様々な場で活躍する高スペックヘッドマウントディスプレイ
VR、すなわちバーチャルリアリティを使用するシーンとはどのようなものでしょうか? 大抵の方は、その没入感を生かしたゲームのプレイや映像作品の鑑賞を思いつくでしょう。しかし、現在ではVRは各方面において縦横無尽の活躍を見せています。例えば、実際に家具を配置する前のインテリアデザインの検証、医療機器や重機の遠隔操作、レース&フライトシュミレーターなどなど。パーソナルな場に限らず、生活を豊かにする各種産業において重用されているのです。
しかしこれまでのヘッドセットでは、当然ながら投影されている映像に視野が限定されることに加え、画質が粗い、視野角が狭いため没入感に欠けるなどの欠点もありました。今回そんな課題を解決してくれたのが、JVCケンウッド。同社が有するテクノロジーを投入し、かつてない発想のVRヘッドセットを提案してくれたのです。
視野周辺のボケ、色収差がない圧倒的な没入感を実現したヘッドマウントディスプレイ
3月下旬に発売を控えた「HMD-VS1W」の最大の特徴は、独自開発のハーフミラーによるレンズを介さない映像の投影。直接映像を視認することが可能なため、視野周辺のボケ、色収差などとも無縁の自然な視野を提供してくれます。その視野の広さも特筆もので、肉眼での視野角と大差ない120度を実現。映像への没入感は、従来モデルの非ではありません。
また、本体前面部は透過型のハーフミラーを採用。映像を見ながらの、実際の計器の操作、マニュアルの確認を可能としています。これにより、レクチャー用の動画を流しつつのトレーニング&シミュレーションも難なく実施できるように。気分はまさに近未来。VRの新たな可能性を発見できる1機となっています。
「HMD-VS1W」は、業務用であり個人で楽しむには少々オーバースペックであるともいえるでしょう。しかし、レースやフライトシュミレーター愛好家なら気になる存在ですし、VR業界の最先端を垣間見ることができる、という点においては申し分ない名機。SF感すら漂う同機に一度触れれば、人に話したくなること請け合いです。
商品概要
・モデル名:HMD-VS1W
・価格:オープン価格
※受注生産品
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JVC公式製品ページ