心拍トレーニングの先駆者POLAR(ポラール)
POLAR(ポラール)はフィンランドで設立されたもともとは心拍計のメーカー。1977年に「指先で計測する心拍計」で初の特許を取得していて、1982年に世界ではじめてトレーニング用心拍計モニター装置を開発し、なんと25年前の1995年にはリストバンド方式での心拍計を発売した、運動ログのスマートウォッチメーカーとしては老舗中の老舗です。
1995年に発売された「バンテージNV」から飛躍的な進化を遂げている現在のバンテージ(Vantage)シリーズはPOLARの中でも最も高機能で最上位に位置づけられているモデルです。プロレベルのアスリートのために開発されたマルチスポーチに対応したスマートウォッチといえます。
特徴としては
・高度な心拍数計測センサー搭載
・手首でのランニングパワー計測(Vantage Vのみ)
・トレーニング負荷計測
・リカバリー計測
・ルートガイダンス(Vantage Vのみ)
・気圧計機能(Vantage Vのみ)
・ランニングプログラム作成
と言ったところが他メーカーや他のシリーズと一線を画している部分でしょう。
Vantageシリーズ カラーの追加に加えて機能の強化
軽快なブルーの新色モデル
今回Vantage VとMのブルーは10月24日に発売。Vantage Mのブラック・カッパーは10月下旬~11月上旬に発売予定だそうです。 定価はVantage Vが69,800円(税別)、Vantage Mの各色が37,800円(税別)、Vantage Mブルーの交換用ベルトが4,980円(税別)でとなります。Vantage VのブルーとVantage Mのブラック・カッパーは限定モデルですが、特にブルーは今までのホワイトやオレンジと比べても一際目を引く鮮やかな色でトレーニング時に気分がアガリそう。また、Vantage Vブルー+H10心拍センサーのセット限定モデルを75,800円(税別)、Vantage Vブルーの限定交換用ベルトを4,980円(税別)です。
ファームアップデートにより様々な機能追加
機能としてはみちびきに対応したことで、従来のGPSに加え、みちびきの測位データが位置情報を補正してくれます。特に都市部のビルや山間部の樹木など、GPS衛星の電波がさえぎられるような場所で、みちびきの衛星電波の効力があり、位置情報のデータ精度が上がるでしょう。
同じ場所を走っていても走る日によって距離が違ったりするスマートウォッチがあります(ほとんどそうかもしれません)が、そんな小さなストレスもなくなりそうです。
またイグナイトに搭載されていた「Sleep Plus Stages」と「Nightly Recharge」、「Serene」もバンテージシリーズに搭載されました。「Sleep Plus Stages」と「Nightly Recharge」は睡眠中の心拍数を計測することで、自律神経の状況を分析し、身体的な回復に加え、メンタルの回復状況を示す機能です。「Serene」は自律神経の中でも副交感神経を優位にするための呼吸エクササイズを画面に示す機能で、表示にあわせて深く、ゆっくりとした呼吸を行うことを促します。睡眠前に行うことで、睡眠の質の改善できるでしょう。
さらにVO2maxを計測できる「フィットネステスト」も搭載。計測は手首の心拍センサーで対応します(H10心拍センサー等も可)。そのほかに、トレーニング中の心拍ゾーンのロックや、時計画面上で記録されたラップの詳細表示などもできるようになりました。
ハードなトレーニングをするならおすすめの1本
Vantage Vはプロのアスリートや、ハードなトレーニングをするユーザが満足する機能を搭載した、ポラール製品の最上位機種で、Vantage Mはその軽量モデルです。トレーニングと回復は表裏一体ですから、今回のアップデートで睡眠関連の機能を強化することで、回復に関する情報が充実し、それによってよりレベルの高いトレーニングが実現できるでしょう。
■公式ホームページhttp://www.polar.com/ja
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