Apple Watchの購入時に付属する充電器(充電ケーブル)は、机の上で使うとケーブルはゴチャつきがちで、持ち運びにも不便。
一方で、最近は小型の充電器も様々なブランドが発売していますが、「小型だけど電源に接続しないと使えないもの」「モバイルバッテリーとして使えるけど重さが気になるもの」などが目立ち、「これ!」という製品がありませんでした。
そんな中で、「こんな製品を待っていた!」といえる存在が、CIOのApple Watch充電器兼モバイルバッテリー「SMARTCOBY DUAL」。
電源接続せずにモバイルバッテリーとして使用可能で、なおかつ小型。しかもApple認証品。
さらに端子がスライド式で収納可能だったり、高速充電対応だったり、パススルー機能を搭載してたりと、便利な点が満載なアイテムです!
今回、ブランド側から製品を提供いただいたので、詳しくレビューしていきます!
ショート動画のレビューは下記からどうぞ。
CIO「SMARTCOBY DUAL」
7,128円(税込)
写真のブラックカラーのほかホワイトカラーもあり。
応援購入サービス「Makuake」で約1,600万円を超える支援を集めたAppleWatch専用の充電器兼モバイルバッテリーです。
開封レビュー
こちらが製品のパッケージ。
CIOのコーポレートカラーであるパープルを採用したデザインです。
ちなみにCIOは大阪に本社を置く日本の企業。
しかも、ただ輸入した製品を販売するのではなく、日本のユーザー向けに新規製造した自社製品を販売をしています。
海外企業に押されがちなガジェット分野では珍しい存在なので、個人的にも応援したいところです。
こちらが開封した製品と同梱物。
いわゆる取説だけでなく、会員登録で製品保証を1年間自動延長できますよ~という案内や、本製品の開発コンセプトをまとめた冊子も入っていました。
取扱説明書の内容もかなり丁寧で、サッと読むだけで製品の基本的な使い方が分かるようになっています。
このあたりは国産ブランドならではの心配りを感じますね。
こちらが製品本体です。
表面の少しザラッとした質感が写真からも分かると思いますが、この表面部には、一眼レフカメラのボディのような粗いシボ加工が施されていいます。
この手の小型ガジェットではあまり見ない加工法で、ペンや爪で引っ搔いたりしても製品表面に傷が付きにくいという耐久性の高さが魅力。
手に触れた質感もよく、見た目の高級感もあります。
手のひらに載せると、このコンパクトさが分かると思います。
サイズは約38×74×18mm。ミントタブレットの入れ物と同じくらいのサイズ感、というと伝わりやすいかなと思います。
重量も約60gと軽いです。
なお上記の写真の下側側面には、何やらスライダーのようなものがありますが、これを動かすと……。
こんな感じでType-C端子がジャキーン!と飛び出てきます。
普段はコンパクトな箱型で使えるのは嬉しいですし、端子が内部収納方式なので、キャップをなくしたりする心配もありません。
このあたりの使い勝手もGOODです。
なお反対側には電源ボタンがあります。
電源に接続せずに、単独でモバイルバッテリーとして使う際には、このボタンを押して使います。
そして角の部分のLEDはバッテリーの残量を示すインジケータとなっています。
紫色だと残りが76~100%、緑だと51~75%、青だと26~50%、赤だと25%以下となっています。
では、実際に充電してみましょう。
実際に充電してみた
41mmのApple Watchを充電器に載せてみました。
なお現行Apple Watchの全サイズが問題なく使えます。
ちなみに磁力はそこそこ強く、手に持って逆さまにしてもApple Watchは落ちませんでした(重たいApple Watch Ultraを付けて、ブンブン動かしたらさすがに落ちましたがw)。
これだけ磁力がしっかりあれば、色んな角度で問題なく充電できそうです。
こんなふうに充電器を縦にしても充電ができました。これは画面も見やすくて良いですね。
パススルー機能の搭載が嬉しい!
こちらはノートパソコンにType-C端子で接続した状態。
このようにノートパソコンに接続したり、充電器に接続したりした状態でも使用することができます。
嬉しいポイントは、Apple Watchへ充電しながらバッテリー本体への充電も可能なパススルー機能を搭載していること。
バッテリー容量は950mAhでApple Watch7であれば約1.5回の充電が可能な容量がありますが、コンパクトさゆえ、やや心もとない容量ともいえるので、このパススルー機能はポイント高いです!
こちらはApple Watch Ultraを充電している状態。
なお本製品は高速充電に対応しています!
Apple Watch Ultraを充電したところ、30分程度でバッテリーは35%→63%と30%弱の増加。
純正の高速充電器の場合、1 時間程度でバッテリー残量が 0 パーセントから 80 パーセントになる……というのが公式データにあるので、その数字には劣りそうですが、けっこうな充電速度が出ていることが分かりました。
また出力は「3W」という表記がありましたが、筆者の計測では5W程度は出ていて、こちらも問題なさそう。
なお充電中のバッテリーはそこそこの熱を持ちましたが、持てないほど熱いわけでもなく、その点でも安心して使用できそうです。
現状の小型モバイルバッテリーではNO.1!
という感じで色々な使い方をしてみましたが、
・電源接続なしでモバイルバッテリーとして使用できる
・なおかつ軽量小型
という製品はApple Watchの充電器ではなかなか見当たらないので、この手のタイプの製品では現状いちばんのオススメといえそう。
やや値は張りますが、バッグに入れて長く使える充電器になるはずです!
●執筆者:スマートウォッチライフ編集部
日本初のスマートウォッチのウェブメディア。編集部には50本以上のスマートウォッチがあり、スマートウォッチ・Apple Watchの選び方や入門者向けの記事を多く配信しています。日本唯一のスマートウォッチ専門ムック本『SmartWatchLife特別編集 最新スマートウォッチ完全ガイド』(コスミック出版)を出版したほか、編集長はスマートウォッチ専門家としてテレビ朝日「グッド!モーニング」や雑誌『anan』(マガジンハウス)にも出演。You Tube「スマートウォッチライフ」(チャンネル登録者6000人程度)でも各種レビューを行っています!