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Withings『ScanWatch』使用レビュー。心拍計測、通知機能、デザイン、全てがハイレベル!

REVIEW

公開日: 最終更新日:

 

コネクテッド・ヘルス業界を牽引するフランス発のブランド・Withings(ウィジングズ)。これまでもスタイリッシュ&高性能なスマートウォッチや睡眠トラッカー、Wi-Fi体重計(世界初の製品化)などを手掛けてきた同ブランドが、心臓医学の専門家とともに作り上げた世界初のハイブリッド・スマートウォッチが「ScanWatch」です。本記事では、2020年10月に国内発売された同製品の使用レビューをお届けします!

Withings『ScanWatch』はどんな時計?


心臓医学の専門家と作り上げられた『ScanWatch』は、最先端の健康機能と、ハイエンドな素材を使用したスマートウォッチ。デザインのベースはアナログ時計で、そこにスマートウォッチの機能や小型の有機ELディスプレイも搭載した「ハイブリッドスマートウォッチ」です。

『ScanWatch』の一番の特徴は、業界最高峰のセンサーが着用者の心拍を自動でモニタリングしてくれること。

10分間隔で不規則な心拍のリズム、乱れを検知してくれる機能や、睡眠時無呼吸症候群などの兆候を捉えることのできる呼吸の乱れを検知してくれる機能もあります(※原稿執筆時点では、心拍のリズムや、呼吸の乱れの追跡に基づく医療グレードの睡眠時無呼吸検出機能は、日本では使用できません)。

そのほか運動の内容も詳細に記録。50m防水で、一度の充電で最長30日間持続するバッテリー機能も兼ね揃えています。

さすがフランス発のブランド。パッケージもスタイリッシュ!

入手してまずうれしくなったのは、パッケージの時点で伝わるスタイリッシュな雰囲気。さすがはフランス発のブランドです。

商品のパッケージはこんな雰囲気。プレゼントにも喜ばれそうな高級感あり。

 

中箱もシンプルでカッコいい。

 

 

中に入っていたのは時計本体と充電器、説明書とフェルト素材のソフトケース。ソフトケースは中が3層に分かれていて、時計と充電器を収納可能。説明書は日本語表記もあり、内容も非常に丁寧です。

アプリは使い勝手◎。ペアリングも簡単

スマートウォッチを購入後にまず必要な作業が、スマートフォンとのペアリング。Withingsの『ScanWatch』では、『Withings Health Mate』アプリをダウンロードしてペアリングを行います。スマートウォッチによっては、このペアリングがスムーズにできずに苦労したりしますが、『Withings Health Mate』は使い勝手が◎。指示通りに操作をしていけば、特に難しいことなくペアリングが完了しました。

『Withings Health Mate』アプリでペアリング中。指示に従い、選択肢を選んでいくだけで簡単にペアリングができます。

 

ペアリングが終わると、アプリでは操作法や正しい装着方法も解説してくれた。

センサーもデザインもプレミアム仕様

では時計本体も見ていきましょう。

Withing『ScanWatch』はセンサーもデザインもプレミアム仕様です。ケースには高級時計に多く採用されるサファイヤガラスを使用。高硬度で透過率が高いため、堅牢性が高いだけでなく視認性も抜群です。またウォッチフェイス上部のディスプレイは、PMOLEDディスプレイ(有機ELディスプレイ)が採用されています。

ベルトの素材はシリコンですが、大人の落ち着きを感じるマットな質感。アナログ時計のホワイトの文字盤との組み合わせもスタイリッシュで、スーツに合わせてもバッチリ映えそうです。

高級腕時計の雰囲気が漂うデザイン

ベゼル部分はステンレススティール。大人の重厚感を感じます。

ベルトはマットな質感に大人の落ち着きを感じるシリコン素材。

 

本体裏面部にはWithings独自の多波長PPGセンサーを搭載。業界最高峰の精度で心拍を計測します。

操作性と視認性も◎

使いはじめて気づいたのは、操作性と視認性の良さ。本体の操作はリュウズの回転とプッシュで行うシンプルなものですが、この動きが非常にスムーズ。心拍数、歩いた距離などのデータや、ワークアウトの機能などをサッと呼び出せます。PMOLEDディスプレイは視認性が高く、強い太陽光の中でもしっかりと文字を読むことができました。

ビジネスシーンにうれしい通知機能の充実ぶり


そして、想像以上に「いい!」と驚いたのが、スマホの通知機能の充実ぶり。スマホの通知受取はスマートウォッチの基本機能の一つですが、実は多くの製品ではこれがイマイチ。「一部のアプリしか通知が届かない」「通知が届くときと届かないときがある」などなど、使い勝手が悪くストレスを感じることが多いです。

一方でWithing『ScanWatch』は、カレンダー、メール、LINE、電話の通知はもちろんのこと、Instagram、Twitter等のSNSや、ChatWorkなどのビジネスチャットの通知も受取可能。しかも「通知が届かない」というトラブルは皆無でした! 通知時のバイブレーションもブルルッと2回大きく震えるので非常に分かりやすく、この通知機能のレベルの高さはApple Watchにも引けを取らないレベルだと感じました。

なおディスプレイにカレンダーの通知が届くときは「14:00 打ち合わせ」「18:00 歯医者」のように予定の内容まで表示されるのがうれしいところ。デザインがビジネスシーンにマッチする『ScanWatch』ですが、機能面でもビジネスの使用にはピッタリのスマートウォッチといえるでしょう。

通知を受け取れるアプリは非常に多彩で、各々オン・オフの切り替えが可能。

心拍計測の精度・頻度に確かな安心感


そしてWithing『ScanWatch』の特徴の一つである高精度な心拍計測機能には、大きな安心感がありました。10分間隔で不規則な心拍のリズム、乱れを検知する機能をオンにしておくと、常に最新の心拍数が表示されるのがうれしいところ。健康上の理由やワークアウト等で心拍数を気にしている人にはピッタリのスマートウォッチといえるでしょう。

なお睡眠モニタリング機能でも、睡眠の「深い」「浅い」「睡眠の中断」の計測とともに、心拍数をしっかり計測してくれていました。


睡眠時の心拍数と呼吸の乱れを計測してくれる。

総合的にレベルの高いハイブリッドスマートウォッチ

実際に使用してみて感じたのは、Withing『ScanWatch』が総合的にレベルの高いスマートウォッチだということ。デザインがアナログ時計のハイブリッドスマートウォッチで、ここまで基本性能が高い製品はあまり見当たりません。GPSは本体に搭載ではなくスマホとの連携ですが、そのぶんバッテリーの持ちはいい(フル充電しておけばガツガツ使っても1週間は問題なく持ちました)のが大きな魅力に感じました。スーツやフォーマル寄りの服装にもマッチする健康志向のスマートウォッチを探している人にはピッタリの製品といえるでしょう!

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【関連記事】

Withingsスマートウォッチ 完全ブランドガイド【2021年版】

心拍の異常検知や詳細な睡眠分析・運動記録が可能! Withingsの新作ハイブリッド型スマートウォッチ『ScanWatch』が販売開始

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