スマートウォッチの購入を考えている人で、「Suicaが使えること」を条件の一つに考えている人は多いでしょう。
たしかにスマートウォッチでSuicaが使えれば、改札を通るときもスマホを出さなくていいので、電車を乗るときは非常に便利です。
そこで今回の記事では、Suicaが使えるスマートウォッチについて解説し、オススメの製品も紹介します。
SuicaはApple Watch、Google、Galaxy、Garmin、Fitbit、wenaのみ
冒頭から結論を述べてしまうと、現在(2023年7月)の日本でSuicaに対応しているスマートウォッチは、下記5ブランドが出しているモデルのみです。
・Apple Watch
・Garmin
・Fitbit
・wena(ソニー)
・Galaxy
その他のキャッシュレス決済(PayPay、QUICPay、Visaのタッチ決済)では、クレジットカードのタッチ決済については、GoogleのWear OSを採用したブランドのモデルが一部対応しています(GalaxyやTicWatch、FOSSILなど)。
一方でスマートウォッチやスマートフォンの一大ブランドである中華系のHuawei、Xiaomi、OPPOはSuicaに未対応。
サムスンのGalaxyブランドのスマートウォッチについては、2023年からSuica対応がスタートしました!
またスポーツ~アウトドアのスマートウォッチでは大手のSUUNTOなどもSuicaに未対応です。
なので「スマートウォッチでSuicaが使いたい」という人は、自動的にこの6ブランドから候補を選定することになります。
Apple WatchはSeries3以降が対応
なおApple WatchでSuicaを使えるのは原則的にApple Watch Series 3 以降。
「日本国内で販売されたモデルについてはApple Watch Series 2でも利用が可能」と公式サイトで説明がありました。
なお現在Apple Storeや家電量販店等で新品で発売されているApple WatchはSeries 8もしくはSE、Ultraの3シリーズ。
なので、普通に新品のApple Watchを購入すれば、Suicaは使えると考えていいでしょう。
最新のモデルを使いたい方はSeries 8がオススメで、とりあえずApple Watchを使ってみたい人は約3万円で手に入るSEにするのもアリです。
そしてApple WatchはSuicaにオートチャージが可能。またApple WatchはPASMOにも対応していて、PASMOでもオートチャージが可能です!
【関連記事】
Apple Watch・iPhoneでSuicaを使うならクレジットカードはビューカードが最強のワケ。オートチャージが可能な唯一のカード!
その他ブランドもSuica対応モデルと非対応モデルあり
一方のGarminは、Suicaに対応しているモデルと対応していないモデルがあります。
あまりに対応モデルが多すぎるので、本記事のオススメモデルには入っていないモデルもあります!
なおGarminのSuicaは定期券の購入に対応していなかったりと、Apple WatchのSuicaと比べると機能がやや弱い部分もあります。
最新の対応モデルは下記からご確認ください。
Garmin PayのSuica | スマートウォッチ | 製品 | Garmin | Japan | Home
FitbitやGalaxyもSuica対応モデルと非対応モデルあり
Fitbitについては、現行モデルで対応しているのは下記のモデルです。
・SENSE 2
・Charge 5
・Charge 6
・Versa 4
なお、同シリーズの過去モデル(SENSEやCharge 4)などもSuicaに対応しています。
SONYは現在の最新モデルとなるwena 3がSuica対応。
またGoogleは最新モデルのGoogle Pixel Watch 2と初代のGoogle Pixel WatchがSuicaに対応しています。
Suicaが使えるおすすめスマートウォッチ20選がこちら!
Apple Watch Series 9
59,800円~
最先端のセンサー技術を搭載しながら基礎スペックも着実に向上させた最新Series
2023年に発売の最新のApple WatchがSeries 9です。
下に記載した搭載スペックの通り、Suica決済からスマホの通知受取、歩数や運動、消費カロリーの追跡、睡眠の追跡まで、スマートウォッチにできることは何から何までできます。
動作のスムーズ感も抜群で、近未来的でカッコいいルックスも含めて、やはりNO.1のスマートウォッチといえる存在感があります。
前作のSeries 8からは、物凄い大きな進化はありませんでしたが、いまも非常にオススメのもでるです。
【関連記事】Apple Watch Series 9開封レビュー! 進化はちょっと微妙?
