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Polar Pacer Pro使用レビュー。走り出したくなる「本格派ランナー向け」スマートウォッチ!

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2022.04.27

スポーツ用ウェアラブルデバイスのパイオニアであるポラール・エレクトロ・ジャパン株式会社より、高機能かつ軽量・薄型構造化を実現した新ランニングウォッチ「Polar Pacer Pro」(ポラール ぺーサー プロ)が2022年4月27日に発売されました。

定価は43,780(税込)。カラーはカーボンブラック・ホワイトレッド・ワインレッド・ミッドナイトブルーの4色です(オーロラグリーンは5月下旬発売予定)。

当サイト調べの主要スペック表は下記になります。

VO2 Max(最大酸素摂取量)が測れることからも分かるように、ランニングの機能が充実しているだけでなく、スマホの通知を一通り受け取れたり、天気も見られたりと、スマートウォッチとしての機能もしっかり揃えています。

 

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今回はそのPolar Pacer Proを試用する機会を得ましたので、試用レビューをお届けします。

ランニングに特化したスマートウォッチPolar Pacer Pro

ランニングのパフォーマンスを上げるには、まずは自分の心拍ゾーンを正確に知ることが大切です。

Polarは最高精度の心拍計測を誇る専門メーカーであり、本モデルのようなスマートウォッチは正確に心拍データを感知できるだけでなく、ランニング時の着け心地の良さにも定評があります。

また本モデルでは、新設計のアンテナを採用したことでGPS精度も向上。QZSS(みちびき)衛星システムをサポートし、世界中のどこでも正確に位置を記録します。

こうした性能の良さは、発表時のトークセッションで高橋尚子さんが話したとおりです。

トークセッションのレポート記事は下記のリンクからどうぞ!

高橋尚子が語るスマートウォッチ「POLAR Pacer」の魅力とは。トークセッション詳細レポート

Polar Pacer Proの外観チェック

裏蓋と充電ケーブル

まずは外観をチェックしていきます。

裏蓋部分には、10個のLEDセンサーが付いています。


専用の充電ケーブルを装着させます。磁力が少し弱めなので外れないように注意した方がよさそうです。

バッテリーは長時間の使用に耐えうるロングライフバッテリーで、GPSトレーニングをしないのであれば1週間は充電不要です。
フルにGPSと心拍トレーニングをしても連続35時間の計測が可能です。

物理ボタン

Polar Pacer Proはタッチスクリーン方式ではなく、操作はすべて物理ボタンで行います。

スマートウォッチの分野ではタッチスクリーン搭載が今や普通となっていますが、ランニングやアウトドア向けのモデルでは物理ボタンが根強い人気。

確かに走りながら操作をするランナーにとってはこちらのほうが使い勝手が良いのでしょう。

物理ボタンは左側に2つ、右側に3つが付いています。


左上はライト点灯、左下はメニュー表示/バックボタンになっています。


右上は表示のアップスクロール、右中央はOK/決定ボタン、右下は表示のダウンスクロールとなっています。

ベルト


ベルトは高級感のあるシリコン素材。

凹凸感のある外側の素材と滑らかで着け心地の良い内側の素材は別素材になっています。

光学センサーがしっかり密着するようにバンドの根元に角度がついていて腕にしっかりとフィットします。

また、ライフスタイルに合わせてベルト交換ができるような工夫がなされています。
Shiftアダプターという専用のアダプターに交換すれば市販の20mmのリストバンドと簡単に交換することができます。


まずはピンを外して専用バンドを外します。


ピンは必ず無くさないようにしておきましょう。


Shiftアダプターを同じ要領で装着します。


Shiftアダプターが装着されると市販の20mmのリストバンドを簡単に付けることができます。


雰囲気がだいぶん変わりますね。


少しフォーマルな場所にも着けていくことができるでしょう。

Polar Pacer Proのウォッチフェイス

設定画面からPolar Pacer Proのウォッチフェイスを変更できます。

ウォッチフェイスの種類の豊富さはスマートウォッチの他ブランドと比較すると見劣りしますが、どれもシンプルで見やすく、必要な項目をしっかり表示できるのがポイント。

また、アクセントカラーを自由に変えられますので、意外と飽きずに使えそうです。

■デジタル(中央に分表示)

■デジタル(秒表示サークル)

■アナログ(クラシック)

■アナログ(スウォード)

