スマホの通知を受け取れて、歩数や心拍数を測れるだけでなく、Suicaもつかえて血中酸素濃度も測れて……と多機能化が進むスマートウォッチ。
機能が増えれば増えるほど便利になる……と考える人は多いかもしれませんが、単純にそうも言えません。
多機能化が進むスマートウォッチは、「買ったけれど使いこなせない」という人が実は結構多いのです。
「3日で飽きて友人に売った」という人も
たとえば編集部員の知人には、大手ブランドの数万円するスマートウォッチを購入後、「飽きちゃって3日で友達に売った」という人がいました。
スマートウォッチはまだ世の中では目新しい存在です。
そのため新しいもの好きの人は、「腕をタッチするだけでSuicaの決済ができちゃう」「血中酸素濃度が測れる」「ストレスを数値化して伝えてくれる」などと聞くと、「何それスゴい!」と物欲を刺激され、勢いで購入してしまうケースがあるのです。
編集部員の知人は、まさにそのパターン。
もともと高級腕時計が好きな人で、世の中の新しいものには色々と手を出してきた人ですが、スマートウォッチの多様な機能は使いこなせず、「やっぱり普通の時計がいいや」と思ってしまったとそうです。
また、スマートウォッチのストレス計測や血中酸素濃度の計測機能は、たしかに計測できるのはスゴいのですが、「で、日常生活のどこで何の役に立つの?」と言われると、「……分かんない」という人が多数派でしょう(もちろん上手に活用している人もいるでしょうが)。
また計測の精度にも課題がある機能が多いので、「ものすごく多機能に見えるけど、実際に使う機能は少ない」というケースも結構あるのです。
また、両親に「健康維持に使ってね」とスマートウォッチをプレゼントしたものの、数値の見方や機能の呼び出し方がよく分からず、数週間のうちに使わなくなってしまった……という話も耳にしたことがあります。
スマートウオッチは目新しい存在であるがゆえ、まだ世の中の大多数の人が使うのは難しいデバイスといえるでしょう。
シンプルな機能のスマートウォッチのほうが使いやすく飽きにくい?
ただ、スマートウオッチのなかでも「機能が限られていて、使い方がシンプルなモデル」は、使いこなせなくなったり、飽きたりするリスクが低いです。
たとえば上の写真のような、バンド型のスマートウオッチはその代表例(写真はXiaomiのバンドシリーズです)。
こうしたバンド型のスマートウォッチは、腕元で見られる数値は限られていて、操作も上下左右のスワイプとタップ程度なので、あまり迷うこともありません。
そして軽くて小さく、腕につけていても邪魔にならないため、結果的に飽きずに着け続けられる……というメリットもあります。
飽き性の人や、難しい機能を使いこなせる自信がない人は、こうしたバンド型のスマートウォッチを購入するといいでしょう。
なおバンド型のスマートウォッチは有名ブランドのものでも3000円台から手に入り、コスパも高いです。
睡眠計測などもストレスなく試せるので、興味のある方はお試し感覚で購入してみましょう!
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