1万円以下で手に入る製品も多く出るようになり、多くの人が当たり前に使うようになったワイヤレスイヤホン。
一方で「イヤホンを差し込んだ耳が痛くなるから、長時間は付けられない」という点で悩んでいる人もいるでしょう。
そんな人に試してもらいたいのが、耳をふさがないオープンイヤー型のイヤホン。
最近はこのタイプでも、手頃な価格で面白い製品が多く出てきています。
その中から、発売直後から圧倒的なコスパの高さが話題を呼んでいる新製品『SOUNDPEATS GoFree2』を今回はレビューします。
なおブランド側から製品を頂いてレビューを行っていますが、広告記事ではありませんので、感想は率直にお伝えします。
レビューする製品はこちら!
SOUNDPEATS GoFree2
希望小売価格:7880円
11月22日に発売された製品ですが、Amazonでは「過去1か月で8000点以上購入されました」との表示もあり、早くも評判に。
12月上旬中にはホワイトとベージュの発売予定もあるそうです。
なおSOUNDPEATSは聞いたことのある方も多いブランドだと思いますが、2010年に設立された世界的なオーディオブランド。
その製品は日本やアメリカのほか30カ国以上で販売され、2500万人を超えるユーザーに使用されています。
オープンイヤー型イヤホンとしては価格がかなり安いですが、不安を覚えず購入できる製品といえるでしょう。
下にブランドが公式に発表したスペック表も記載しておきます(以下で噛み砕いて説明していくので、とりあえず読み飛ばしても大丈夫です!)。
ここから使用レビュー
では届いた製品を確認しながらレビューをしていきます。
パッケージはこんな形。
注目すべきは「Hi-Res Wireless」ロゴ(左下の金色のロゴ)が入っていること。
こちらは日本オーディオ協会が、Bluetoothなどの無線オーディオ機器を対象に、ハイレゾオーディオとして十分な音質を満たす製品と定めた製品に付与するロゴ。
オープンイヤーイヤホンではこの認証取得は珍しく、音質も折り紙付きの製品というわけです。
パッケージ内容をチェック!
パッケージ内容はこちら。
右側に見えるのが、SOUNDPEATS GoFree2本体が入った充電ケース。
そのほかType-C充電ケーブル、取扱説明書、アプリガイドの冊子が入っています。
アプリガイドと取扱説明書では、
・初回のペアリング方法
・スマホやPCと同時にBluetooth接続するマルチポイント接続の方法
・イヤホンのタッチ操作の方法(左右どちらかのイヤホンをダブルタップすると再生/停止ができるなど)
なども解説されています。
なので「説明書は読まない主義!」という人もザッと読むことをオススメします。
こちらが充電ケース。
サイズは横8.44cm、縦6.53cm、厚さ2.89cmです。
オープンイヤー型のイヤホンで、耳に引っ掛けるイヤーフックがある関係上、ワイヤレスイヤホンのケースとしては少し横幅が広めになっています。
イヤホンが入った状態のケース重量は74g。
決して重いわけではないので、持ち運びにも便利です。
充電ケースには450mAhのバッテリーを搭載しており、充電ケースを併用すると最大35時間の音楽再生が可能(イヤホン単体の場合は最大9時間)。
充電ケースは急速充電に対応しており、約2時間程度で満充電可能です。
このあたりのスペックは、実際に使っても表記通りの長持ちでした!
そしてイヤホン本体の重量は片耳9gで、両耳18gです。
耳に引っ掛ける形なので重量が気になる人は多いと思いますが、かなり軽いです!
イヤホン本体をチェック!
こちらがイヤホン本体です。
円形に伸びている部分がイヤーフックで、こちらを耳に引っ掛けて使用します。
本体部分の側面部分から音が出る形で、いわゆる「骨伝導」ではなく開放型の空気電動のイヤホンになっています。
装着した状態は?
耳に装着するとこんな形。
イヤーフックはサラリとしたシリコン素材で覆われていて、可動性もあるので、耳へのストレスはほとんどありません。
またイヤーフックは細身のため、メガネと重ね付けしても重ならず、邪魔に感じないのもポイントが高いと感じました。
2時間ほどのzoom取材でも着用をしてみましたが、イヤーフックを引っ掛けていた部分に痛みや疲労感も特になく、カナル型やインナーイヤー型と比べて耳への負担はかなり軽いです。
「ジョギングをする時に外れないか」を確かめるために、少し走ってみたり、頭を上下左右に激しめに動かしたりしてみましたが、特にズレることも外れることもありませんでした。
装着感は軽いのに、カナル型やインナーイヤー型と比べて圧倒的に外れにくい……というのは、イヤーフックのあるイヤホンのメリットだと感じます!
