Wear OS by Googleの元々の名称はAndroid Wear。
「Androidのスマートウォッチ向けOS」と考えてもらえればいいでしょう。
このWear OSの魅力を3つ紹介しつつ、Wear OS搭載のスマートウォッチを紹介していきます。
「Wear OS」を使うメリット
①高級ブランドからGalaxyまで、さまざまなブランドのスマートウォッチが選べる!
Apple Watchには「iPhoneユーザーしか使えない」という超巨大な弱点があります(Androidのスマートフォンだとペアリングもできないため)。
一方、Wear OSのスマートウォッチはと言うと、Androidユーザーなら使えますし、iPhoneにも対応したモデルもあります。
そしてWear OSは、開発したGoogleのスマートウォッチだけでなく、さまざまなブランドのスマートウォッチに搭載されています。
そのためブランドの選択の幅が非常に広いのがメリットです。
・TAG Heuer、MONTBLANCなどの高級ブランド
・EMPORIO ARMANI、DIESELなどのファッションブランド
・SKAGEN、FOSSILなどのカジュアル時計ブランド
・SamsungのGalaxyや中国のTicWatchなどのアジアのブランド
・SUUNTOのようなアウトドア時計ブランド
などなどがWear OSを搭載しており、そのラインナップは圧巻。
選択肢の幅とオシャレなスタイルで選ぶなら「Wear OS」に大きな魅力を感じるでしょう。
②多彩なアプリの導入ができて、ウォッチフェイスを自在に変えられる
スマートフォンのように、さまざまなアプリを追加できるのもWearOSの特徴です。
ちなみに多種多彩なアプリを追加できるスマートウォッチは、Wear OSのスマートウォッチかApple Watchのみ。
そのほかのブランドのスマートウォッチは、追加できるアプリは基本的に独自のアプリになり、機能の拡張性が限られてしまいます。
またApple WatchになくてWear OSにある魅力が、多彩なウォッチフェイスを追加できるアプリが用意されていること。
Apple Watchにもウォッチフェイスは様々な種類のものがありますが、便利に使えるのはAppleが用意した公式のウォッチフェイスのみ。
一方のWear OSにはWear OS以外のウォッチフェイスのアプリが無数にあり、自分でウォッチフェイスを作ることも可能です!
③Suica決済やVisaのタッチ決済ができるモデルも増えている
Suicaでの決済や各種タッチ決済が便利に使えるモデルはやはりApple Watchですが、Wear OSのスマートウォッチも最近はキャッシュレス対応が進行。
本家Googleの Pixel WatchやGalaxy Watchの最新モデルがSuicaに対応しているほか、そのほかのWear OSスマートウォッチも、Visaのタッチ決済等に対応しているモデルが増えています。
Visaのタッチ決済は現在はコンビニ各社でも使えるため、対応しているのは大きな魅力です!
ちなみにApple Watch以外のスマートウォッチはほぼAndroidでも使えます!
本記事では「WearOS by Google」搭載のスマートウォッチのみを紹介していますが、Apple Watch以外のブランドのスマートウォッチは、ほぼどれでもAndroidスマホで使えます。
ここには挙がっていないブランドでは、スポーツ~アウトドアに強いGarmin、ヘルスケアやフィットネスの機能は随一でSuicaにも対応するFitbit、国産ブランドのソニー「wena 3」、コスパの高いXiaomi、Amazfit、OPPOなどのスマートウォッチもAndroidユーザーにはオススメです。
下記リンク先で各ブランドのスマートウォッチをまとめて紹介していますので、ぜひそちらもチェックを!
【あわせて読みたい】
Wear OSスマートウォッチ15選
Galaxy Watch6
40mm グラファイト
50160円
Galaxyの最新スマートウォッチにして、Androidで使えるスマートウォッチとしては最高峰の機能を持ったモデル。
Galaxy Watch6は一般的なスマートウォッチに搭載されている機能を網羅的に搭載しています。
「Suica」「iD」「QUICPay」が使用可能になったことにより、その網羅ぶりはほぼ完璧になりました。
スマホの通知受け取り、音楽操作、天気予報といった日常の機能をハイレベルにつかえるほか、健康関連の機能もしっかり対応。
睡眠中の皮膚の温度も、設定をONにすれば測定が可能です。
またマイクとスピーカーも搭載しており、Googleアシスタントの音声入力も使えます!
