本記事では、HUAWEIが5月11日(木)に発売した新作スマートウォッチ「HUAWEI Band 8」のレビューを行っていきます。
こちらはHUAWEIの細身のスマートウォッチ「Band」シリーズの最新作。
装着して驚いたのは、本当にメチャクチャ軽いこと。
5000円~1万円の価格帯のスマートウォッチでは最薄・最軽量だとHUAWEI も記載しています※。
※2023年3月時点で一般に市販されている5000円~10000円のスマートウォッチ(睡眠測定、心拍数モニタリングなどの健康管理機能を有する腕時計型端末)について、HUAWEI 調べ。
そしてこのスマートウォッチは、スマートウォッチの基本的な機能はしっかり揃っており、特に健康・運動系の機能は非常にハイレベル!
コスパ重視、軽さ重視で選ぶ人には非常に良いスマートウォッチだと思います。
本記事では数日間使用してきた感想を交えながら、機能や使い勝手をレビューしていきます。
動画のレビューもありますので、ぜひ合わせてご視聴を!
レビューする製品はこちら!
HUAWEI Band 8
主要機能の搭載の有無をチェック!
スマートウォッチ専門サイトの当サイトが用意している主要機能のチェック表がこちら。
スマホの通知はもちろん一通り受け取れて、メールは内容まで読めるのがポイント高し。
一部、文章が不正確に表示される部分もあったが、大まかな内容は掴めた
AndroidのスマートフォンはLINEやSMSへのクイック返信まで行えます。
スマホの音楽の再生・停止も可能。
筆者はiPhoneとペアリングしましたが、iPhone純正の音楽アプリのほか、Spotifyの操作もできました。
キャッシュレス決済には非対応、GPSは非搭載、マイク&スピーカーも非搭載ですが、1万円以下のモデルではコレが普通。
むしろ価格帯を考えると多機能なモデルで、一つ一つの機能のレベルが高いモデルと感じました(各機能については詳しく以下でレビューしていきます)。
他の気になるスペックを確認
ほか、気になるスペックを確認していきます。
重量(ベルトを含まず)は約14 g。
バンド型としては非常に高性能&多機能なモデルなのに、オモチャみたいに軽くてビックリします(笑)
本体の厚さは8.99 mm。前モデル『HUAWEI Band 7』と比べて重さを約2g、薄さを約1mm減らし、非常に軽くて快適な装着感となっています。
対応OSはAndroid 6.0以上、iOS 9.0以上で、つまりAndroidでもiPhoneでも使えます。
防水は5 ATM 防水。プールでの運動計測も可能なくらいなので、日常使用での防水性はバッチリという感じです。
そして圧巻なのがバッテリーの持続時間。
通常使用で約14日間、ヘビーユースで約9日間、AOD(画面の常時表示)がオンの場合は約3日間という数値で、実際に使っても非常に持ちがいいという印象でした。
常時表示をオフにしていたときは、丸一日使っても10%も減らない感じだったので、10日以上は実際に持ちそうです。
価格やラインナップをチェック
こちらのモデルの価格(市場想定売価)は税込みで8,580円。
Amazonだと今は10%オフくらいの価格で販売されている時もあるようです。
カラバリはエメラルドグリーン、サクラピンク、ミッドナイトブラックの3色です。
バンドはワンタッチで別のものに付け替え可能で、Amazonを見ると別のメーカーが販売している替えバンドもちらほらヒット。
気軽に着せ替えも楽しめるモデルといえそうです。
見た目を確認
パッケージと同梱品をチェックします。
バンド型の小型のモデルなのでパッケージも小ぶり。
中には簡単な説明書も入っていて、日本語のページもありました。
充電器はこのようなタイプ。
磁気式でスマートウォッチにしっかり密着します。
ディスプレイは1.47インチAMOLED(アモレッド)ディスプレイ。
バンド型としては普通の大きさの画面で、複雑な表示がされるわけではありませんが、文字や数字は非常に見やすい印象でした。
ウォッチフェイスは 10,000以上の多彩な文字盤が使用可能だそうですが、デフォルトで入っている数種類だけでも十分にオシャレで使いやすい印象。
歯車マークが出てくるウォッチフェイスは表示する項目を細く設定が可能です。
文字盤常時点灯(AOD)機能も搭載している点もポイントが高いです(先述のようにONにするとバッテリーの減りは早くなりますが)。
