1月27日、「カシオ・アシックス 価値共創事業発表会」がオンラインで開催され、ランナー向けパーソナルコーチングサービス『Runmetrix(ランメトリックス)』の提供を発表、両社による「価値共創事業」を本格的にスタートさせます。発表会に登壇したカシオ計算機代表取締役社長 樫尾和宏氏によると、今回発表されたサービスを契機に両社は共創事業への関与を深め、合弁会社の設立も予定しているとのことです。また、共創事業の第二弾としてウォーキングの新サービス「Walkmetrix(ウォークメトリックス)」の提供を今年10月に目指しているとし、世界No.1のランナー向けサービスに育てたいとしています。
発表会には両社の首脳が登壇。左から株式会社アシックス 執行役員 デジタルアライアンス推進室長 近藤孝明氏、株式会社アシックス 代表取締役社長 COO 廣田康人氏、カシオ計算機株式会社 代表取締役 社長 樫尾和宏氏、カシオ計算機株式会社 執行役員 スポーツ健康インキュベーションセンター長 井口敏之氏。
◆『Runmetrix』について
今回発表された『Runmetrix』は、ランナー向けパーソナルコーチングサービスで、ウェアラブルトラッカー「モーションセンサー」と専用アプリ『Runmetrix』を通し、ランナーの目的やレベルに合わせたパーソナルコーチングを実現。モーションセンサーを用いることでランニングに関する20種類以上もの指標を算出して走りの特徴を可視化し、改善点や練習プログラムなどを提示します。
「モーションセンサー」は、GPSや9軸センサーを搭載し、腰に装着して走ることで、走行距離やペース、ピッチ、ストライドに加えて、体幹の傾きや骨盤の回転、接地衝撃などフォームに関する指標を多数算出可能なうえ、重さはわずか40gで、バッテリーライフも20時間を誇ります。『Runmetrix』アプリは、3Dフォーム分析や改善のためのアドバイスを行い、練習プランや解析結果をもとに提示されるストレッチ、筋力トレーニングからなる「からだづくりプログラム」を作成してくれます。また、新たに発売される『G-SHOCK』(GSR-H1000AS)を活用すると、ランニング中にペースや距離、心拍などの情報も確認でき、モーションセンサーと連携することで、フォーム指標をリアルタイムで確認することや、フォームの乱れを検知して通知することも可能です。
アプリは1月27日に先行してリリースし、モーションセンサー『CMT-S20R-AS』単体、G-SHOCK『GSR-H1000AS』とモーションセンサー『CMT-S20R-AS』のセットは3月4日に発売されます。(※G-SHOCK『GSR-H1000AS』の単体発売はなし。)
●アプリケーション 『Runmetrix』 無料 1月27日公開
●モーションセンサー『CMT-S20R-AS』 1万4080円(税込)3月4日発売
●G-SHOCK/モーションセンサー『GSR-H1000AS-SET』 5万7000円(税込)3月4日発売
分かりやすくフォームをスコアで表示可能。フォームの改善点について、アニメーションを交えてアドバイスする。さらに目的に合わせたランニングプログラムが提案され、個人に合わせた専門的なアドバイスを誰でも手軽に受けることができる。
走行時間や距離、軌跡などの計測記録の管理やSNSとの連携機能も備え、通常のランニングアプリとしても活用可能。
G-SHOCK(GSR-H1000AS)はモーションセンサーと連携し、各種ランニングフォームに関連した指標をリアルタイムに確認可能。フォームに乱れが生じたときにはアラートで知らせてくれる。
『Runmetrix』の提供開始を記念して、“G-SHOCK”とコラボレーションしたランニングシューズを3月4日からアシックスオンラインストアおよびアシックス直営店各店で発売。メーカー希望小売価格は、1万7000円(税抜)。軽量性と反発性に優れたランニングシューズ「NOVABLAST(ノヴァブラスト)」のスペシャルカラーモデルで、両社の持つ先端テクノロジーとブランドイメージを表現したキーカラーを採用している。
●開発者の情熱が分かる記事を特別公開
『SmartWatchLife』では、2020年12月7日発売された『Smart Watch Life特別編集 スマートウォッチ完全ガイド』において、神戸にある「アシックススポーツ工学研究所」を訪れ、「モーションセンサー」のアシックスにおける開発拠点を取材しました。またその後、カシオの開発者を交え、両社のキーマン4人による合同リモートインタビューを行いました。本日の「モーションセンサー」の正式発表を受け、記事の全文を以下に特別公開します。「モーションセンサー」にかける開発者の方の熱い情熱を感じられる記事となっていますので、ぜひご覧ください。(取材は2020年11月に行われ、インタビューの内容や写真はまだ開発段階のものであり、開発者の肩書も取材当時のものです。)
●記事全文は以下をご覧ください。
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