OPPOが新たに発表した「OPPO Watch Free」。
睡眠モニタリングや血中酸素濃度測定機能を備えた軽量のスマートウォッチです。
今回、サンプルを提供いただいたので使い勝手をチェックしてみました。
軽量で長時間装着でも負担にならない
身につけてまず実感したのが、その軽さです。ストラップ込みで33gと非常に軽量なので、長時間装着したままでもあまり負担を感じません。
ディスプレイは1.64インチと大きめ。ボタン類はなく、画面の切り替えなどはスワイプ操作で行います。
バンドにはレザー風の加工が施されており、肌にベトつく感じのないサラッとした感触。
全体的に上品な印象でスポーツ感が薄いので、ビジネスシーンでも違和感なく使えます。
充電には専用ケーブルを使用。バッテリー駆動時間が14日と長く、急速充電にも対応しているので、外出先にケーブルを持ち出す必要はほぼなさそうです。
眠りの深さを自動で記録
同製品の特徴は、詳細な睡眠モニタリングができること。
OPPO Watch Freeを装着したまま眠ると、眠りの深さや睡眠中のリアルタイム血中酸素濃度、心拍数などを自動で記録してくれます。
記録されたデータは、専用アプリ「Hey Tap Health」から確認が可能。睡眠のほか、運動や心拍数、血中酸素濃度などの記録もここで見ることができます。
睡眠の記録は、「深い睡眠」「浅い眠り」「レム睡眠」「目覚めている時間」4種類にわけてグラフで表示。
それぞれの理想的な長さや、それに比べて長いか短いかといった情報も表示されるので、自分の眠りの状態をしっかり確認できます。
Androidスマホとペアリングしている場合は、アプリから録音を開始した状態でスマホを枕元に置いて眠ることで、いびき検知が可能。異常とされるいびきを検知した場合には自動で記録されます。
眠る前にアプリを操作する一手間はかかるものの、いびきに悩んでいる人が現状を把握するために役立ちそうです。
睡眠モニタリング機能を実際にしばらく使ってみると、長時間眠ったのに疲れが取れていないと感じた日のデータは「浅い眠り」の時間が長かったり、短時間の睡眠でもよく眠れたと感じた日は「深い睡眠」の比率が高かったりといった違いが見えてきました。
今まで体感としてなんとなく感じていた「よく眠れた」「あまり眠れなかった」がデータとして可視化されるのはとても興味深いと感じました。
深い睡眠をきちんと取れていた日の睡眠環境を再現できるようにするなどの工夫をすることで、自分にとってのベストな眠りを追求するのに役立ちそうです。
運動記録や5分間ストレッチも
運動関連の機能では、ランニングやウォーキングなど4種類の運動の自動検知に対応。
そのほかに、100種類以上の運動の記録が可能となっています。
距離や時間消費カロリー、平均心拍数といったデータはスマートウォッチ上で確認が可能。
さらにアプリからは、リアルタイム心拍数のグラフや、「脂肪燃焼」「持久力」といった運動の効果を心拍数に基づいて心拍数に基づいて分類した「心拍数ゾーン」も表示されます。
運動嫌いに役立つ機能も用意されています。
座っている時間が長くなると、運動をうながすアラートが表示され、その画面からそのまま「5分間ストレッチ」を開始できます。
画面に表示されるお手本のポーズを見ながらストレッチを行うだけなので、テレワーク中の運動不足解消に重宝しそうです。
文字盤作成機能はiPhoneからも利用可能に
そのほかには、天気やアラーム、スマホに届くメールなどの通知の表示、スマホの音楽再生のコントロール、スマホカメラのリモコン操作といった基本機能が搭載されています。
文字盤はあらかじめ用意された40種類以上から選ぶほか、自分の服装の写真を撮影し、それをもとにオリジナルの文字盤を生成する「AIコーディネート文字盤」にも対応。
同社の既存モデル「OPPO Watch」では、Androidスマホからのみ使える機能でしたが、今回はiPhoneからも利用可能になっています。
基本的にはiPhone、Androidどちらからでも大半の機能を利用できますが、先述のいびきモニタリングと、画面をスワイプして独自の文字盤を作る「ライブペイント文字盤」、OPPO Watch Freeから音を鳴らしてスマホを探す機能については、iPhoneでは非対応となっています。
OPPO Watchのカラーは「ブラック」「バニラ」の2種類。交換バンドは用意されていないため、じっくり考えて選ぶのがよさそうです。
12月10日発売で価格は9980円。予約期間中の購入で最大20%オフになるキャンペーンも実施されています。
新しい年にむけて、日々の睡眠や運動などの健康管理に力を入れたいと考える人に適したアイテムだと感じました。
●執筆者:酒井麻里子
ITライター。スマホ、PC、ガジェットなどのレビューや企業取材、アプリ・サービスの解説記事を執筆。Twitterでは、デジタル関連の気になる話題や、ちょっと役立つ小ネタを発信。
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