操作感&操作感をチェック
バンドは手触りのいいシリコン製。サラリとした質感でつけ心地が非常にいいです(そして何しろ軽い!)。
右側面にサイドボタンがついていて、こちらのボタンはアプリの一覧を呼び出したり、ウォッチフェイスに戻ったりする役割。
iPhoneやiPadのホームボタンのような役割ですね。
フルタッチパネルの上下左右のスワイプやタップの操作も軽快。
心拍数、血中酸素濃度、睡眠時間といった健康系の項目や、設定画面、通知画面などに素早くアクセスできます。
日常使用する機能
メールの通知は内容まで分かることや、LINEやSMSへのクイック返信もAndroidなら可能なことは先述の通り。
バント型のコンパクトなモデルながら通知機能のレベルも高いわけです。
天気もサッとチェックできる他、音楽再生の機能も先ほど触れたように搭載しています。
またリモートシャッターの機能(EMUI 8.1以降とiOS 9.0以降のデバイスのみ対応。)、懐中電灯の機能なども対応。
スマホを遠隔で鳴らして探す機能などもあります。
またストップウォッチ、タイマーなどの機能もあります。
睡眠中の通知を制限したり、寝返りによる画面転倒を制御したりするモードもあり。
後述のように睡眠計測のレベルは非常に高いですし、何より軽くて薄いので、睡眠計測にも素晴らしいスマートウォッチといえそうです。
健康系の機能もハイレベル!
こちらのスマートウォッチ、健康系の機能もハイレベルでした。
血中酸素濃度、心拍数、睡眠などは自動で計測可能。
血中酸素濃度は手動計測もできますが、少し時間がかかるのがネックで、精度にもやや課題がある感じでした(こちらのモデルに限らず、スマートウォッチ全般で血中酸素濃度の計測精度にはまだまだ赤台があります)。
各種指標はスマートウォッチ上でも数値を確認できるほか、そしてアプリで見られるデータが非常に詳細なのがポイント高いです!
心拍数はグラフが非常に見やすく、何時ごろにどの程度の心拍数だったのかも振り返ることができます。
そして睡眠計測も非常に詳細。
各種睡眠ステージの時間が分かるほか、スコア表示をしてくれたり、他の人と比べてレベルが低いか高いかも分かったりするので、継続的に睡眠分析&睡眠改善をするには非常にいいデバイスだと感じました。
睡眠計測の精度も前モデルより10%向上しているそうです。
またストレス計測などの機能もありました。
運動機能もハイレベル!
100種類のワークアウトモードがある運動計測機能もハイレベルでした。
ウォーキングとランニングのワークアウトは、自動識別機能に対応。
そして特筆すべきは、ランニング等の運動中の画面の見やすさです。
リアルタイムの心拍数や心拍ゾーン、走っているペース、時間等が非常に見やすく表示されます。
ここまで運動中に見れる指標が多く詳細なスマートウォッチは、1万円以下のモデルではなかなか見ません。
なおGPSは非搭載で、位置情報の取得にはスマホとの連携が必要なため、ランニングの軌跡を記録するにはスマートフォンも持っていかねばならないのは少しネックといえるかもしれません。
そして計測結果はスマートフォンのアプリ上で詳細に確認可能。
ランニング中の心拍数、VO2Max・回復時間・ランニング能力指数・トレーニング負荷など、専門的なデータ分析を見ることができます。
このあたりのランニング機能の充実ぶりは、数万円レベルのスマートウォッチでもなかなか見ないもの。
ランニングにそこそこ本気で取り組んでいる人でも満足できるモデルだと思います。
またダイナミック追跡という機能で、走った軌跡を航空写真と一緒に振り返れるのも楽しいです!
1万円以下なのにメチャクチャハイレベルでした!
……というように、1万円以下のモデルなのに、様々な機能がハイレベルだったHUAWEI Band 8。
おまけに超軽い&バッテリーの持ちもいいんですから、コスパ重視でスマートウォッチを選ぶ人には非常にオススメのモデルです。
この価格帯のモデルのため、自由自在にアプリを追加したりはできませんが、使える機能が絞られているぶん、使いやすさもピカイチ。
スマートウォッチ入門にも適したモデルといえるでしょう。
なお操作感などについては、下記のレビュー動画もぜひ参考にご覧ください。
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