健康のためにエクササイズを習慣とする人が増えてきました。ほとんどのスマートウォッチは、さまざまなエクササイズに対応しており、運動ログをスマートフォンに残すことが可能です。ただ一部のモデルでは、その先を行く先進的な取り組みを行っているブランドがあります。ここではエクササイズにさらなるクオリティを求める人に向けた機能をご紹介します。
スマートウォッチのデータで本当の実力と体力を知る
数字で自分を理解することを助ける。最新のスマートウォッチは収集したデータから、さまざまな指標を出してくれます。最近トレンドとなっているのが、VO2MAX。最大酸素摂取量と呼ばれるこの数値は、どれだけの酸素を細胞が利用できるか示すもの。また、ランニングパワーなど、従来は特別な計測計器を着けないと測れなかった数値が、スマートウォッチ本体のみで分かるようになってきています。トップアスリートしか手に入らなかった情報が誰でも利用できる時代なのです。
有酸素運動時の実力が分かるVO2MAX
酸素を最大どれだけ取り込めるかを表した最大酸素摂取量と呼ばれる指標。もちろん酸素はできるだけ多く取り込んだほうがよく、この数値が高ければ高いほど、クルマで言えば排気量の高いエンジンを積んでいることになります。
iPhoneアプリのヘルスケアに表示されたVO2MAX。運動に強いスマウォメーカーがこぞって導入中です。
自分のパワーを数値で知るランニングパワー
これまでは、足にセンサーを装着して計測していたランニングパワー。『Polar』は腕元だけでパワーを測れるスマートウォッチを世界で初めて開発。どのフォームが一番パワーが出ているのか簡単に分かるため、技能向上に役立ちます。
ランニングパワーが計測できる『Polar』「Vantage V」。
疲労を見える化するリカバリー機能
リカバリー機能を備えるスマートウォッチは、ユーザーにどのくらいエネルギーが残されているかを計算し知らせてくれます。気持ちでは疲れていなくても、カラダは疲れていることはよくあること。スマートウォッチが気づかなかった疲労も見える化してくれます。
こちらはエネルギーありの時の表示。
こちらは回復中の表示。
ライバルと共に強くなるコミュニティ機能
コミュニティ機能は必須の時代。同じ目的を持った人とつながることでモチベーションがアップするのは、エクササイズとて同じこと。ユーザー同士のコミュニケーションを重視し、その場を用意するブランドも多数存在します。「Fitbit」はそんなブランドの筆頭。アプリからアクセスできるプラットフォームにはさまざまなコミュニティが存在し、ユーザー同士がさかんに交流しているんです。
『Fitbit』アプリのコミュニティー画面。運動から生活習慣まで、コミュニティの幅は広い。また、フレンド機能もあり、メッセージのやり取りも可能です。
Apple Watchにもアクティビティの達成度で競い、モチベーションを高める機能が搭載されています。
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