Garmin Japan株式会社は、医療機器メーカーDexcom(デクスコム)と提携し、Garminのスマートウォッチやサイクリングコンピューター上でリアルタイムのグルコース(血糖)値を確認できる新サービスを正式に開始した。これにより、糖尿病患者をはじめとするユーザーは、日常生活や運動中でも手軽に自身の血糖状態をモニタリングできるようになる。
このサービスは、Dexcomの持続型グルコースモニター(CGM)である「Dexcom G6」と「Dexcom G7」とGarminデバイスを連携させることで実現。Dexcomアプリを通じて取得したグルコースデータを、Garmin Connect IQ™ストアで提供される「Dexcom Connect IQアプリ」を介してデバイスに表示する仕組みだ。
ユーザーは、現在のグルコース値、3時間分の推移グラフ、グルコースの変化傾向などをウォッチやデバイス上で一目で確認可能。これにより、特に運動中の急激な血糖変化への注意喚起や、インスリンの投与タイミングなどの判断をよりスムーズに行うことができる。
Garminはこの新サービスにより、健康管理・スポーツパフォーマンス向上の両面からユーザーの生活をサポートするとしており、「グルコースモニタリングの可視化は、日々の健康維持に大きく貢献する」とコメントしている。
なお、本機能を利用するには、Dexcomのアカウントと対応デバイス、そしてスマートフォンへのDexcomアプリのインストールが必要。また、日本でのDexcom G7の一般提供状況については、医療機関などへの確認が推奨される。
Garminは、今後も医療テクノロジーとの連携を強化し、ユーザーの「より良い健康とパフォーマンス」の実現を目指すとしている。
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