以前、当サイトの別の記事で「加速度センサー」について解説しました。
加速度センサーは重力、動き、振動、衝撃などを測定が可能で、スマートフォンやスマートウォッチの歩数の計測などで幅広く活用されているセンサーのことです。
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その「加速度センサー」とは別に「ジャイロセンサー」というものも、スマートフォンやスマートウォッチには搭載されています。
本記事ではその「ジャイロセンサー」について解説します。
ジャイロセンサーを一言でいうと
ジャイロセンサは物体の「回転」や「向きの変化する速度(角速度)」を計測できるセンサーです。
そのため物体の「真っ直ぐな動き」を計測するセンサーである加速度センサーと組み合わせて利用されることも多いです。
最近のスマートウォッチでは、加速度を検出する3軸と、角速度を検出する3軸ジャイロセンサーの合計6軸に対応した「6軸センサー」が主流となっています。
ジャイロセンサーは船や航空機、ロケットでも活用!
このジャイロセンサーは船の動きを測るために古くから利用されていました。
近年は航空機やロケットの自律航法に使用されるほか、カーナビや車の自動運転、デジタルカメラの手ぶれ補正機能、無人偵察機などでも用いられています。
スマートフォンではスマートフォンを傾けて遊ぶレーシングゲームや、スマートフォンの回転に合わせて映像を表示するVR・ARアプリなどで欠かせないセンサーとなっています。
スマートウォッチでもこのセンサーは搭載されており、加速度センサーとの組み合わせでさまざまな計測に活用されています。
●執筆者:スマートウォッチライフ編集部
日本初のスマートウォッチのウェブメディア。編集部には50本以上のスマートウォッチがあり、スマートウォッチ・Apple Watchの選び方や入門者向けの記事を多く配信しています。日本唯一のスマートウォッチ専門ムック本『SmartWatchLife特別編集 最新スマートウォッチ完全ガイド』(コスミック出版)を出版したほか、編集長はスマートウォッチ専門家としてテレビ朝日「グッド!モーニング」や雑誌『anan』(マガジンハウス)にも出演。You Tube「スマートウォッチライフ」(チャンネル登録者6000人程度)でも各種レビューを行っています!