■主な搭載スペック
各機能の詳細や、どの機能を重視すべきかについては、下記の関連記事をご一読ください。
なおNIKEやエルメスとのコラボモデルもありますが、搭載している基本機能はほぼ一緒(オリジナルの文字盤や一部のアプリがあるか、ないか程度)。
いずれもSuicaに対応しています。
Apple Watch HERMÈS SERIES 9
Apple Watch NIKE SERIES 9
Apple Watch SE
34,800円~
Apple Watchの先進性が優しいプライスで手に入る
ディスプレイ解像度やケースの形状は「9」と同等で、非常にクリアかつスタイリッシュ。
Series 8との違いは血中酸素濃度の測定ができないことや、画面が常時表示に対応していないことなど。
そのほか細かな違いはありますが、基本的な機能は殆ど一緒です。
なのでSuica対応のApple Watchを安く買いたい人にはSEが圧倒的にお得です!
Apple Watch Ultra 2
GPS + Cellularモデル、49mmケース
126,198円
2022年に登場した、本格スポーツ・アウトドア仕様のハイエンドモデルの最新版。
バッテリーの持ち時間が2倍、ケースの大きさも最大(49mm)、高級素材のチタンを使用など、Apple Watchで最も高級なモデルになっています。
ただ、腕の細い女性が使うには相当大きな時計なので(重量もあります)、購入時にはご一考を。
SE、Series 9の通常モデル、Ultraの違いは下記の記事で詳しく解説しています!
初代モデルとの違いは下記記事で詳しく解説しています。
あわせて読みたい:Apple Watch Ultra 2と初代の違い8点を専門サイトが解説!【動画レビューあり】
Galaxy Watch6
40mm グラファイト
50160円
Galaxyの最新スマートウォッチにして、Androidで使えるスマートウォッチとしては最高峰の機能を持ったモデル。
Galaxy Watch6は一般的なスマートウォッチに搭載されている機能を網羅的に搭載しています。
「Suica」「iD」「QUICPay」が使用可能になったことにより、その網羅ぶりはほぼ完璧になりました。
スマホの通知受け取り、音楽操作、天気予報といった日常の機能をハイレベルにつかえるほか、健康関連の機能もしっかり対応。
睡眠中の皮膚の温度も、設定をONにすれば測定が可能です。
またマイクとスピーカーも搭載しており、Googleアシスタントの音声入力も使えます!
OSがWear OS Powered by Samsungなので、Android系のアプリを追加して機能を拡張できる点も魅力です。
なおGalaxy Watch6シリーズには
・Galaxy Watch6の40mmモデルと44mmモデル
・Galaxy Watch6 Classicの43mmモデルと47mmモデル
が用意されています。詳細は下記のレビューにてチェックを!
使用レビューはこちら:Galaxy watch 6使用レビュー。Android向けスマートウォッチの最強モデル!
Google Pixel Watch 2
51800円
Googleが作ったスマートウォッチの2023年モデル。
ブランド公式の製品仕様の資料を参考にしつつ、実際に使用してみながら、このモデルに搭載されている機能をチェックしてみました(編集部調べのデータです)。
緑色の部分が搭載されている機能になります。
見ての通り、一般的なスマートウォッチに搭載されている機能はほぼ全て搭載しています。
・Suicaを含めて複数の決済機能に対応していること
・マイク&スピーカーを搭載していて、音声入力(Googleアシスタント)を利用できること
・Google Playのストアを通じてスマホのように多くのアプリを追加できること
などは高性能モデルの証といえます。
そのほか気圧・高度計やコンパス、皮膚温センサーなど、搭載しているセンサー類を見ても、非常に高性能なモデルだと分かります。
また健康系の機能も非常に充実した内容になっています。
使用レビューはこちら:Google Pixel Watch 2使用レビュー。Android向けスマートウォッチの最高峰モデル!
Google Pixel Watch
39800円
こちらはひと世代前の2022年の初代モデルです。
「一般的なスマートウォッチにできること」は、ほぼ全てできると言って良いレベルで、Androidスマートフォン向けのスマートウォッチとしては、最高レベルの多機能差を持っています(※AndroidスマートフォンではApple Watchは使えません)。
Suicaも使えますし、VISAのタッチ決済も使えます!
