1月27日、サーフィンの国際プロツアー団体、ワールド・サーフ・リーグ(World Surf League、以下 WSL)がApple Watchをリーグ公式ウェアラブル機器に認定したと発表しました。
WSL公式ウェブサイトの発表:https://www.worldsurfleague.com/posts/510890/world-surf-league-to-add-apple-watch-as-official-wearable-equipment
Apple Watchがプロスポーツ組織で公式ウェアラブルに採用されるのは今回が初めてのことなのだそうです。WSLではチャンピオンシップ・ツアーのシーズンを通して、参戦するすべてのアスリートにApple Watch Series 8 か Apple Watch Ultraを供与し、WSLサーファー専門アプリを介して競技中で海上にいるアスリートたちに様々な情報を発信するとのことです。
Apple Watch上のWSLサーファー専門アプリはリアルタイムでWSLスコアリング・システムのデータに同期します。アスリートたちはスコア、順番、そしてスタートする時刻などの情報を手首に巻いたApple Watchで知ることができます。大きなディスプレイ画面、耐久性、デザイン、インターネット接続機能が評価されました。
「Apple Watchが持つ独自の性能、使いやすさ、そして素晴らしい防水機能は世界中の過酷な状況で競技するサーファーたちにとって理想的な解決策を提供してくれます。競技中のサーファーたちは極めて重要な情報を必要としています。Apple WatchがリアルタイムでWSLスコアリング・システムとのコミュニケーションを円滑にすることで、チャンピオンシップ・ツアーのアスリートたちは自身のパフォーマンスに専念することができます。それによって、2023年シーズンの競技はより向上するでしょう」とWSLのエリック・ローガンCEOは述べています。
WSLでは過去の2シーズンで入念なテストを行い、Apple WatchとWSLサーファー専門アプリが競技での使用条件を満たすことを確認したとのことです。
WSLチャンピオンシップ・ツアーは世界中を転戦し、東京オリンピック銀メダリストの五十嵐カノア選手も参戦しています。日本国内では予選大会が3月2-5日に宮崎県日向市のお倉ヶ浜海岸で行われます(大会名:White Buffalo Hyuga Pro)。
●執筆者プロフィール 角谷剛(かくたに・ごう)
アメリカ・カリフォルニア在住。米国公認ストレングス・コンディショニング・スペシャリスト(CSCS)、CrossFit Level 1 公認トレーナーの資格を持つほか、現在はカリフォルニア州アーバイン市TVT高校でクロスカントリー走部監督を務める。年に数回、フルマラソンやウルトラマラソンを走る市民ランナーでもある。フルマラソンのベストタイムは3時間26分。公式Facebookはhttps://www.facebook.com/WriterKakutani