音質は立体感があって低音の響きも良し!
さて、肝心の音質はどうなのかというと、最初に聞いたときの感想としては「かなり音に立体感があるな!」と感じました。
一般的なポップスを聞いたときの例だと、ドラムやベース、ギターなどの各々の音がしっかり立ち上がってくる印象で、空気電動の方式も相まって、立体的に音が飛び込んでくる感覚があります。
本モデルは大口径16.2mmのドライバーを搭載しており、ブランド独自の「ラムダ型音響空間(Lambda-shaped acoustic cavity)2.0」という技術と低音補強アルゴリズムも採用。
「音の広がりと奥行きを感じさせる自然なサウンドを実現しています」との解説が公式ではありましたが、まさにその解説どおりの音だと感じました。
なので「良い音質で音楽を聞きたい」という人の期待にもしっかり応えてくれるイヤホンといえるでしょう。
なお音質はスマホのSOUNDPEATSのアプリでカスタムが可能。
「低音を強調」などのザックリした設定もできますし、より細かなカスタマイズも可能です。
このあたりは使いながら好みの設定を見つけていけばよいでしょう。
オープンイヤーなので周囲の音がしっかり聞こえる!
そしてオープンイヤー型の特徴である「周囲の音も自然に入ってくる」という特徴も、やはり良いと感じました。
普通の音量で音楽を聞いていれば、家にいるときは家族の会話は自然に聞こえますし、外出中は近づいてきた車の走行音、ヒールで歩く人の足音なども聞こえます。
なのでジョギング等でも安心して使用することができそうです。
また少し音量を抑えめにすれば、レジでの会計時の会話なども問題なくこなせる感じで、いちいちイヤホンを外さなくていいのは便利だと感じます!
逆にデメリットといえるのは、周囲に音漏れがすること。
空気電動で開放型なので仕方のない点ですが、普通の音量で聞いていても周囲に多少の音は漏れますし、大音量で聞くとシャカシャカ音が分かりやすく聞こえます。
後述するように多くの人にオススメできるイヤホンなのですが、「電車内で音楽を聞くのに使いたい」という人については、残念ながらあまり適さないイヤホンといえるでしょう。
マイクも搭載で通話もバッチリでした!
本モデルはマイクも搭載していて、スマホでの通話やPCとBluetooth接続してのオンライン会議などにも使用できます。
試しにLINEの通話やZoomでの会議に使用してみましたが、相手側に確認しても「ごく普通に音がハッキリ聞こえるし、前に使ってたワイヤレスイヤホンよりマイクの性能が良いと思うよ」と言われました。
またPCともスマホとも接続して使う場合は、やはりマルチポイント接続の機能があるのがメチャクチャ便利。
いちいち接続を切って切り替える必要もないので、仕事中はスマホともPCとも接続した状態でストレスなく使えました。
なので仕事のPCと接続して使いつつ、自分のスマホともペアリングしてプライベートでも使いたい……という人にはピッタリのイヤホンだと思います。
筆者はペアリングするデバイスごとに別のイヤホンを使っていましたが、これ1台で済みそうです。
なおイヤホン本体にタッチして行う主な操作方法は以下のような感じ。
覚えて慣れてしまえば、スマホを出すより早く操作ができるようになるはずです。
電源オン 自動:充電ケースを開く 手動:タッチボタンを1.5秒ほど長押しする
電源オフ 自動 自動:イヤホンを充電ケースに入れてフタを閉じる 手動:タッチボタンを約10秒ほど長押しする
再生/一時停止 任意側イヤホンのボタンをダブルタップ
音量- 左側イヤホンのボタンを1回タップする
音量+ 右側イヤホンのボタンを1回タップする
曲送り 右側イヤホンのボタンを約1.5秒ほど長押しする
曲戻し 左側イヤホンのボタンを約1.5秒ほど長押しする
1万円以下でも多機能で便利な製品!
……といった形で色々な使い方をしてきましたが、結論としては「1万円以下の製品としては非常に多機能・高性能で、使いやすいイヤホン」という印象でした。
・オープンイヤー型で耳に負担がかからない
・周囲の音を気にしながら音楽を聞ける
・音が立体的に聞こえて音質も◎
・マルチポイント接続でPCでもスマホでもストレスなく使える
といった点が非常にポイントが高いところで、上記のポイントを重視する人には非常にオススメしたいイヤホンです。
オープンイヤー型のイヤホンに興味があった人は、ぜひAmazonなどで詳細をチェックして検討を!
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