OSがWear OS Powered by Samsungなので、Android系のアプリを追加して機能を拡張できる点も魅力です。
なおGalaxy Watch6シリーズには
・Galaxy Watch6の40mmモデルと44mmモデル
・Galaxy Watch6 Classicの43mmモデルと47mmモデル
が用意されています。詳細は下記のレビューにてチェックを!
詳細なレビューは下記の記事からどうぞ!
Galaxy Watch 5 40mm
Source:Amazon
Galaxy Watch 5 44mm
Source:Amazon
Galaxy Watch 5のスペックとしては下記のようになります。
Suica対応していない点が欠点というくらいで、それ以外には特に欠点らしい欠点もなく、何でもできるスマートウォッチです。
体組成計の機能など、他のスマートウォッチにはない独自の機能もあり、使い勝手も非常に素晴らしいモデルです。
詳細は以下のレビュー動画やレビュー記事もチェックを!
レビュー記事:Galaxy Watch 5使用レビュー。Apple Watchとガチで比較対象になる唯一のスマートウォッチを見つけた!
レビュー動画はこちら!
Google Pixel Watch 2
51800円
2022年の発売時に話題を読んだGoogleが作ったスマートウォッチの最新版。
基本性能は下で紹介している初代と同じですが、複数のポイントでアップデートがありました。
当サイトでも後日レビュー予定です!
Google Pixel Watch
¥33,400
2022年の発売時に話題を読んだGoogleが作ったスマートウォッチ。
「一般的なスマートウォッチにできること」は、ほぼ全てできると言って良いレベルで、Androidスマートフォン向けのスマートウォッチとしては、最高レベルの多機能差を持っています。
Suicaも使えますし、VISAのタッチ決済も使えます!
詳細なレビューのリンクも記載しますので、興味のある方はご一読を。
■搭載スペック
※下記の搭載スペックは編集部調べのデータになります
【動画レビューあり】Google Pixel Watchの使用感を専門サイトが徹底解説!Apple Watchとの比較も
モンブラン SUMMIT 3
実は以前からスマートウォッチをリリースしているモンブラン。
その最新モデルが2022年8月発表のSUMMIT 3です。
手作りの軽量チタニウム製ウォッチケースとモンブランの時計製造の歴史にインスパイアされた様々なウォッチフェイス、ハンドメイドのカーフレザーとラバーストラップを組み合わせ、上質感は抜群。
Wear OS by Google(TM)を搭載しており、ユーザーの機能面のニーズに対応する様々なアプリを採用しています。
サステナブルな紙製のパッケージで販売されています。
TicWatch Pro 5
¥49,999
TIcWatch(ティックウォッチ)は、グーグルが出資する中国の「Mobvoi社」が世界40カ国以上で展開するブランド。
またGoogleが出資しているため、「Wear OS by Google」 のスマートウォッチを製造販売しています。
最上位モデルのこのモデルは、Suicaに対応していない以外は、スマートウォッチの主だった機能が網羅的に搭載されています!
ここまで多機能なモデルはApple WatchやGalaxy Watch、Google Pixel Watchくらいなので、まあ多機能ですし、Android用スマートウォッチでは屈指の多機能さです。
登山などのアウトドア・アクティビティで役立つ気圧センサーを搭載しつつ、日常使用で通話や音声入力ができるマイク&スピーカーも搭載していて、クレジットカードのタッチ決済にも対応しているので、全部載せに近い勢いです。
FOSSIL GENERATION 6 SMARTWATCH
¥26,715
FOSSILと言えば、普通の腕時計でも大人気を博しているアメリカンブランド。
スマートウォッチにおいても、そのミニマルでスタイリッシュなルックスは、家電メーカーのスマートウォッチとは一線を画す出来。
そして、見た目だけではなく、機能も魅力的です。
本モデルは中でも高性能で、スマートウォッチから電話をかけたり・受けたりする機能も使えるなど、Suica決済以外の機能の多彩さは最高峰のレベルです。
日本での税込価格は¥38,500~¥39,600。Android™とiOS双方に対応しています。
Fossilのスマートウォッチ「Gen6」使用レビュー。最新&多彩な機能とクラシカルな腕時計のカッコよさを兼ね備えた最新モデル!
