全国のドン・キホーテ系列店舗(一部店舗を除く)で販売されるスマートウォッチの新ブランドHorloger(ホルジー)シリーズ。
高級感あふれるデザインが印象的なシリーズですが、その中でも血中酸素濃度や血圧測定にも対応し、ファッショナブルなセンスとテクノロジーが両立された「TITAN」のモデルを試用する機会を得ましたので、試用レポートをお届けします。
その他のラインナップは下記の関連記事から!
ドンキで販売のスマートウォッチ新ブランド「Horloger」シリーズ誕生!
別シリーズの使用レビューはこちら!
重厚感ある男らしい外観
Horloger TITANの外観は、一部にディスプレイがある点を除けば、男らしくてカッコいい腕時計という印象。
存在感のある大型の文字盤が印象的です。
右サイドには押しやすい物理ボタンが2つ。
アナログ/デジタルのハイブリッドならではのリューズがついています。
厚さ14mmのケースは仕上げもキレイです。
オフィスでもプライベートでもデキるオトコを演出してくれそうです!
ベルトはシリコン製で、とてもしっかりとした質感です。
マットな質感のブラックカラーなので、革ベルトにも見劣りせず、ビジネスシーンでの使用も問題ないでしょう。
裏側には、血圧、心拍数、血中酸素濃度を測定する健康センサーがついています。
ステンレス製の裏蓋にも高級感があります。
充電は専用の充電ドックに装着させます。
フル充電には約1.5時間で、連続使用5日間のロングバッテリーです。
スマートウォッチとしての機能は?
それではスマートウォッチとしての機能は他のスマートウォッチと比べてどうでしょうか。
まずはHologerアプリをダウンロード。
もちろんiOS/Androidの両方に対応しています。
インストールから同期までストレスなく設定できました。
文字盤は左側がスマートウォッチ部分、右側がアナログウォッチ部分になっています。
スマートウォッチをいろいろ知っている人に分かる言葉で伝えると、「文字盤の左側部分に、バンド型スマートウォッチのディスプレイが埋め込まれている腕時計」といった感じでしょうか。
・アナログウォッチ部分・・・普通にリューズで時刻合わせをするタイプで、スマートウォッチとの連動はありません。やはり慣れ親しんだアナログの時計はやっぱり見やすいですね。
・スマートウォッチ部分・・・通常時は省電力のためディスプレイは消えており、腕を持ち上げると点灯します。
Horloger TITANのスマートウォッチとしての機能
下記がこのHorloger TITANの編集部調べの機能です。
各機能の詳細や、どの機能を重視すべきかについては、下記の関連記事をご一読ください。
【関連記事】スマートウォッチの20の主要機能を徹底解説。自分に最適なモデルを探す商品選びの基準に!
通知受け取りなどの基本的な機能は一通り揃えていますが、GPSの搭載はなし。
一方で睡眠計測は可能だったり、血中酸素濃度も測定可能だったりと、日常生活で便利な機能はいろいろと揃っています。
・文字盤変更・・・3種類から選べる。多いとは言えませんがそれでも数日ごとに気分転換できるでしょう。
・ステップ数・・・1日のステップ数を自動的にカウントします。1日の目標ステップ数をクリアすると、「Achieve the goal」の文字盤で讃えてくれます。
・消費カロリー・・・1日のステップ数やトレーニングから自動的に計測します。
・移動距離・・・ステップ数と最初に設定する身長などから移動距離を割り出しているようです。GPSはついていないので距離のみが計測されています。
・トレーニングモード・・・トレーニングの画面から上ボタンを長押しするとトレーニングの計測ができます。ただし、GPSがないので地図と連動したログにはなっておらず、心拍数のログも確認できませんでした。こちらは「トレーニング日記」として活用する程度の使い方がよさそうです。
・睡眠モニター・・・寝るときにボタンを押したら睡眠スタート、起きたらボタンを押して睡眠ストップとマニュアルに記載されていますが、特にボタンを押さずに普通に睡眠計測ができていました。ただし、精度としてはそんなに高くないというのが正直な印象です。
・心拍計測・・・こちらは常時計測を選べます。日々の体調変化に気づくことができるでしょう。
・SPO2・・・SPO2画面にして待っていると自動的にカウントします。数値の正確さは他メーカーと同等レベルでしょう。
・通知機能・・・自分で通知するアプリを選べます。電話着信、LINE、メールなど一通りの通知を受けられます。
注目の血圧計測機能
この血圧測定機能がHorloger TITANの大きな特徴だと思います。
実際にこの機能を搭載したスマートウォッチは日本ではほとんど流通していません。
ただし、実際に使用してみたところ、「数値の正確性にはまだ疑問符がつくかな」という印象でした。
筆者が実際に血圧を計測したところHorlogerで105-65、タニタで119-78でした。
別の男性が計測したところHorlogerで110-75、タニタで138-86でした。
タニタの血圧計は通常の上腕に巻くタイプなので、こちらの数値には一定の信憑性があるでしょう。
逆にいうとHorlogerの数値の正確性には疑問が残ります。
こちらに関しては「毎日の体調変化を知る」という程度の使い方に留めておくべきでしょう。
【あわせて読みたい】血圧測定が可能なスマートウォッチも! 中国で発表されたファーウェイの新製品をまとめて紹介
まとめ
Horloger TITANは「スマートウォッチ」として購入するとしたら、大きな期待を寄せすぎない方がよさそうですが、重厚感ある大型ケースを使用したワイルドなルックスは非常に魅力です。
目玉の機能である血圧計などの数値は若干怪しい部分はありましたが、慣れ親しんだアナログ文字盤の良さを残しつつ、さまざまなスマートウォッチの機能を付加した腕時計としては魅力的といえるでしょう。
金額的にも税込21,780円ならば「おしゃれな時計に簡易的なスマートウォッチ機能が付いたハイブリッドウォッチ」と考えれば十分にコストパフォーマンスの高い商品だと言えそうです。
まずはお近くのドン・キホーテで実物を確かめてみてはいかがでしょうか。
●ライター 杉本陽介
スポーツ好きアラフィフ男子。常にスマートウォッチを両腕に着け、1日12,000歩を目標にしている。
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