Fossilの新作スマートウォッチ「Gen6」(ジェネレーション6)。
スマートウォッチライフ編集部で44mmメタルバンドのモデルを入手しましたので、実機の使用レビューをお届けします。
なお、当サイト調べの主要機能表は以下のような感じ。
キャッシュレス決済以外の大半の主要機能が網羅されていて、非常に多機能なスマートウォッチといえます。
■当サイト調べのスペック表
なお本記事では、見た目や機能の概要を中心にレビューしていますので、具体的な機能の詳細や使い勝手については、下記の関連記事もご一読ください。
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ステンレス製バンドモデル「FTW4059」
スマートウォッチライフ編集部で入手したモデル「FTW4059」はステンレス製のバンドで、パッと見ではスマートウォッチには見えません。
見た目の部分ではアナログ時計の高級感やクラシカルな雰囲気が漂うモデルです。
Fossilの新作スマートウォッチ「Gen6」はバリエーションも豊富。写真左より、FTW4059 ¥39,600 | FTW4061 ¥38,500 | FTW4062 ¥38,500 | FTW4063 ¥38,500 | FTW6077 ¥39,600 | FTW6078 ¥39,600 | FTW6080 ¥38,500。今回編集部が使用したのが一番左の「FTW4059」です。
スマートウォッチが便利なのは当たり前でGoogleのWearOS搭載で様々な機能がありますが、フォッシルのスマートウォッチシリーズの最大のウリはやはり「かっこよさ」でしょう。
機能性はもちろんですが、フォルムとしてとても美しい作りになっています。
ウォッチフェイス
ウォッチフェイスはWearOSなのでどんどん追加できますが、純正のものとしては下記のものがあります。
メインとなっているのがデジタル表示で、睡眠や血中酸素濃度、カーディオフィットネスなどのウエルネスの値がコンプリケーション表示されるフェイスです。
アナログ文字盤のタイプとしてはクロノグラフモデルのように3針プラス3つのウィンドウでカレンダーや電池残量を表示してくれます。
ステンレスベルトモデルならばアナログ表示の方がマッチするでしょう。
実際に腕にはめてみるとこんな感じになります。
パッと見で、これがスマートウォッチだと見破れる人はなかなかいないでしょう。
ちなみにこれがApple Watchだと、以下のような感じになります。
いくらステンレスベルトにしていても、やっぱりApple Watchであることを隠せないですね。
また、ポケットに入れた腕から見える感じだと下記のようになります。
画面が常時表示になりましたので、ここでもスマートウォッチ感がありません。
常時表示ではないモデルだと、フォルムはせっかくアナログ時計なのに、画面が真っ黒になっているので「ああ、スマートウォッチなんだ」と見破られてしまいますが(まあ、別に見破られて行けないこともないのですが)、常時表示モデルでアナログ文字盤にしていれば全く違和感がありません。
やはりApple Watchだと下記のようになります。
こちらも常時表示ですが、やっぱりガジェット感が強いですね。
コンサバな雰囲気を出すにはやっぱりApple Watchだとデジタル感が強すぎます。
フォッシルのGen6はコンサバ感をしっかりと出しながら機能的には最新の便利さを享受できますので、最強のハイブリッドモデルといっても過言ではないでしょう。
Better, faster, smarter.