Galaxy Watch 5
¥38,99
Samsungが手掛けるスマートウォッチの最上位シリーズ。
2022年発売の本モデルですが、今でも十分にハイスペックです!
機能のオールラウンドさはApple Watch並みで、体組成データを検出可能など、一部はApple Watch以上の機能も搭載してます。
下記に使用レビューのリンクもありますので、興味のある方はご一読を!
Galaxy Watch 5使用レビュー。Apple Watchとガチで比較対象になる唯一のスマートウォッチを見つけた!
Galaxy Watch4
¥27,684
Wear OS Powered by Samsungを初搭載した2021年10月下旬に発売の最新スマートウォッチ。
2世代前のモデルですが、根強いファンが多いです。
約15秒で計測可能な体組成測定機能を搭載するなど、ヘルスケア機能は非常に充実。
eSIM対応LTE版スマートウォッチでもあり、スマートフォンが近くにない時でも、スマートウォッチ単体でスマートフォンと同じ番号で通話やLTEデータ通信が可能です!
キャッシュレス決済以外はスマートウォッチの主要機能をほぼ網羅しており、普段遣いのモデルとしては最上級のスマートウォッチといえそうです。
使用レビューはこちら!
Galaxy Watch4使用レビュー。「Apple Watchより便利な機能」が多数ある新Wear OS搭載のスマートウォッチ!
SKAGEN(スカーゲン) Falster Gen 6
¥19,168
Amazonで詳細を見る
デンマーク発、北欧時計ブームの先駆けとなったブランドがSKAGEN(スカーゲン)。
無駄を一切配したシンプルでモダンなデザインでまたたく間に人気になりました。
そのSKAGEN、「WearOS」を搭載したスマートウォッチも発売しています。
しかもSKAGENらしいデザイン的な魅力はそのまま。
ウォッチフェイスもシンプルなものが用意され、らしさ満点です。
プッシュボタンはカスタム可能なショートカットボタンになっており、使い勝手も上々。
SKAGENの特徴になっている、ミラネーゼブレスレットもそのままなのが嬉しいですね。
過去のシリーズ同様にWear OS by Google™を搭載しており、各種性能が大幅にアップグレードされています。
42mmのケースサイズで、シルバートーン、ローズゴールドトーン、チャコール、ブラックのケースカラーで計6品番で展開。
ストラップにはブランドのアイコンであるステンレススティールメッシュ、シリコン、レザーを使用しており、付け替え可能な20mm幅のストラップ/ブレスレットにも対応しています。
【使用レビューはこちら】
タグ・ホイヤー コネクテッド キャリバーE4
214,500円(税込)
公式サイト詳細を見る
スイスの名門高級腕時計ブランド「タグ・ホイヤー」も「WearOS」を搭載したスマートウォッチを出しています。
もちろん、高級ブランドにふさわしく、プライスは20万円を超えてしまいます。
大人にふさわしい「WearOS」採用機です。
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HUBLOT
今もっとも世界のセレブリティーに愛されている時計ブランドのひとつが『ウブロ』。異素材を組み合わせた立体的なケースが時計界に衝撃を与えた超高級ブランドです。
そんな『ウブロ』が手掛けるスマートウォッチが「ビッグ・バンE」。「ビッグ・バン」は『ウブロ』の人気を決定づけた代表モデルで、スマートウォッチになってもそのフォルムの美しさは健在。WearOS by Googleを搭載した機能面でも超本格派のスマートウォッチです。
上記は2021年に世界で1000本限定で発売されたUEFA EURO 2020 サッカー欧州選手権の開催記念モデル。価格は68万2000 円です。
ウブロはこの他にも様々なスマートウォッチをリリースしています!
【詳細な紹介記事はコチラ】
世界で1000本限定で価格は68万2000 円! ウブロの新作スマートウォッチ「ビッグ・バン e UEFA EURO 2020™」がスゴすぎる
TicWatch Pro 3 Ultra GPS
¥32,101
本製品も「Wear OS by Google」を搭載しており、「プロ」と名前に入っていることからも分かるように、できることの多さはスマートウォッチの世界でもトップクラスです!