Polar Pacer Proの基本機能

Polar Pacer Proで測定し確認できる機能を紹介します。

右下/右上の物理ボタンを押して画面を切り替えていきます。

スマートフォンアプリの「Polar Flow」で詳しく確認できますが、そのほとんどを腕元でも確認できます。

■ホーム画面
時刻および日付を表示する基本画面表示

■本日のアクティビティ
画面表示の周りにある円と日付・時刻の下のパーセント表示でその日のアクティビティ目標の達成状況を示します。

■カーディオ負荷ステータス
短期間のトレーニング負荷と長期間のトレーニング負荷に基づいて、「トレーニング不足」、「現状維持」、「効果的」、「オーバートレーニング負荷」が表示されます。

■心拍数
平均心拍数を測定し表示されます。

■最新のトレーニングセッション
最新のトレーニングセッションと各トレーニング開始時からの経過時間を表示します。

■Nightly Recharge / 昨夜の睡眠
NightlyRechargeは、夜の間にどれだけ回復できたかを示します。睡眠の最初の何時間かの間に自律神経系がどの程度沈静化したか(自律神経ステータス)、睡眠の質はどうだったか(睡眠ステータス)に関して、自動的に測定し表示します。

■FitSparkトレーニングガイド
Polar Pacer Proがトレーニング履歴、フィットネスレベル、現在のリカバリー状況に基づき、最も適切なトレーニング目標を提案します。

■天気
GPSで検知された地点の天気予報を表示します。

■週間サマリー
トレーニングの週間概要を表示します。その週の総トレーニング時間を100として、異なるトレーニングゾーンにわけてグラフ表示されます。

■音楽コントロール
スマートフォン上で再生中の音楽とメディアをコントロールできます。

Polar Pacer Proでウォーキングテスト

Polar Pacer Proに搭載された新機能が「ウォーキングテスト」です。

有酸素運動能力(VO2Max)を知るためには今まではランニングテストでハードに心拍数を上げる必要がありました。

このPolar Pacer Proでは、ウォーキングでVO2Maxを測定できます。

まずは「テスト」から「ウォーキングテスト」を選びます。

スタートボタンを押すとGPS測位を始めます。

矢印のエリアの外線が赤から黄色・青に変わるとGPS測位ができているサインですので、ウォーキングを開始しましょう。

まずはウォームアップ。心拍を120まで上げる必要があります。

ここは少し小走りになっても構いません。120に達するとテストを開始できます。

心拍を120より少し上に保つように歩きます。

これが意外と難しいです。

走れば心拍は120くらいにはすぐに上がるのですが、少しでも走ると「走らないで!」と怒られてしまいます。

なんとか15分歩いたらクールダウン。5分ほどクールダウンして心拍数を落ち着かせます。

結果表示。かなり苦しい歩きでした。競歩に近い動きが求められている気がしました。

結果の一覧はこんな感じです。

とても詳しく分析してくれます。

Polar Pacer Proでランニングテスト

VantageシリーズやGRIT Xシリーズでも搭載されているランニングテストは、もちろんこのPolar Pacer Proにも搭載されています。

こちらも「テスト」から「ランニングテスト」を選びます。

ウォームアップをした後にテスト開始。スピードが遅いと「もっとスピードを上げなさい」と注意されます(左側の赤い矢印で、この表示では「1km6:22以上に上げる」ように指示されています)。

少しずつ設定スピードが上がり、心拍数も上がるようになります。

終了すると、そのテスト内でのMAX心拍数が表示されます。

下記がランニングテストのサマリーです。

炭水化物をどれだけ消費して、脂肪をどれだけ燃焼させたかの表示をしてくれます。

有酸素運動がメインならば脂肪の消費が大きく、激しく無酸素に近い運動をすると炭水化物の消費が多くなります。

この値を見て、補給する栄養素をコントロールすれば効果的に栄養補給ができます。

なお、「サイクリングテスト」には専用のパワーセンサーが必要です。

今回はチャレンジできませんでしたので、何かの機会にチャレンジしてみたいですね。

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●ライター 杉本陽介
スポーツ好きアラフィフ男子。常にスマートウォッチを両腕に着け、1日12,000歩を目標にしている。

あわせて読みたい


高橋尚子さんも絶賛! 新ランニングGPSウォッチ「Polar Pacer」シリーズを発表

高橋尚子が語るスマートウォッチ「POLAR Pacer」の魅力とは。トークセッション詳細レポート

※本記事のリンクから商品を購入すると、売上の一部が販売プラットフォームより当サイトに還元されることがあります。掲載されている情報は執筆時点の情報になります。
     

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