The #FossilGen6 is here. 🎉 From customizable dials to faster charging and the best of #WearOS features, check out why the Gen 6 is @Fossil‘s most advanced watch yet: https://t.co/Dw83EaNbLE pic.twitter.com/7stKHrfGDb
— Wear OS by Google (@WearOSbyGoogle) September 27, 2021
ベルト・ケースも機能性と美しさが融合
リューズはボタンを押し込めるように少し浮いていて、リューズガードがしっかりついています。
2時位置と4時位置にあるプッシュボタンにも機能を登録することができます。これらの物理ボタンがとても押しにくいスマートウォッチもたくさんあるのですが、このフォッシル「gen6」は押しやすさにもきっちりこだわっていて、手袋をした上からでもしっかりと押すことができます。
また、リューズもただの飾りではなく、クルクル回して画面をスクロールさせることができます。
機能性と美観がすばらしく融合されていてフォッシルならではのデザインと言えるでしょう。
ベゼルには細かい装飾が施されていて、スマートウォッチにありがちな無機質感がありません。(回転しそうなベゼルですが、これはただの飾りで回転はしません)
バックル部分も非常にきれいな仕上がりで高級感がたっぷりです。
コマ詰めの大変さはあるものの、このステンレスバンドタイプがダントツでかっこよく見えます。
なおベルト接合部分(エンドピースや弓管などと言います)もとても美しく収納されていて、「さすがフォッシル」というカッコよさでした。
下のApple Watchのステンレスバンド(サードパーティー製)と比べるとエンドピース部分のかっこよさが全く違います。
バンドの取り外しはワンタッチ式になっていて、工具なしでベルト交換もできます。
サイズ合わせにはコマ詰めも必要
ステンレスの3連ブレスレットなので、腕の太さに合わせるにはコマ詰めをする必要があります。
時計ショップで購入すればショップの方にやってもらえますが、ネットなどで購入する場合はコマ詰めする必要があるかもしれません。
スマートウォッチとしての機能を最大限に発揮するために、裏蓋の部分のセンサーを正しく反応させる必要があり、そのためには腕にしっかりフィットさせる必要があります。
写真のような専用の工具があれば簡単に作業できるのですが、一般的にはあまり馴染みがないかもしれません。最近では100均でも調整工具が売っていますので、調べてみるといいでしょう。
スマートウォッチとしての使用感も大幅向上!
フォッシルのスマートウォッチが第5世代から第6世代にバージョンアップした部分としては下記のようなところでしょう。
・急速充電で、30分間の充電で0%から80%まで到達
・プロセッサが大幅にグレードアップ
・消費電力を少なくするモードがありバッテリーの持ちが良い
・心拍センサーがアップグレードして精度が向上
・SPO2(血中酸素濃度)の計測が可能に
・泳げる防水
・常時表示になった
Apple Watchと同様に、バッテリーの持ち時間が短かったことはWearOSの弱点でしたが、消費電力を少なくするモードがある点で、使い勝手は大幅向上。
常時表示をできる点ではApple Watchと変わらないので、バッテリー面ではApple Watchと同等の満足感があるといえるでしょう。
サクサク動くのが心地いい!
血中酸素濃度を測定できるセンサーを含め、センサー類もアップグレードしていますし、なにしろプロセッサの能力が上がったので、サクサク動くのはとても気持ちがいいです。
以前のモデルではGPSを感知するのに少し時間がかかった印象もありましたし、様々なアプリを切り替える時もなんだか反応が遅いような気がしていました。
この「Gen6」ではアプリ起動の待ち時間がとても減った印象があります。
また、スマートフォンが近くにあればスマートウォッチ単体で通話できます。
これは、スマートウォッチにスピーカーとマイクがついていて、スマートフォンとBluethooth通信をすることによって通話ができる機能です。
車の運転中とかは特に便利ですね。
スピーカーはウォッチのリューズと反対側の側面についています。
マイクがどこを探しても見当たらなかったのですが、バンドを外してみるとケースの上側についていました。
WearOS 3にも期待
なおキャッシュレス決済機能に関しては、NFC機能はウォッチに搭載されているようですが、日本ではまだ未対応とのこと。
噂では2021年秋にも新OSにバージョンアップするのではないか、と言われていましたが、Wear OS 3にアップグレードするのはどうやら2022年になるようです。
「Gen6」はWear OS 3へのアップグレードには対応しているそうなので、OS 3の登場を待たずに購入しても損はないでしょう。
まずはFOSSILのスマートウォッチのカッコよさを堪能し、来年には機能面でもさらにアップグレードされることを期待してみてはいかがでしょうか。
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