『Fitbit(フィットビット)』全モデルを使い込んであなたにピッタリのモデルをリコメンド!
健康意識の高まりもあり、ますます存在感を高めているスマートウォッチブランドが『Fitbit』。それもそのはず、『Fitbit』はスマートウォッチにおける健康機能のリーディングカンパニー。その先進の機能とスタイリッシュなルックスは、まさに憧れのスマートウォッチとして、世界中で支持を集めています。
そんな『Fitbit』、バンド一体型のアクティブトラッカータイプから、フルスクリーンのスマートウォッチタイプまで、ラインナップの振り幅は広め。高級スマートウォッチの部類に入り、安くはないだけにしっかり吟味してゲットしたいものです。
そこでスマートウォッチライフ編集部では、子供用をのぞく現行全4モデルを実際に使用。後悔のない選択をするために、用途別おすすめランキングを作成しました。ネット情報を集めておすすめ情報を掲載するサイトは多数あれど、全モデルを実際に使ってリコメンドするのはスマートウォッチライフだけ! ぜひ賢いお買い物の参考に!!
まずは『Fitbit(フィットビット)』ってどんなブランドかおさらい
おすすめランキングを発表する前に、『Fitbit』の歴史と全モデルを簡単に紹介していきましょう。
2009年にアメリカのシリコンバレーで創業した『Fitbit』は、世界各国で1億2000万台以上のデバイスを売り上げている、健康とフィットネスに強いスマートウォッチ&アクティブトラッカーのブランド。
創業当時から特に力を入れているのが、睡眠分析やワークアウトのログ機能。記録したデータをワイヤレスで自動同期するシステムを初めて導入したり、オープンAPIをいち早く提供するなど、常に先進的な取り組みを行うことでウェアラブル端末の普及にも貢献してきた、一目置かれる存在なんです。
2021年1月には、兼ねてから発表されていた『Google』による買収が完了。さっそくFitbit OSがアップデートされ、一部モデルでAmazon Alexaに加え、Googleアシスタントが使える(日本語は2021年前半に対応予定)ようになりました。今後はGoogleと連携することによる新しい機能の開発が期待されるなど、ますます目が離せません。
『Fitbit(フィットビット)』ってどこがスゴイの?
『Fitbit』では、アクティビティ、エクササイズ、食事、体重、そして睡眠などをリアルタイムで記録し、スマートフォンのアプリと自動同期、様々なデータをグラフで管理することができます。とはいえ、こうした基本的な機能というのは、ご存知の通り他のスマートウォッチなどでもできること。大切なのは“記録した膨大なデータを、どう健康に役立てるか”で、実はここに『Fitbit』の大きな強みがあります。
それが、サブスクリプションサービス「Fitbit Premium」です。データをより詳しく解析し、身体の状態を「ウェルネスレポート」としてわかりやすくまとめてくれたり、行動パターンに基づいて最適なワークアウトプランを提案してくれたりなど、コーチング機能が特に優れているんです。
また、世界最大級ともいわれるユーザー同士のソーシャルネットワークも魅力。チャレンジやアドベンチャーに取り組んだり、他のユーザーとフィットネスの状況を共有したりすることで、自然にモチベーションを高く保てます。何より、こういった機能によって、健康オタクにならずともスマートウォッチを日々の健康のために活用できるというのは、多くのユーザーにとって嬉しいポイントですよね。
さらに、ストレス状態を測定できる世界初のセンサーを搭載するモデルをラインナップするなど、常に最新技術を取り入れながら進化している『Fitbit』。どのモデルを選んだらいいのかは悩ましいところですが、各モデルによってターゲットがしっかりと棲み分けられているので、欲しい機能や目的が明確になっていれば、最適なモデルを選ぶのは難しくありません。
次に全モデルをご紹介していきますので、ぜひともあなたにとって“ちょうどいい1本”を見つけてください。
健康管理に必要十分な機能が欲しいなら「Inspire2」
