Apple Store公式サイトでひっそりと販売され、ときには最新のApple Watchも15%オフなどの割引価格で購入できる「整備済製品」。
整備済製品とは一体どんな商品なのでしょうか。そして、『Apple Watch』の整備済製品は、はたして買いなのでしょうか?
本記事で詳しく解説していきます。
また同様の解説を下記の動画でも行っていますので、動画で見たい方はこちらをどうぞ!
『Apple』の整備済製品って何?
『Apple』製品の整備済製品とは、初期不良等で返品された製品を『Apple』自身が再整備し、定価より安く提供するもの。
厳密に言えば、一度誰かの手に渡った中古なのですが、再整備済製品は初期の返品に限るため、使用感はゼロと考えても問題ありません。
『Apple』の公式サイトでも、整備済製品は再整備ののち新品と同じように扱われ、全項目で徹底した検査を行った「新品同様」品と明記しています。
そして『Apple』製品は、定価販売が基本。
「新品同様」なのに定価よりも最大15%も安く買えるのは、非常にお得と言えます。
どんなApple Watchが販売されているか
販売されている製品は最新シリーズの場合もありますが、旧シリーズの場合が多め。
今だとApple Watch Series 7やSE(2022年9月発表の新しいSEではなく以前のもの)が販売されています。
少し前まではSeries 6が主に販売されていましたが、Series 8が新たに発表されたので、2世代前のSeries 6は徐々に減っていくものと思われます。
そして在庫のすべてが1点モノで、カラーやサイズ、GPSとGPS+Cellularなどは自分では選べません。
その時に在庫のある製品から購入するか、目当てのモデルが出てくるのを待つことになります。
目当てのモデルを見つけて買えたときは、掘り出し物を見つけたお得感があるんですよね!
もちろんApple Watchだけでなく、iPad、MacBook、iMacなどなど、Apple関連製品は日々こちらに出品されています。
MacBookとiPadは在庫が多く、モデルを選ばなければすぐに購入可能です。
保証も新品同様の扱い
この整備済製品、保証も1年つきますし、Appleケアに入り保証を延長することもできます。
まさに「新品」の扱いなのです。実際著者もこの保証にお世話になった経験があります。
10数年前、整備品で購入したポリカーボネイト時代の「MacBook」が半年で起動しなくなり、「Apple Store」に持ち込んだところ、当然のように無料で修理してくれました。
整備リストにはロジックボードの交換に加え、まったく異常を感じていなかったDVDドライブも交換したと明記されていました。
検査でエラーでも出たのでしょうか。これが『Apple』の神対応かと感動した記憶があります。
さらにこの整備済「MacBook」、保証が切れたあと、何度かキートップを壊してしまいましたが、その度に無料で交換してもらっています。整備品だからといって『Apple』の中で差別意識はまったくないようです。
上の写真が保証で無料修理した整備品の「MacBook」。
「Apple Store」でキートップも何度か無償交換してもらいました。最後の交換となった時は、黒の「enter」キーの在庫がなく、「白でよければ・・・」と申し訳なさそうにしていたスタッフの顔が今も忘れられません。こちらこそ、アルミMac全盛時代に古いポリカMacを持ち込んですみませんでした。
iPadが品薄のときに整備済iPadを安く買えた経験も!
また編集部員は、整備済みのiPadも買ったことがあります。
2021年の後半~2022年の前半、半導体の不足などでiPadが超品薄になっていて、新品は購入が数ヶ月待ちとなる状況がありましたが、そんなときに第七世代(2019年9月発売)のiPadが安く販売されているのを発見。
見つけてソッコーで購入しました(急がないと瞬時に売り切れてしまう人も多いのです)。
それが上の写真の製品で、よく見るとパッケージの下の方に「Refreshed」と整備済製品である言葉が見られます。
32GBのモデルで型落ちとはいえ、2万円台半ばでほぼ新品同様のiPadが買えたのはラッキーでした。
ちなみに、このiPadは妻の両親へのプレゼントで買ったもの。
いちおう整備済製品であることは説明して渡しましたが、そんなことは気にせず喜んで使ってくれています。
使用していても特に不具合はなく、見た目に中古感があるわけでもありませんでした。
整備品「Apple Watch」は買いなのか
さて、いよいよ整備品の提供が始まった「Apple Watch」ですが、買いかと言われれば、絶対に「買い」です。
Apple Watchはここ何世代かマイナーチェンジしかしておらず、整備済製品で販売されている旧モデル(Series 7)でも使用感は最新のSeries 8とほぼ変わりません。
最新のApple Watch Series 8では体表温度の測定や、36時間持続の低電力モードなどが導入されましたが、低電力モードはOSのアップデートで過去のApple Watchの多くでも利用できます。
おそらく「Apple Watch Series 7」や「Apple Watch SE」をこの時期に買っても、多くの人は後悔はしないはずです。
しかも、定価より15%も安く買えたとなればなおさらです。
毎日チェックしていれば意外と買える
なお、この整備済み製品のApple Watch、現在、すべてが売り切れの状態です。
この整備品、とにかくお得で狙っている人が多いため、今後もすぐに売り切れとなる可能性が高いと見込まれます。
とは言え、あきらめる必要はありません。整備品はかなりの頻度で追加されるため、毎日3度ほど時間をずらしてチェックすれば、意外とあっさり購入できてしまうこともあるのです。
でも、買いたいモデルをあらかじめ決めておくのは重要です。
運良く在庫が復活した時に当たっても、吟味しているうちに売り切れになる場合があるからです。
『Apple』の整備済製品購入ページは、公式ホームページの目立たないところにあるため、あまり一般には知られていませんが、ヘビーな『Apple』ファンにはよく利用されています。この機会に最新の「Apple Watch」を体験してみるのはいかがでしょうか。
「整備済製品購入ページ」は『Apple』公式サイトのトップページを一番下までスクロールしたところにひっそりと存在します(上写真の赤枠部)。
Apple Store「AppleWatch」整備済製品購入ページ
https://www.apple.com/jp/shop/refurbished/watch
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