com/poll/269096/one-five-adults-health-apps-wearable-trackers.aspx

新型コロナウイルス肺炎による心拍数の増加は長く続く

米国の医学雑誌『JAMA Network Open』で発表されたスマートウォッチを活用した研究論文(*2)によると、新型コロナウイルス肺炎の症状の1つには心拍数の増加があり、その症状は数週間から数か月にも及ぶことがあるということです。この期間は他の呼吸器疾患と比べて著しく長く、新型コロナウイルスの特徴と呼べるもので、今後の医療に大いに役立つであろうとも論文著者らは述べています。

*2. https://jamanetwork.com/journals/jamanetworkopen/fullarticle/2781687

スマートウォッチは医療分野でも活用できる

上の研究は2020年3月25日から2021年1月24日までの約8か月、4万人近い被験者にスマートウォッチを着用してもらい、そのデータを解析したものです。スマートウォッチが普及する前は、このような大規模な医学調査は困難であったでしょうし、データの信頼性も低くなったのではないでしょうか。スマートウォッチには新たな可能性が秘められているようです。

●執筆者プロフィール 角谷剛(かくたに・ごう)
アメリカ・カリフォルニア在住。米国公認ストレングス・コンディショニング・スペシャリスト(CSCS)、CrossFit Level 1 公認トレーナーの資格を持つほか、現在はカリフォルニア州アーバイン市TVT高校でクロスカントリー走部監督を務める。年に数回、フルマラソンやウルトラマラソンを走る市民ランナーでもある。フルマラソンのベストタイムは3時間26分。公式Facebookは https://www.facebook.com/WriterKakutani

【本記事の執筆者・角谷剛のスマートウォッチ関連記事】

スマートウォッチのSpO2(酸素飽和度)測定機能とは? 「コロナ感染の有無」の判断材料になる?

Apple Watchやスマートウォッチのダイエット活用法を解説! 注目すべきは「日常生活全体の消費エネルギー」

 

 

※本記事のリンクから商品を購入すると、売上の一部が販売プラットフォームより当サイトに還元されることがあります。掲載されている情報は執筆時点の情報になります。
     

関連記事


RANKING

  1. Haylouのスマートウォッチ「IRON N1」を日本発売。過酷な環境にも耐えるタフネスモデル

  2. 日本で購入可能なスマートリング徹底比較(2025年版)【使用レビューあり】

  3. Apple Watchが女性のがんを早期発見、命を救う

  4. 血圧モニタリング機能の搭載も? Apple Watch Series 11の有力な噂まとめ

  5. トランプ政権、アップルに大きな恩恵をもたらす関税免除措置

  6. 全国のauショップで「EVERING」スマートリング販売開始、タッチ決済で財布不要

  7. iPhoneで計測できる「歩行非対称性」とは?何%なら正常?

  8. Apple Watchの緊急SOS機能、1マイル沖合まで流された男性の命を救う

  9. スマートウォッチとスマートリングの違いを徹底比較!

  10. 1日300kcalだけで平気なの?Apple Watchの「ムーブ」のカロリーは何の数値か

NEW CONTENTS

  1. ウェアラブルデバイスが牽引し、バイオハッキング市場は年平均16.5%で成長の見通し(2025–2034)

  2. スマートウォッチの歴史をザックリまとめました

  3. Makuake歴代1位を記録した「RingConn 第2世代」、2025年4月22日(火)よりヨドバシカメラ全国23店舗で先行予約販売開始

  4. AMOLEDディスプレイって何?有機ELや液晶ディスプレイとの違いは?

  5. Apple Watchの「付ける腕」「デジタルクラウンの向き」の変更法。左利きでも使いやすさ◎に!

  6. トランプ前大統領、「ティム・クックのために関税を緩和した」と発言 Appleは一時的に救済へ

  7. 4月24日はApple Watchの「リングを完成させよう」デー!

  8. Wear OS搭載スマートウォッチの魅力と代表ブランドを徹底解説!

  9. 新発売:URBAN ARMOR GEAR社製 Apple Watch用バンド「MONARCH」、耐久性とデザイン性を兼ね備えた新モデル登場

  10. Apple Watchの誤操作が多い人必見!「タッチ調整」の方法

TAG

タグをさらに表示