ダイエットや健康維持の目的で、取り組んでいる人も多いウォーキング。
普段より少し早めのペースで歩けば、気持ちいい汗もかくことができて、体も心もサッパリした感覚に浸れます。
でも「ウォーキングで実際にどのくらいのカロリーを消費できたのか」をきちんと把握できている人は少ないはず。そ
こで今回の記事では、Apple Watchを着用して30分のウォーキングを実施。消費カロリーを計測した結果をご紹介します。
下は検証時に撮影した動画なので、ぜひあわせてご覧ください!
一般的な計算方法では30分のウォーキングで何kcal消費できる?
Apple Watchでの計測結果をご紹介する前に、「一般的には30分のウォーキングで何kcal消費できるとされているのか」をご紹介します。正確な消費カロリーを計測するには、さまざまな数値の計測や計算が必要ですが、簡易的な消費カロリー(Kcal)の計算は「1.05×エクササイズ(メッツ×時間)×体重(kg)」という数式で導き出すことが可能です。
メッツ値は、運動によるエネルギー消費量が安静時の何倍にあたるかを示す値で……と説明すると長くなるのですが、その計算をすごく簡単に行ってくれるウェブサイトやサービスが今は沢山あります。
たとえば「ウォーキングの消費カロリーの計算 – 高精度計算サイト」というウェブサイトで、体重65kgの編集部員(30代・男性)が4.3メッツの少し速歩き(時速5.6km)で歩いた場合を計算すると、147kcalという結果でした。
では、Apple Watchで計測した結果は?
上記の画像は、実際にApple Watchを着用して30分間ウォーキングをしたときの計測結果です。
平均ペースは1kmあたり12.11分なので、時速に直すと5km弱くらい。
上に紹介した数式の時速5.6kmよりそこそこ遅めです。
それで消費カロリー(アクティブカロリー)も、上の数式の結果(147kcal)よりも少し少なめの109kcal。
なお以前に時速5.26kmで歩いたときは、131kcalの消費でした。
こうした数値を見ると、Apple Watchの計測結果には一定の正確性があることが分かります!
ところで「アクティブカロリー」って何?
なお、Apple Watchの「アクティブカロリー」とは、「立ち上がったり体を動かしたりしたときに消費されるカロリー」のこと。つまりは運動による消費カロリーのことです。そしてトータルカロリーは、動かないでも消費される基礎代謝を含めたカロリーのことです。
Apple Watchはどうやってカロリーを計測しているの?
では、Apple Watchはどのようにして、ここまで正確な消費カロリーを計測しているのでしょうか。まずApple Watchが計測する各種ワークアウト(運動)の消費カロリーは、事前に入力された身長、体重、性別、年齢などの個人情報も考慮されて導かれています。
そしてApple Watchは、日常の消費カロリーは「腕の動きと加速度センサー」をもとに計測していますが、ワークアウトを計測するときは、加速度センサーに加えて「心拍センサー」、「GPS」も計測基準に含んでいるとのこと。だからこそ、ここまで正確な消費カロリーを導けるわけですね。なお、Apple Watchの画面の表示するワークアウトの各種指標は、上記動画のようにカスタマイズが可能。また、計測の精度をさらに高める方法は下記の記事を参考にしてください。
消費カロリーを計測できればダイエットもより効果的に!
よくダイエットの世界では「消費カロリー(日常の動きや運動で消費したカロリー)が摂取カロリー(飲食で摂取したカロリー)を上回れば絶対に痩せる」と言われます。だからこそ多くの人がダイエットのために運動をしたり、食事制限をしたりするわけですが、食事の消費カロリーをこまめに記録・制限しても痩せられない人は、自分の消費カロリーを正確に把握できていないことが原因かもしれません。その点、Apple Watchなどのスマートウォッチは、正確な消費カロリーの記録の手助けになってくれること間違いなし。ダイエットに励みたい人は、ぜひ購入を検討してください!