日常の運動や睡眠の計測から、Suicaをはじめとした電子マネーでの決済まで、便利な機能が多く揃ったApple Watch。
そんなApple Watchには、「高級時計のマウント合戦から逃がれられる」という以外なメリットがありました。
本記事では、Apple Watchを着用する経営者の証言を交えて、その魅力を紹介します。
ブレゲとロレックスが相手でも会話に参加できる
今回、話を聞いたのは、経営者として活躍する男性の布川さんと西園寺さん(仮名)。
布川さんはApple Watchの愛用者で、西園寺さんは高級時計のコレクターです。
そんな2人がもうひとりの別の経営者と会食をしたときのこと。
布川さんは、いつもどおりApple Watch(5万円)を着用。西園寺さんは市場価格650万円相当のロレックスのデイトナを着用。相手の社長さんは市場価格300万円相当のブレゲの時計をしていたそうです。
5万円 対 650万円 対 300万円。時計の市場価格がHPの戦いだとしたら、もうApple Watchは瞬殺されているレベルです。
そのブレゲ社長は、2人と会うなり西園寺さんの腕元に目をやり、「西園寺さん、いい時計してるねぇ~」と高級時計トークを開始。そして西園寺さんは「でも、そのブレゲもいいじゃないですか。いつ買ったんですか?」と返します。
ご本人たちにはマウンティングの意図はなくとも、300万円の人と650万円の人がそんな会話をはじめたら、5万円の人は立つ瀬もないでしょう。
しかし、ブレゲ氏は西園寺さんとの高級時計トークを軽く切り上げ、「でも今の若い人がしているのは、布川さんみたいな時計ですよね」と布川さんのApple Watchにも言及。
西園寺さんによると、その言葉には相手をマウントするような雰囲気も特になく、「そういう便利な時計を使うのもアリですよね」というニュアンスだったとのこと。
5万円の時計の持ち主が、300万円の人と650万円の人と自然に会話をできたわけです……!
数十万円の時計よりApple Watchのほうがマシ?
高級時計好きの人たちと会ったとき、5万円の時計をしていてもバカにされない……というのは、このようにApple Watchの隠されたメリットの一つのわけです。
なお西園寺さんいわく、「数十万円のタグ・ホイヤーとかブライトリングの腕時計をしてるよりも、むしろApple Watchのほうが自然に会話ができるんじゃないかな?」とのこと。
この記事を執筆している編集部員は高級時計の知識がほとんどなく、ロレックスもタグ・ホイヤーもブライトリングも「何だか高そうな時計」という程度の認識でしたが、そこには明確な差があるとのこと。
そういえば先日、岸田首相が腕時計をロレックスからセイコー「アストロン」に変えたこともニュースになっており、33万円のセイコー「アストロン」が高いのかやすいのかで議論になっていました。
岸田文雄首相「300万円ロレックス」から “安倍晋三氏とお揃い” セイコー「アストロン」に…不満抱える新 “闇将軍” に忠誠アピールhttps://t.co/2uq85tcIEx#SmartFLASH #岸田文雄 #首相 #セイコー #アストロン
— SmartFLASH (@info_smafla) October 13, 2021
布川さんもこう続けます。
「そこまで高級時計に興味がない僕が、少し張り切って30万円の腕時計をしても、高級時計好きの集まりに行くと『もうちょっと頑張ったら?』みたいに惨めな目で見られるんです。上には上がいるし、そこで頑張りはじめたらキリがない。僕は運動も好きだし便利なガジェットも好きなので、割り切ってApple Watchをしています」(布川さん)
なお筆者のような高級時計に興味がない人でも知っているブランドで、高級時計好きのあいだでも一定の地位がありそうなロレックスについては、「今は100万円以下で買えるものは少ない」と西園寺さん。
100万円を支払わないと会話に参加できない世界なら、「俺は別の道を行く」と決めた布川さんの選択は確かにアリといえるでしょう。
高級時計好きも実はApple Watchに興味がある?
また西園寺さんいわく、「高級時計好きな人達もApple Watchには興味があるんですよ」とのこと。
「でも高級時計が好きな人達は『もう素材がステンレスの時点で恥ずかしい(金じゃなきゃダメ)』みたいなプライドもある(笑)。周囲の時計好きや時計屋さんとの付き合いもあるから、Apple Watchなんて着けたら裏切り者扱いなんですよ」(西園寺さん)
ただ一方で、「高すぎる時計は普段遣いは難しいから、日常使用の時計としてApple Watch Hermèsをするのはアリとのこと」
最新Series 7のApple Watch Hermèsのグルメット・ドゥブルトゥール。
しなやかなヴォー・バレニアにリンクが流れるように編み込まれ、1930年代のHermèsの首輪への敬意を表している。
「居酒屋に行くときとかに数百万円の時計なんてしてられないからさ。だから普段遣いでApple Watch Hermèsをするのはアリだと思うし、高級時計が好きな人も『Apple Watchだけどオシャレにも気を使ってるのね』と思ってくれると思います」(西園寺さん)
ド平民の筆者からすると、Apple Watch Hermèsを着けているだけで「お金持ちの人なんだな……!」と見上げてしまいますが、高級時計好きの人たちからは「一応は気を使っている人」という扱いなのですね。
ともあれ、Apple Watchをしていれば、高級時計のマウント合戦の圏外にいられることは確か。
「ちょっとお金に余裕も出てきたし、自分も時計を買おうかな。でも無駄な消費はしたくないし、実はそんなに時計に興味がないし……」という人は、Apple Watchを買ってみるのも一つの手ではないでしょうか!
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