夏本番となった昨今。海や川やプールなど、水辺に遊びに出かけている人も多いでしょう。
そんなときに気になるのがスマートフォンの防水の問題です。
たとえばiPhone 13は IP68 等級 (深さ 6 m まで、最長 30 分間) に適合した防沫・耐水・防塵性能を持っていますが、水濡れによる損傷は原則として保証の対象外。
下記のような行為もAppleの公式サイトでは「お控えください」と書かれています。
・iPhone を着用したまま泳ぐまたは入浴する
・iPhone に水圧が強い水や流速が大きい水をかける (たとえば、シャワー、ウォータースキー、ウェイクボード、サーフィン、ジェットスキーなど)
・iPhone をサウナやスチームルームで使う
・iPhone を意図的に水没させる
つまり、水辺で上記のような使用をして故障しても保証の対象外というわけです。
安物の防水ケースじゃ不安……
なおiPhoneなどのスマホには防水ケースが色々と販売されています。
Amazonでも2個セットで1000円を切るものがありますし、何なら100円ショップでも売っています。
ちなみに上記は筆者がネットで数百円で買ったもの。
お風呂なんかで使っていますが、見た目もあまり良くないですし、長く使っていると中に少し水も入ってきてしまい、タッチ操作が不安定になります。
そして数百円のケースの不具合でiPhoneが水没し、修理代がウン万円……なんてなったら、「ケースをケチらなければよかった」と公開するでしょう。
そこで水辺のアクティビティに持ち出す際には、しっかりした性能の防水ケースを使いたいわけですが、筆者がオススメしたいのはカタリストの防水ケースです。
今回はその使用レビューをお届けします。
You Tubeでのレビューも公開していますので、こちらも合わせてチェックを!
レビューする製品はこちら!
カタリスト iPhone 13 完全防水ケース
アメリカ国防総省の軍事規格「MIL-STD-810G」に準拠した防水ケース。
耐衝撃、耐振動、防塵、防滴/防水といった性能は、安物の防水ケースの比ではありません。
本体周囲をグルリと覆う形なので、iPhoneを周囲の水からシャットアウトできます。
またiPhoneと同様のIP68 等級の防沫・耐水・防塵性能を持っているので、このケースをつけておけば、水辺に持ち出しても安心というわけです。
なおケース着用中もワイヤレス充電やタッチディスプレイの操作が可能。
下のLightningケーブルを差し込む部分も開閉が可能です。
なお「MIL-STD-810G」の基準については下記の関連記事を参照ください。
【あわせて読みたい】「MIL規格」って何?スマホケースやスマートウォッチでよく聞く用語を徹底解説!
ここからが使用レビュー!
こちらがレビューする製品です。
カラーはマリンブルーとステルスブラックの2種類があります。
こちらがステルスブラックの表側。
表面はタッチ操作が可能なフィルム状の素材で覆われています。
こちらが裏側。
裏側はもう少し硬めのガシッとした素材で、付けたままワイヤレス充電も可能。
なお付け外しをするときは、この裏側を外して中にiPhoneを入れる形になります。
特にカメラ部分は全体が硬質な素材で覆われています(小さな2つのホール部分のみフィルム素材)。
岩場等で落下させたときも破損のリスクを軽減できそうです。
iPhoneのLightningケーブルを接続する部分。
この部分が開閉可能なゴム素材になっているので、付けたまま充電が可能というわけです。
こちらがマリンブルーのカラーです。
アウトドアに映えるカラーリングですね!
こちらでiPhoneに装着してみます。
装着した状態はこんな感じ。
iPhone 13がピタッと収まるサイズ感で、タッチ操作も問題なく行えました!
裏側はこんな感じ。
iPhoneのロゴもしっかり見えます。
サイドの電源ボタンなども問題なく操作できたのですが、感心したのはこの黄色の部分。
ここは消音モードをオン/オフ切り替えする部分で、ここをグリっと回すとケースの上から切り替えが可能です!
使い勝手をよく考えられている製品だと思います!
水辺に持ち出してみた!
では、実際に水辺に持ち出してみます。
こちらは、iPhoneをケース内に入れた状態で水道をドバドバかけてみた図。
まったく水が入ってきません!
ちなみに、いきなりiPhoneを入れて水をかけるのが心配な人は、中がカラのケースのみの状態で防水性能をチェックしてみるといいでしょう。
「背面のケースは全体がカチッと鳴るまでしっかりハメること」「Lightningケーブル部分のゴムもしっかり閉じること」あたりが注意点です。
ちなみに持ち出した場所は海だったので、そのまま沈めてみました。
ちょっと怖いですが……これも全く問題なし!
波に飲まれましたが、中に水が入ってくることもありません。
水辺から出てきた状態。
水滴も弾いてくれるので、その後はすぐにタッチ操作が可能になります。
なお注意点といえるのは、「水中ではタッチスクリーンの操作ができないこと」が挙げられます。
これは考えてみれば分かるのですが、水中ではタッチスクリーン全体が、水圧で押された状態になります。
そのため指先でタッチをしてもそれが認識されず、画面の操作ができない……というわけです。
ただし、水中に入れる前にカメラを立ち上げておけば、サイドボタンを押すことでカメラのシャッターを切ることは可能。
また、動画の撮影をはじめた後で水に入れれば、動画を撮り続けることは可能です!
なお、海辺で使ったあとは水洗いをした後で普通にそのまま地上でも使い続けましたが、日常で使うケースとしても問題なく使えました(ややサイドのボタンなどは押しづらくなりますが)。
水辺でガシガシiPhoneを使うときは、着用したまま持っていって、家で普段のケースと付け替えてもいいでしょう。
これから海や川、スマホが持ち込めるプールなどに行く人には非常にオススメなケースなので、ぜひお試しを!
先に紹介した下記の動画レビューも参考にしてみてください。
●執筆者:スマートウォッチライフ編集部
日本初のスマートウォッチのウェブメディア。編集部には50本以上のスマートウォッチがあり、スマートウォッチ・Apple Watchの選び方や入門者向けの記事を多く配信しています。日本唯一のスマートウォッチ専門ムック本『SmartWatchLife特別編集 最新スマートウォッチ完全ガイド』(コスミック出版)を出版したほか、編集長はスマートウォッチ専門家としてテレビ朝日「グッド!モーニング」や雑誌『anan』(マガジンハウス)にも出演。You Tube「スマートウォッチライフ」(チャンネル登録者6000人程度)でも各種レビューを行っています!