炎天下の自動車内にモバイルバッテリーを置きっぱなしにしたところ、バッテリーが膨張をはじめ、最終的には発火して火事に……。
そんな実験映像がテレビ番組のニュースで報じられ、SNSでも話題になっています。
「モバイルバッテリー」から出火 黒焦げに! “炎天下”のクルマの中に放置は危険…携帯用の扇風機も要注意 #FNNプライムオンライン #LiveNewsdays https://t.co/0uATCC3v3z
— FNNプライムオンライン (@FNN_News) June 27, 2023
またモバイルバッテリーのブランドとしておなじみのAnkerによると、モバイルバッテリーの廃棄によるゴミ処理施設での事故が相次いでいるとのこと。
こちらも注意喚起が行われ、Anker社については自社製品の回収を郵送(元払い)または店舗への持ち込みで受け付けているそうです。
【注意喚起】
モバイルバッテリーの廃棄によるゴミ処理施設での事故が相次いでいます。 ご使用済みの製品は、一般ゴミとして廃棄せず、お住まいの地域の自治体の指示に従い処分をお願いします。
Anker製品であれば、郵送またはAnker Storeでの回収を受け付けておりますので是非ご利用ください。— Anker Japan (@Anker_JP) June 30, 2023
同じくモバイルバッテリー製品を多く手掛けているエレコムも、「自治体によりますがリサイクルボックスや店舗で回収となります」と伝え、ゴミ箱に直接捨てないように注意喚起をしています。
⚠️モバイルバッテリーはゴミとして捨てられません⚠️
今日もニュースで注意喚起がありました。
自治体によりますがリサイクルボックスや店舗で回収となります。処分方法がちょっと面倒なのはわかります、が、ゴミ収集をされる方などにご迷惑がかかるのでやめてくださいね🔋 pic.twitter.com/1PNoRmORPs
— エレコム(公式) (@elecom_pr) June 30, 2023
モバイルバッテリーで事故を起こさないためにすべきこと
では、モバイルバッテリーで事故を起こさないためには、どんな注意をすべきなのでしょうか。
エレコムがホームページで公開している「発火・発熱など、モバイルバッテリーのトラブルの原因と対策を紹介」という記事を参考に紹介してみます。
事故の原因は大きく2つ
まず事故の原因は大きく2つに分けられるとのこと。
まず1つ目はバッテリーの劣化。リチウムイオン電池が劣化したときに起きる「電解質の酸化」が原因のひとつとなり、発火や爆発が起きてしまうのだそうです。
2つ目は「そもそものモバイルバッテリーの品質の低さ」。やはり、品質の低い部品が使われている安価なモバイルバッテリーでは事故も起きやすいそう。
そして、モバイルバッテリーは発熱時に安全装置が作動する仕組みになっているそうですが、安価な製品ではきちんと機能しないケースや、最悪の場合、安全装置そのものがついていない可能性もあるのだそうです…!
では対策は何か?
そうした原因を踏まえたうえで対策として行うべきことは、以下のようなことです。
・PSEマークがついている製品を使う
・熱対策を万全にする
・強い衝撃を与えない
・劣化を感じたら買い替える
特に夏場に気になる熱対策については、やはり夏場の車内への放置は厳禁。
モバイルバッテリーはスマートフォンの充電時に熱を持ちやすいということで、「ゲームなどスマートフォンが発熱しやすいアプリを使いながら充電するのは避けましょう」との助言もありました。
筆者も真夏にポケモンGOをやりながらモバイルバッテリーで充電をしていたとき、スマホもモバイルバッテリーも猛烈に熱くなったことがあったので、やはり避けるべき行動だと思います(反省)。
みなさんもモバイルバッテリーを安全に使って、暑い夏を乗り切りましょう!
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