2015年に「wear electronics naturally(自然に身に着けられるテクノロジー)」というコンセプトで発売されたソニーのwena(ウェナ)。
その第3世代にあたる「wena 3」が2020年11月に発売されました。
このwenaシリーズの特徴は、通常我々が「時計」と認識している文字盤の部分(wenaではヘッドと呼びます)は別売りで、バックル部分にスマートウォッチ機能を集約した時計バンドを「本体」と考えているところでしょう。
そしてwena 3が搭載している機能は、「活動ログが取れる」「スマートフォンの各種通知をbluetooth経由で腕元に受けられる」「電子マネー機能が付いている」などなど、スマートウォッチとしても非常に優秀。そのためwena 3は、ヘッド部分を自在に付け替えることが可能で、お気に入りの時計と組み合わせられるスマートウォッチなわけです。本記事では、wena 3を様々な時計のヘッド部分と組み合わせる方法を検証してみました。
自分のお気に入りの時計を「ヘッド」として使う
ラグ幅22mmの時計を持っている人なら、ワンタッチでwena 3に取り付けることができます。
ただ、一般の時計にラグ幅22mmというのは意外と少ないです。たとえば機械式腕時計の代名詞であるROLEXでは、ほとんどのモデルのラグ幅が20mm。サブマリーナやデイトナも20mmで、そのままwena 3を取り付けることはできません。また、オーデマピゲのロイヤルオークや、ウブロのビッグバンなどの人気時計は、ケースとラグが一体化しているタイプ。やはりwenaと組み合わせるのは難しそうです。
もちろん、ラグ幅22mm以外の時計を取り付けられないわけではありません。ROLEXのように20mmのラグ幅の時計や、レディースの18mmのラグ幅の時計に対応させたいときは、別売りのエンドピースを取り付けることで、自分が愛用している時計とwena 3を一体化できます。
そのためwena 3を購入する際、手持ちの機械式時計と一緒に使ってみたい人は、メタルバンドは専用「エンドピース」、レザーバンドはラグ幅に合わせた「レザーバンド」を購入いただければ自分の腕時計に取り付けられます。
ラバーバンドに関しては、「エンドピース」と「エンドピースコネクタ」を別途購入する必要があります。エンドピースやコネクタについては公式ページより詳細を確かめてください。
http://wena.jp/lineup/accessories.html
純正ヘッドのラインナップ
「wena」には別売りで純正のヘッド(時計部分)が数多くラインナップされており、それぞれが魅力ある製品になっています。ヘッドの内部はソニー製ではなく、その多くは日本のトップブランドのシチズン製。時計の製品としての信頼性も高いので、wena 3を購入する際はこの純正ヘッドを一緒に購入することもおすすめです。wenaの公式ページではヘッド部分について詳しい情報とラインナップが掲載されています。まずはこちらをチェックしてみてください。
スマートウォッチライフ編集部で入手した純正ヘッドは2種類あり、一つはインダストリアルデザイナーの山中俊治氏がデザインを手掛けた白い文字盤の「フォー・イン・ワン」モデル。もう一つが機械式(自動巻)ムーブメントのメカニカルモデルです。どちらも単体の時計としても魅力的な製品です。
WNW-HT31/B
wena Three Hands Premium Black -Oxford Edition-
価格:60,000円(+税)
インダストリアルデザイナーの山中俊治氏がデザインを手掛けた時計ヘッドで、ラグ幅は22mm。ムーブメントはセイコー製で、全パーツの研磨作業、針の取り付けや組み立ても全て手作業で実施しているそう。メタルバンドにもレザーバンドにもしっくり合う高いデザイン性が特徴です。
WH-TM01/B
Three Hands Mechanical Premium Black Head
54,880円(+税)
wenaブランド初の機械式高性能ムーブメント搭載モデルです。
ヘッド次第で大きく印象が変わる!
時計バンド部分にスマートウォッチ機能が集約されたwena 3はとても自由度の高い製品です。ヘッド部分には純正の魅力的なモデルがラインナップされていますし、ご自分のお気に入りの機械式腕時計をつけることもできます。まずはwena純正のモデルを一つ所有しておき、少し気分を変えたい時などにご自分の時計にチェンジしてみたり、別の純正ヘッドを購入するのが一番しっくりくる使い方なのだと感じました!
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