2019年に発表された『Google』による『Fitbit』の買収は、情報独占の懸念から各国で審査が続いていましたが、1月14日、アメリカに続き日本の公正取引委員会でも条件付きで承認され買収が完了しました。
『Google』は『Fitbit』のデータを10年間広告に使わないことが条件に
『Google』による『Fitbit』の買収がようやく完了しました。2019年末の発表から買収完了までこれほど時間がかかったのは、『Google』の情報独占を懸念した各国当局の承認に時間がかかったため。今回『Fitbit』のデータを10年間は広告に使用しないことを条件に、欧州連合に続きアメリカ、日本の当局にも承認された形です。今回の買収で気になるのは『Fitbit』が『Google』陣営に加わることにより、これまで使っていたサードパーティのサービスや、iPhoneでの使用に制限がかかってしまうこと。これに対し、ジェームズ・パークCEO兼社長・共同創設者は次のようなコメントを発表しています。「画一的なアプローチに陥ることなく、Android と iOS の両方に対応するサービスを充実させていきます。(中略)また、Google は Fitbit ユーザーが引き続きサードパーティのサービスに接続することを許可します。つまり、お気に入りの健康管理アプリを、これまでと同様に Fitbit アカウントに接続できます」。CEOの声明を読む限り、『Fitbit』のユーザーはこれまで通りの使い方ができそうです。
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