なお、動画レビューもYou Tubeで下記のように掲載していますので、使用感の詳細などはこちらも合わせてチェックしてみてください!
TicWatch E3
¥23,999
Amazonで詳細を見る
基礎機能をしっかり備えた「E」シリーズの最新モデル。
デザインの洗練度もCPU等のスペックも大幅強化され、使い勝手は非常によくなった。
もちろんWear OS搭載で音声入力アシスタントなども使えます。
ケース幅は44mm、防水性はIP68、通常使用時のバッテリーの持ち時間は36時間、カラーはブラック。
FOSSIL CARLYLE HR Gen5
¥19,500
Amazonで詳細を見る
上で紹介したFOSSILのスマートウォッチの1世代前のモデルで、かなり安くなっています。
24時間持つバッテリーを持ちつつ、用途によって任意に変更できるバッテリーモードでもっと長時間駆動させることが出来ます。
さらに、水泳ができる防水性を備えながら、待望のスピーカーを装備。
Googleアシスタントが音声で応答してくれたり、時計本体から音楽を流せたり、時計でハンズフリー通話ができたりと、さらに魅力的な1本に進化しています。
【使用レビューはこちら!】
SUUNTO 7
『スント』はフィンランドが誇る精密ウエアラブル機器メーカー。
登山、ダイバーズなどの分野で、ガチガチのプロフェッショナルが使用するプロ計器を多くリリースしており、信頼性の高さは群を抜きます。
そんな『スント』がはじめてOSに「WearOS」を搭載したのが、こちらの「SUUNTO7」です。
こちらは登山やトレッキンに最高の体験をもたらしてくれるモデルで、地形の詳細や等高線がわかる無料のオフラインマップが試用でき、腕元でナビしてくれるスグレモノ。
今回新たに「WearOS」を搭載したことで、スマホとリンクし、LINEやメールなどの通知を腕元で受け取ることができ、アウトドアだけではなく、日常生活でも役立つのが魅力です。
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EMPORIO ARMANI ジェネレーション5 ART5024
¥16,500(72%OFF)
『エンポリオ アルマーニ』は言わずとしれたファッション界の帝王アルマーニが興したプレミアムアウトレットブランド。
そのため、モードが薫るファッション感度は、スマートウォッチの中でも最上級の出来を誇ります。
アートのようなシンプルなデザインは、持つ者に得も言えぬ満足感を与えてくれるます。
また、全体をマットブラックで統一しているため、スーツにもぴったりです。
デザインだけではなく、ハードもスゴイのがこのスマウォの特徴。
スピーカーを搭載し、「グーグルアシスタント」の機能をフル活用できますし、サードパーティのアプリもウォッチ上でダウンロードできます。
リリースから少し時間が経ったため、メチャクチャ安くなっています。
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「AppleWatch」では味わえない魅力にあふれる「WearOS」搭載のスマートウォッチ
スマートウォッチをリードしているのは間違いなく「AppleWatch」です。
でも、「WearOS」は「AppleWatch」とできることはほぼ同じで、しかも自分の好きなデザインをいろいろなブランドから選べるのは大きな魅力と言えます。
また、サードパーティーにカスタマイズが許されているので、多くのウォッチフェイスや日本語変換システムが開発されています。
スマートウォッチが欲しいけど、「AppleWatch」は人とかぶりそう、時計で自分の個性を発揮したい、いろいろカスタマイズしたいという人は「WearOS」搭載のスマートウォッチを考えてみてはいかがでしょう。
●執筆者:スマートウォッチライフ編集部
日本初のスマートウォッチのウェブメディア。編集部には50本以上のスマートウォッチがあり、スマートウォッチ・Apple Watchの選び方や入門者向けの記事を多く配信しています。日本唯一のスマートウォッチ専門ムック本『SmartWatchLife特別編集 最新スマートウォッチ完全ガイド』(コスミック出版)を出版したほか、編集長はスマートウォッチ専門家としてテレビ朝日「グッド!モーニング」や雑誌『anan』(マガジンハウス)にも出演。You Tube「スマートウォッチライフ」(チャンネル登録者6000人程度)でも各種レビューを行っています! ※本記事のリンクから商品を購入すると、売上の一部が販売プラットフォームより当サイトに還元されることがあります。掲載されている情報は執筆時点の情報になります。