詳細なレビューは下記からどうぞ。
【動画レビューあり】Google Pixel Watchの使用感を専門サイトが徹底解説!Apple Watchとの比較も
Fitbit Charge 6
23,800 円
バンド型で非常に軽量にも関わらず、Suicaが使えるFitbitの最新スマートウォッチ。
スマホの通知機能はもちろんのこと、血中酸素飽和度などの健康系の機能、運動系の運動系の機能はオールラウンドに揃っています。
体表温度の測定などの比較的新しい機能に対応している点もポイントが高いですね。
一方でマイクとスピーカーは非搭載で、Googleアシスタントなどの音声入力は使えません。
またGoogle Pixel WatchやGalaxy WatchのシリーズのようにAndroid系のアプリを自由に追加できる機能はありません。
ただ、全体としてみればオールラウンドな機能が揃ったモデルといえますし、Suica対応で2万円台前半という価格は非常に魅力です!
Fitbit Sense 2
¥32,800(税込)
2022年の9月に発売された「Sense」シリーズの最新版。
Fitbitは健康管理機能に定評のあるブランドで、その最高級モデルの位置づけとなるのが本モデルです。
機能としてはスマートウォッチに求められる大半の機能が備わっていると言っていいでしょう。
詳細は下記の使用レビューで確認を。
【45分の動画レビューあり】Fitbit Sense 2の使用感を徹底解説! SUICA対応で便利さと健康が手に入るスマートウォッチの理想型
Fitbit Versa 4
¥27,800
Sense 2と同時発売されたVersa 4はフィットネスに重点を置いたモデル。
Sense 2との違いは「心房細動の兆候を検出するセンサー」「ストレスを管理するために継続的に皮膚電気活動を測定するセンサー」が非搭載な点など。
ほかは変わらず高性能で外観もほぼ一緒です。
こちらもSuica対応です!
Fitbit Charge5
2021年9月下旬に発売された、バンド型のフィットネストラッカー「Charge」シリーズの最新モデル。
Suicaを搭載するほか、フラッグシップモデルの「Sense」に搭載されていた推定皮膚温の変動記録機能をバンド型のトラッカーモデルでは初搭載しています。
また、ワークアウトに適した状態か・回復を優先すべきかを示す「今日のエナジースコア」、ストレスに対する身体の反応を、毎日のスコアで表す「ストレスマネジメントスコア」などの機能も搭載。
大半の部分で「Sense」に匹敵する機能を持っていて、なおかつスマートなバンド型で価格は「Sense」より手頃。
Fitbitを代表するモデルになることはもちろんのこと、スマートウォッチ分野全般でもヘルスケア機能では最高峰の機能を持ったモデルになりそうです。
バッテリーライフは最大 7 日間です。カラーは「ブラック/グラファイト ステンレススチール」、「ルナホワイト/ソフトゴールド ステンレススチール」、「スチールブルー/プラチナ ステンレススチール」の3色です。
【使用レビューはコチラ!】
SONY wena 3 metal Premium Black
バンド部にスマートウォッチ機能を集約したソニー製品
バンドのバックル部分にスマートウォッチとしての機能を網羅。お気に入りの機械式腕時計のヘッド部と組み合わせて使用可能というオリジナリティで開発当初から大きな話題になっていました。
wena 3は2020 年11月発売の第3 世代モデルで、Suicaに初対応。ほか楽天Edy やQUICPayも使える電子マネー対応の幅広さが魅力。Alexa 搭載でスマートウォッチ機能全般が充実しています。metal Premium Blackモデルはモジュール部には高品位で高い堅牢性を誇るステンレススティール「SUS316L」を採用。精緻なヘアラインが高級感を醸し出す。ディスプレイは衝撃に強いゴリラガラス。5気圧防水。
■搭載スペック
あわせて読みたい
Garmin fenix 7 pro
『ガーミン』の最新・最高の技術を結集したフラッグシップSeries
Garminの最新フラッグシップシリーズ。
Garminならではの高精密なGPS計測と多彩なヘルスモニタリング、フィットネス機能に加え、各種通知機能からSuica等のキャッシュレス決済までビジネスシーンに欠かせない機能を備えています。
過酷な環境にも耐えうる耐久性を備えていながら、どんなシーンにも似合うスタイリッシュなデザインを備えているのも魅力です。
最新の「7」シリーズではタッチスクリーンも搭載し、操作性も大幅向上しました!
シリーズの最新モデル『fenix 7 Pro』は2023年6月8日(木)に発売されています。
本シリーズの1モデルの使用レビューはコチラ!
Garminの最新・最上位モデル『fenix 7』使用レビュー。美しさも多機能ぶりも最高峰のスマートウォッチ!