日々のフィットネスを記録したり、心拍数に基づいた睡眠トラッキングを行ってみたい“だけ”なら、1番小型な健康管理+アクティブトラッカーの「Inspire2」が最適。
音楽を聴いたりキャッシュレス決済などスマートウォッチ的な機能はありませんが、スマホの通知機能、20種類以上の運動モード、食事や水分摂取量の確認など基本的な機能は網羅。何より着けていることを忘れるほど小型軽量で、最大10日間の長時間駆動を実現しているというのは、上位機種にはない「Inspire2」だけのメリットです。
また、「Fitbit Premium」の1年間無料トライアル(以降はIOSが月額650円、Androidは640円)が付属するため、『Fitbit』を試してみたいという人にとっても実はおトクな1本なんです。
(詳細レビュー後日公開予定)
GPS搭載!フィットネスが楽しくなる「Charge4」
「Inspire2」の機能に加えて、この価格帯としては珍しくGPSを内蔵。フィットネストラッカーとしては非常にコストパフォーマンスが良く、実力は高価格帯のスマートウォッチに引けを取りません。
「Charge 4」があれば、屋外でのランニングやサイクリング、ハイキングなどの際にスマホと連携せずともルートが記録でき、アプリ上でルートの振り返りも可能。軽量なので着けっぱなしでも気にならず、ワークアウトの際にも邪魔になりません。
そしてさらに、キャッシュレス決済のSuicaに対応していること、Spotifyのミュージックコントロールや天気の表示ができることも「Charge 4」ならでは(※「Charge 4」にはSuicaに対応したモデルと非対応モデルががあります。購入の際には注意が必要です)。フィットネスで使うのがメインだけど、普段の生活に便利な機能もあったほうがいいなら、迷わず「Charge 4」を選びましょう。
(詳細レビューは後日公開予定)
求めることがほとんど出来るスマートウォッチ「Versa3」
『Fitbit』のスマートウォッチシリーズ「Versa」の最新モデル。上記2モデルのトラッキング機能に加えて、キャッシュレス決済や通知機能など、スマートウォッチとして日常的に使いたい機能のほとんどを備えているのが「Versa3」です。
特にGoogleアシスタントやAMAZON Alexaを搭載しており、話し掛けることでニュースや天気を音声でチェックしたり、ワークアウトを開始したりすることできるのは便利ですし、ハンズフリー通話だって可能。もちろんGPSを内蔵しています。
画面サイズ1.58インチと大きなスクエア型のディスプレイはメッセージや予定の確認がしやすいだけでなく、例えば「Fitbitコーチ」を使えば、ディスプレイにワークアウトの動きを表示でき、それを真似しながらエクササイズできるなど、先進の機能も体験可能。ワークアウトの質も向上してくれますよ。
(詳細レビューは後日公開予定)
自分の身体をもっと知りたいなら先進機能搭載の「Sense」
「Versa3」とそっくりな見た目ですが、大きく違うのはセンサー部分。ストレス状態を測定できる皮膚電気活動(EDA)センサー、心電図(ECG)モニター、皮膚温度センサーと、最新技術がたくさん盛り込まれているんです。なかでもストレス計測できるのは、この「Sense」がなんと世界初。フラッグシップモデルらしい最先端のスマートウォッチ体験が可能です。
また、機能面だけでなく、12分で1日分の急速充電ができるので、うっかりバッテリーを切らしてしまっても安心。今なら「Fitbit Premium」の半年間年無料トライアル(以降はIOSが月額650円、Androidは640円)が付いています。
ただスマートウォッチが欲しい、だけでは機能過多になってしまう可能性も。積極的に先進的な機能を使いこなしてみたい、より健康を意識したいという人にオススメしたい1本です。
(詳細レビューは後日公開予定)
編集部が使ってリコメンド! 全モデル用途別おすすめランキング
歴史やラインナップを紹介したところで、いよいよあなたにぴったりなモデルを、使いたい用途別にランキングしていきます。
とにかくまずはお手軽価格で使ってみたい!
