Apple Watchを便利に活用するために、さまざまなサイトや動画をご覧になっている方も多いと思います。
ただその時に、たまによくわからない語句が出てくることはないでしょうか。
今回はApple Watchの「今さら聞けない」各部位の名称について解説します。
ウォッチ前面とサイド
ケース
時計本体を「ケース」と呼びます。
Apple WatchにはSeries 7だと41mmと45mmというサイズがありますが、それはこのケースのサイズです。
ただし「ケース」というのは、狭い意味では「時計本体の外周の金属の部分」を呼ぶこともあります。
この金属の部分の素材がアルミだったりステンレスだったりするため、ケースの素材により「アルミケース」とか「ステンレスケース」と表現されます。
また「スペースグレー」「グラファイト」などのカラー名も、この「金属の部分」のカラーになります。
ディスプレイ
さまざまな情報が表示される場所が「ディスプレイ」です。
ちなみに、待受で常時表示されている画面は「ウォッチフェイス」と呼ばれます。
Apple Watchではタッチスクリーンになっており、タップ・フリック・長押・ダブルタップなど、iPhoneを扱うのと同じような感覚で操作ができます。
ちなみにそれぞれのサイズの画面解像度、ディスプレイサイズは下記の通りです。
40mm:画面解像度 324 × 394ピクセル、サイズ 40 × 34mm
41mm:画面解像度 352 × 430ピクセル、サイズ 41 × 35mm
44mm:画面解像度 368 × 448ピクセル、サイズ 44 × 38mm
45mm:画面解像度 396 × 484ピクセル、サイズ 45 × 38mm
デジタルクラウン/ホームボタン/電子式心拍センサー
時計の側面にある出っ張った部分で、一般の時計で「リューズ(竜頭)」と呼ばれる形状のものが「デジタルクラウン」です。
Apple Watchが他のスマートウォッチより操作性で一歩先んじているのは、このデジタルクラウンのおかげだと言えるでしょう。
このデジタルクラウンを回すと、画面がスクロールしたり、コマを先送りできたりと、感覚的に操作することができます。
また、リューズのように回すだけでなく、デジタルクラウンを押すことによって「ホームボタン」としての利用もできますし、ダブルクリックのように押すとSiriを立ち上げることにもなります。
さらに、Series4以降のモデルでは、デジタルクラウンが「電子式心拍センサー」の片方の電極になっていて、心電図を取ることができます。
(もう一方の電極は時計裏面についています)
サイドボタン
デジタルクラウンの下側にもう一つボタンがついていて、これをサイドボタンと呼びます。
サイドボタンは1回押すと立ちあげているアプリの選択ができます。また、ダブルクリックするとアップルペイが立ち上がり、支払いのカードを選ぶことができます。
長押しすると「電源オフ」または「緊急SOS」の操作ができます。
マイク
デジタルクラウンの下側の穴は「マイク」です。
Siriでの操作もできますし、電話通話もこのマイク端子から音声を拾うことができます。
スピーカー/通気孔
デジタルクラウンと反対側のサイドにはスピーカーの穴が2つ空いています。
このスピーカーからは意外と音質の良い音を出力できます。
また、もしもApple Watch内に水が入ってしまって水を強制排出する場合もこの穴から排水します。
ウォッチ裏面
ウォッチ裏面にはApple Watchの高性能センサーが多数装備されています。
光学式心拍センサー/血中酸素濃度センサー
中央部分には光学センサーがあります。緑色/赤色/赤外線のセンサーがついており、毎秒数百回LEDライトを点滅させ、心臓が1分間に鼓動を打つ回数、つまり心拍数を計測しています。
また、Apple Watch Series 6以降では、血中に取り込まれた酸素のレベルを測定する機能が追加されました。取り込まれた酸素のレベルを測定中、裏蓋のクリスタルから赤色と緑色のLEDと赤外線LEDが手首を照射し、その反射光の量をフォトダイオードが読み取ります。
独自のアルゴリズムで読み取ったデータから血液の色を計算し、この血液の色によって、明るい赤なら酸素量が多く、暗い赤なら少ないといったように、取り込まれた酸素のレベルがわかります。
電子式心拍センサー
Series4以降のモデルでは、時計裏面が「電子式心拍センサー」の片方の電極になっていて、心電図を取ることができます。
もう一方の電極はデジタルクラウンについていて、(時計裏面は必ず皮膚に触れているので)人差し指でデジタルクラウンに触れることで心電図を取ることができる仕組みです。
バンドリリースボタン
このボタンを押しながらバンドを横にずらすとバンドを外すことができます。
バンドを装着するときはボタンを押す必要はなく、エンドピースをスライドさせていけばカチッとはまる箇所があり、バンドを固定できます。
バンド
エンドピース
ケースにバンドを取り付ける部分が「エンドピース」です。
38mm/40mm/41mmのタイプのものは共通して使用でき、42mm/44mm/45mmのバンドはそれぞれ共通して使用できます。
(一部使用できないものもあるようです)
子穴
バンドを止める穴が「子穴」です。シリコンバンドのものはほとんどのものがピンを子穴に止めるタイプのものです。
ピン
子穴に差し込む金属の部分をピンと呼びます。
●ライター 杉本陽介
スポーツ好きアラフィフ男子。常にスマートウォッチを両腕に着け、1日12,000歩を目標にしている。
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