全国で高齢者介護事業を展開するユニマット リタイアメント・コミュニティは、健康型有料老人ホーム「マゼラン湘南佐島」において、国内初なるApple Watchを入居者全員に提供する試みをスタート。
『健康な人をより健康に』をコンセプトに、「健康増進・未病改善」を目指す実証事業を2021年8月1日より開始します。
実証事業の概要
本事業では、「マゼラン湘南佐島」にモニターとして入居する方の協力を得て、Apple Watchで取得する心電図や心拍、血中酸素ウェルネス、運動量などのヘルスケアデータ、日常生活における継続的なライフログデータをアプリケーションに集積。
また本実証に必要なアプリケーションは株式会社アツラエ(東京都港区、以下、アツラエ)が開発を行います。
そのデータをもとに、Apple Watchを装着するすべての入居者に対して、慶應義塾大学 医学部内科学教室 循環器内科医師の木村 雄弘氏により、健康改善の行動変容プランとして「食事」「運動」「社会参加活動」のアドバイスが行われます。また同施設が個々のアドバイスにそったサービスの提案を行います。
この医師によるアドバイスや当施設が提案するサービス内容は、iPhoneのアプリケーションで常時確認が可能。年に一度の健康診断では対応できない日常生活に潜む改善点を定期的に入居者に意識してもらうことで、「健康増進・未病改善」を実現していくとのことです。
(1) 実証期間
2021年8月1日~2022年7月31日
入居者の方の反応、効果と課題点を検証、本格サービスに向けた展開を計画。
(2) モニター入居者要項
・60歳以上の介護や支援を必要としない自立している方
・入居期間:1か月~12か月
(3) 施設
実証の拠点となる「マゼラン湘南佐島」は多世代交流ができるイベントやサービスを実施。また、心から解き放たれるような美しい海を一望するロケーションに位置し、地産地消にこだわったレストランやスパ、フィットネスルームなどを備えています。社会参加活動をはじめ身体だけでなく心から健康な状態に近づける環境です。
■今後について
Apple Watchならびにアツラエに加え、今後参画する複数企業による情報端末、周辺機器などのデバイスや情報を獲得する技術など増やし、取得できるデータを増やしていく予定。
さらに研究者の参画も進め、自立しているシニアの継続データをもとに、フレイルや認知症に移行してしまう要因の探索、解析に役立て、これらの改善を可能にすることを目指し、日本における超高齢社会の課題解決につなげていく計画とのことです。
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