●1位 「Inspire 2」 実勢価格1万8900円
●2位 「Charge 4(SUICA非対応モデル)」 実勢価格1万7800円
●3位 「Charge 4(SUICA対応モデル)」 実勢価格1万9990円
●4位 「Versa 3」 実勢価格2万7264円
●5位 「Sense」 実勢価格3万6355円
このランキングでは価格にフォーカスしていることもあり、「Charge 4」のSuica非対応モデルも加えてみました。単純に価格の安さで言うと、その「Charge 4」のSuica非対応モデルが最安。では、なぜ「Inspire 2」が1位なのか。
それは、「Inspire 2」には、「Fitbit Premium」の1年間無料トライアル(以降はiOSが月額650円、Androidは640円)が付属するため。単純に「Inspire 2」を買えば7500円以上の有料サービスが付いてくると考えれば、1位という結果にも納得していただけるでしょう。
ちなみに「Versa 3」「Sense」には6ヶ月の「Fitbit Premium」トライアルの権利付き。このトライアル特権とフルスクリーン、サードパーティアプリが使えるなどの利点を考えると、人によっては3位と4位がひっくり返ることもありそうです。
キャッシュレス機能を使いたい
●1位 「Charge 4」(SUICA対応版)
●2位 「Versa 3」「Sense」
●圏外 「Inspire2」
キャッシュレス機能を最重要視するなら、「Suica」と「Visaタッチ」に対応している「Charge4」に決まり! 「Versa 3」「Sense」は「Visaタッチ」のみに対応しますが、実際に使ってみると、「Suica」が大手チェーンをはじめ多くの店舗で利用できるのに対し、「Visaタッチ」は微妙な浸透度。キャッシュレス決済目的なら「Suica」対応の「Charge 4」を強くおすすめします(※前述したように、「Charge 4」にはSuica非対応の旧モデルと、対応の新モデルが存在します。購入の際はよく注意して下さい)。残念ながら「Inspire 2」はキャッシュレス決済に対応しないので、キャッシュレス決済が必須の人の選択肢には入りません。
毎日24時間アクティビティを記録し続けたい
●1位 「Inspire 2」
●2位 「Charge 4」
●3位 「Versa 3」「Sense」
とにかくアクティビティログを24時間365日取り続けるなら圧倒的に小さいサイズが有利。これは実際使ってみてもその通りでした。とにかく腕に着用していることを意識させないサイズや軽さが「Inspire 2」のいいところ。一番それが影響してくるのが睡眠時です。やはり、バンド一体型と比べると「Versa 3」「Sense」はややかさばる感は否めません。
また、「Inspire 2」が毎日の使用にピッタリなもうひとつの理由が電池の持ち。「Inspire 2」のみが、最大電池持続時間が10日間なのに対し、ほかの3モデルは7日間。途切れることなくアクティビティログを取るならできるだけ充電回数を減らしたいもの。その点、「Inspire 2」が頭ひとつ抜けている印象です。
健康以外にも、スマートウォッチとして便利な機能を使いたい
●1位 「Versa 3」
●2位 「Sense」
●3位 「Charge 4」
●4位 「Inspire 2」
スマート機能を求めるなら「Versa 3」が最良の選択です。「Versa 3」と「Sense」のスマート機能は同等。それならばよりお手軽価格の「Versa 3」を選ぶのがいいでしょう。「Versa 3」と「Sense」はフルスクリーンでメールやSNSの各種通知を読めますし、マイクとスピーカーを搭載し「Amazon Alexa」「Googleアシスタント」を使用することもできます。また、サードパーティのアプリを自由にインストールすることだって出来ます。音楽データを時計本体に記録できるのも「Versa 3」と「Sense」のみ。「Charge 4」はSpotifyのコントロールは可能ですが、時計単体で音楽を持ち運ぶことはできません。
運動にもっとも最適なモデルは?
