Amazonなどで検索すると、多種多様なブランドがヒットするスマートウォッチ。
はじめて購入する人は「どのブランドがいいか分からない!」という状態になるでしょう。
そこで「買ってはいけない製品」の特徴は、以下の記事に記したとおりです。
【あわせて読みたい】「買ってはいけないスマートウォッチ」の特徴6つ。謎ブランドの格安モデルや「Amazonの商品名に機能列挙」は要注意!
では、「買っていい製品」の特徴は何なのでしょうか。
一つは、やはり信頼できるブランドの製品を選ぶこと。
そこで今回は、コスパに優れた中華系スマートウォッチの信頼性の高いブランドを5つ紹介します。
この5つのブランドは継続的にスマートウォッチを販売しており、世界的に高いシェアを誇っているブランドも多いので、いずれも信頼性は折り紙付きです!
①Xiaomi
スマートフォンとスマートハードウェアを核としたインターネット企業。
2020年第4四半期のスマートフォン出荷台数において、世界で3位にランクイン。スマートウォッチの市場においてもシェアを急速に伸ばしています。
看板モデルは6000円程度の価格でコスパ抜群の「Mi Smart band」シリーズ。
バンド型の小型・格安スマートウォッチの代名詞的存在で、日本でもXiaomiからこうしたスマートウォッチのブームが広まった印象です。
そのためAmazonには似た雰囲気のブランドが多数あります。
最近は画面を少し大型化した「Smart Band 7 Pro」など、コンパクトさと使い勝手の良さを両立したモデルも出てきています。
また2~3万円の価格帯では、ラウンド型のタッチディスプレイを搭載した、より時計らしい見た目の高性能モデルもあり。
そして「Redmi Watch」というブランド名でも一部製品を展開しています。
「とりあえず安めの製品でいいから、スマートウォッチを使ってみたい」という人には真っ先にオススメしたいブランドの一つです。
②Amazfit
こちらもコスパに優れたスマートウォッチの代名詞的ブランドの一つ。
なおAmazfitを展開するZepp Health Corporationは、Xiaomiのパートナー企業でもあり、Xiaomiと関係性の深いブランドといえます。
急成長を遂げ、世界の成人向けスマートウォッチ出荷台数で第三位(2021年第3四半期)に入る超巨大ブランドとなりました。
当初は1万円を切るバンド型のモデルが主流でしたが、その後は1~2万円の価格帯のモデルが主流に。
どのモデルも「全部のせ」と言えるほど高性能・多機能なのが特徴で、リーズナブルなモデルでもAmazon Alexaに対応している製品もあります!
製品の数もシリーズもメチャクチャ多いですが、大まかに分類すると以下のような形です。
・GTSシリーズ
・GTRシリーズ
普段遣い向けの多機能シリーズで、現在のAmazfitではこのシリーズが主力。
価格は1万円代~3万円台程度。
GTSはスクエア型(四角形)、GTRはラウンド型(円形)のディスプレイを搭載しています。
同時に発売されることが多く、GTSでもGTRでも、同じ時期に発売されたモデルは性能はほぼ同等です。
高性能なモデルには「Pro」、エントリー向けのモデルには「e」、小型のモデルには「mini」などのアルファベットが付いています。
・Bipシリーズ
普段遣い向けの入門機種で、ディスプレイはスクエア型。
価格はかなり手頃で1万円を切るような価格になっている製品も見かけます。
・Bandシリーズ
細身のバンド型。価格は1万円以下となっています。
・T-Rexシリーズ
スポーツ向けの多機能モデル。
いわゆるG-SHOCK的な見た目で、耐久性にも優れています。
③HUAWEI
スマートフォンの世界シェアではAppleをも凌ぐ、世界屈指の通信機器メーカーがファーウェイです。
スマートウォッチでも世界的に人気で、シェアは15%以上。エントリー~ミドルレンジ~ハイエンドまで幅広く、高性能な製品を販売しています。
大まかな製品の分類としては以下のような形です。
・HUAWEI WATCH GTシリーズ
価格は2~3万円程度でミドルレンジ~ハイエンドのシリーズ。スポーツモデルとクラシックモデルがあり、こちらも機能はオールラウンド。ランナー向けの機能を強化した「HUAWEI WATCH GT Runner」というモデルもある。
・HUAWEI WATCH FITシリーズ
文字通り日常レベルの運動で便利に使えるシリーズ。価格は1万5000円程度で、細身のバンド型ながらディスプレイが大きめなのが特徴で、価格に対して機能は非常に豊富。人気も高く、男女とも最初のスマートウォッチ購入にオススメのシリーズといえる。
・HUAWEI Bandシリーズ
細身のバンド型で、軽量かつコンパクトなうえ、価格が1万円を切るリーズナブルさが特徴。スマートウォッチとしての基本機能は一通り揃っているので、安さを重視する人にはこちらもオススメ。
・HUAWEI WATCHシリーズ
価格帯的にも性能的にも最もハイエンドなシリーズで、オールラウンドな機能が揃う。スポーツモデルとクラシックモデルあり。価格は5万円程度。最新モデルは「HUAWEI WATCH Ultimate」
・その他最新モデル
上記には含まれないモデルとして、血圧測定可能な「HUAWEI WATCH D」、深海ダイビングも可能な10万円超えのモデル「HUAWEI WATCH Ultimate」、イヤホン内蔵型のアイデア製品「HUAWEI WATCH Buds」なども発売されています。
④TicWatch
同ブランドを展開するMobvoiは北京に本拠を置いており、GoogleやVolkswagen Groupも出資する有名企業です。
世界40以上の国と地域で製品を展開しており、スマートウォッチの分野ではグローバルブランドの一つといえるでしょう。
ワイヤレスイヤホンも手掛けており、どの製品も価格が手頃でコストパフォーマンスに優れていることで人気を博しています。
“コスパ最高のWear OSスマートウォッチ・ブランド”との呼び声が高いブランドであり、最近は独自OSの格安モデルも多数リリースしています。
最新モデルは「TicWatch Pro 5」です。
⑤OPPO
2004年に設立したスマートフォンを主体としたメーカー。
2016年にはスマートフォンのグローバル市場での売上4位を達成(同社調べ)。
日本でも2018年の市場参入後、わずか2年足らずでSIMフリースマホ市場のシェアを20%超まで拡大しています。
手頃な価格なのに高性能で、特にカメラ性能にこだわっているメーカーとしておなじみです。
2020年にはスマートウォッチ市場にも参入したことで話題を呼びました。
スマートウォッチにおいても低価格&高性能なモデルが特徴で、現在はバンド型のモデルを中心に販売しています。
●執筆者:スマートウォッチライフ編集部
日本初のスマートウォッチのウェブメディア。編集部には50本以上のスマートウォッチがあり、編集部員は常にスマートウォッチを着用(両腕に着けているときも多いです)。日本唯一のスマートウォッチ専門ムック本『SmartWatchLife特別編集 最新スマートウォッチ完全ガイド』(コスミック出版)を出版したほか、編集長はスマートウォッチ専門家としてテレビ朝日「グッド!モーニング」にも出演。You Tubeチャンネル(2023年6月時点でチャンネル登録者3000人)も運営中