GARMIN EPIX
(36%OFF)
Amazonで詳細を見る
『epix』は、ゴルフをはじめとした30種類以上のスポーツからビジネスにまで対応しているアクティブスマートウォッチ。Garminの最先端テクノロジーを搭載したプレミアムモデルです。
本モデルでは、色鮮やかなAMOLED(アクティブマトリックス式有機EL)ディスプレイを採用。ゴルフ場の直射日光下でも色鮮やかな表示で優れた視認性を発揮します。
もちろん、ゴルフだけでなく、メール・電話通知、Suica※1対応、最大2,000曲の音楽保存など日常使いに便利なスマートウォッチ機能や、血中酸素トラッキング※2、睡眠スコア付きの睡眠モニタリング、リアルタイムでのスタミナのモニタリング機能など、日々の健康管理に役立つ機能も豊富に搭載しています。
ラインナップは、ビジネスシーンにもゴルフファッションスタイルにもマッチするシックなデザインとカラーリングの「Steel / Graphite」「Sapphire Carbon Gray DLC Ti / Black」の2モデルをラインナップしています。
また、スマートウォッチモードで約16日間稼働、GPS使用時で約42時間まで持続するバッテリーにより、屋外アクティビティでも快適に使うことが出来ます。
■Garmin EPIXのスペック(編集部調べ)
使用レビューはこちら
Garminの最上位機種『EPIX』、使って分かった魅力5選! 最高のスペックを求めるユーザーにおすすめ
GARMIN Instinct 2 Dual Power
山に海に! タフなアウトドアシリーズ
ミルスペックに準拠したタフなボディが特徴のアウトドア特化型GPSウォッチシリーズ「Instinct」。
タフなルックスがスポーツやアウトドア好きな人にはたまらないシリーズです。
『Garmin』ならではの高精度GPSナビゲーション搭載はもちろんのこと、「DualPower」の文字が入っているモデルはソーラー充電機能があるのもポイント。
今年2月に発表された新シリーズの「2」では、ディスプレイの解像度やバッテリーライフが大きく進化したほか、Suica対応のモデルにもなりました!
小ぶりで女性にも使いやすいサイズ40mmの「Instinct 2S」というサイズ展開もあり。
なた暗視ゴーグルとの互換性やステルスモードなどのミリタリー機能を備えた「Tactical Edition」、タイドグラフ(潮汐表)、サーフィンに加えてウィンドサーフィン・カイトボードにも対応する「Surf Edition」といった専門機能を追加したモデルもラインナップしています。
GARMIN Forerunner 255
Forerunner 955と同時に2022年6月に発売された中級者向けランニングGPSウォッチ。
ランニングに特化した多彩なトレーニング機能もより充実し、女性ランナーにも使いやすいコンパクトかつ軽量のS サイズも登場。それぞれに本体への音楽保存機能を搭載したMusicモデルも展開します(それ以外のモデルでもスマホの音楽の再生・停止は可能)。
またGPS機能は、955と同じく2周波数帯を受信するGNSSマルチバンドに新たに対応。高層ビルの多い街中のランや山間部などの環境でも素早く正確な測位が可能になりました。
こちらもSuicaによる決済機能も搭載しており、日常使いに便利なスマート機能なども搭載しています。
■搭載スペック
使用レビューはこちら!
Garmin ApproachS62
Amazonで詳細を見る
ガーミンゴルフウォッチの旗艦モデル
全世界約41,000以上のゴルフコースを収録。直射日光下でも見やすい半透過型フルカラータッチスクリーン、プレーの傾向や風速/風向き情報から推奨クラブ等をオススメするバーチャルキャディ機能を搭載。Suica搭載を含めて、日常でも役立つ機能が多数搭載されています。ケース幅47㎜。5気圧防水。
■搭載スペック
【発売時の詳細なニュース記事】
あわせて読みたい
Apple Watchで使える電子マネーを完全解説!【2023年版】 Suica、QUICPay、iDをApplePayで使う方法とその便利さとは
※本記事のリンクから商品を購入すると、売上の一部が販売プラットフォームより当サイトに還元されることがあります。掲載されている情報は執筆時点の情報になります。【電子マネーまとめ&一覧表あり】 Apple PayやGoogle Payは「電子マネーのお財布」と考えよう! 多すぎる「○○ペイ」を徹底解説