・ランニングなら
●1位 「Charge 4」
●2位 「Sense」「Versa 3」
●4位 「Inspire 2」
本気のランニングの場合、少しでも持ち物を減らしたいもの。持ち物はスマートウォッチのみ、スマホも持たないとなると、距離を記録するGPS搭載は必須。あとは、水分補給等でコンビニに寄ることを考えると、キャッシュレス機能もほしいところです。それなら、GPSを搭載してSuicaに対応した「Charge 4」が最強でしょう。
「Inspire 2」は軽いのが魅力ですが、「Charge 4」「Sense」「Versa 3」にはGPS、キャッシュレス機能に加え、アプリの地図上に心拍ゾーンをオーバーレイできる機能もあり、軽さの魅力を凌ぐ使い勝手と言えます。なお、音楽を聴きながらランニングする人にとっては、時計に音楽を保存し、Bluetoothイヤホンで聴ける「Sense」「Versa 3」が1位としてもいいかもしれません。
・ウォーキングなら
●1位 「Inspire 2」
●2位 「Versa 3」
●3位 「Sense」「Versa 3」
スマホを持ち歩くことを想定したウォーキングなら、評価は一転。GPSでの距離測定やキャッシュレス機能はスマホに任せ、スマートウォッチは軽いことが正義となります。そうなると、スマホのGPSと連動できる「Inspire 2」の軽さが強みを発揮するでしょう。
・ダイエット、エクササイズなら
●1位 「Sense」「Versa 3」
●3位 「Inspire 2」
●4位 「Charge 4」
「Sense」「Versa 3」がおすすめNo.1。これはひとえにフルスクリーンを備えた「Sense」「Versa 3」なら、オンスクリーントレーニングができるから。この機能はスマートウォッチの大型ディスプレイにトレーニングコーチのムービーが流れ、実際にそれにならってエクササイズをする機能。スマートウォッチが憧れの個人コーチになったと言えばいいでしょうか。実際に使うと効果は抜群。モチベーションアップにも繋がります。
最先端の健康機能を試したい!
●1位 「Sense」
●2位 「Versa 3」「Charge 4」「Inspire 2」
これは、ダントツでフラッグシップの「Sense」をおすすめします。『Fitbit』が健康No.1と言われるのはこの「Sense」の存在があるからこそ。世界初となるハードウェアによる「ストレス計測」、「皮膚温度のモニタリング」はこの「Sense」しか搭載しない機能。スマートウォッチの最先端を体験するなら「Sense」一択です!
『Fitbit(フィットビット)』全モデルのおすすめポイントをまとめてみました
これまで用途別ランキングをお届けしてきましたが、おさらいをかねて、各モデルのおすすめポイントをあらためてまとめてみましょう。
『Inspire 2』をおすすめするのはこんな人!
●こまめに充電するのは面倒!
●着用していることを意識したくない
●必要最低限の機能があればいい
●アクセサリー感覚でお洒落に着けたい
●まずはお手軽価格で試してみたい
●「Fitbit Premium」をおトクに使いたい
Amazonで「Inspire 2」の詳細を見る
『Charge 4』をおすすめするのはこんな人!
●キャッシュレス決済したい
●きれいな大画面はいらないけど、通知の内容はある程度読みたい
●フィットネスで邪魔にならないコンパクトなモデルがいい
●毎日充電はしたくない
●コンパクトかつ高機能なものを探している
●スマホを持たずにランニングしたい
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『Versa 3』をおすすめするのはこんな人!
●最新のスマートウォッチで毎日を便利に過ごしたい!
●大きな画面でメッセージを確認したい
●健康用途だけでなく、ビジネスにも役立てたい
●音声アシスタントを使いこなしたい
Amazonで「Versa 3」の詳細を見る
『Sense』をおすすめするのはこんな人!
●業界唯一の機能「ストレス計測」や心電図の計測をしたい!
●ストレス状態を記録して、“今の気分”を把握したい
●様々なデータを記録して、健康に役立てたい
●「Fitbit Premium」をフル活用していきたい
●日々の体温も記録したい
Amazonで「Sense」の詳細を見る
Text:RYO ISHI
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